マイヒーロー
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「…という事があってな」
「あはは、それはちょっと面白い!」
ある日の昼下がり、私はエフラムとお城の庭の隅に腰を下ろして談笑していた。
彼からは元の世界での話をよく話してくれる。
エフラムに限った事ではないけれど、英雄達から聞く元の世界の話は本当に面白い。
「そこで何をしているんだ?」
後ろから突然聞こえてきた低い声に私達は振り返った。
「ヒーニアス王子。どうしたの?」
「…ナマエが見えたからな。声を掛けない訳にはいかないだろう」
彼は少しだけ目を逸らしながらそう言った。
「今、ナマエは俺と話しているんだが?」
「ああ、いたのかエフラム。悪いが全く気付かなかったな」
「お前……」
なんだろう…
こころなしか二人の間に火花が飛んでいるような気がする……
「ナマエ。エフラムより私とこれからどこかへ出掛けないか?」
「え?」
「おい、聞こえなかったのか。ナマエは俺と話してるんだぞ」
「エフラム、悪いが私はお前の意見ではなくナマエの意見を聞いているんだ」
「ちっちょっと、やめてよ二人とも!」
私は口論を始めようとする二人の間に割って入り仲裁に入った。
「もう…二人とも喧嘩ばっかりし過ぎ!どうしていつもそんな風になるのよ…」
「それは……」
「…ここまで無自覚とは……」
私がそう言うと二人は何故か頭を抱え出した。
あれ……私何か変な事言った…?
「これはどちらが先に彼女を我が物にできるか…ますます気が抜けないな」
「望むところだ…ナマエは絶対にルネスに連れ帰る」
そして再び火花を散らし始めた。
「…って、なんで!?」
「これは熱い戦いになるわね」
「そうね。兄上には頑張ってもらわないと…」
「お兄様だって負けないわよ?この戦い、どちらがナマエを家族に出来るかも賭かってるんだから!」
「ふふ、これは私達も勝負せざるを得ないようね…」
この光景を遠くから眺めていた妹二人の間にもまた、密かな戦いが生まれようとしている事など…私には知る由もない。
~end~
初ヒーニアス+エフラム夢でした。
ヒーニアスのお話はいつか書きたい書きたい思ってたんですけど、最初はエフラムと取り合いさせてみました笑
アプリでヒーニアスのLv40会話にある、国に迎えにれようとかもうプロポーズの言葉にしか聞こえないのは管理人の頭がドリーム過ぎるからか…((
「あはは、それはちょっと面白い!」
ある日の昼下がり、私はエフラムとお城の庭の隅に腰を下ろして談笑していた。
彼からは元の世界での話をよく話してくれる。
エフラムに限った事ではないけれど、英雄達から聞く元の世界の話は本当に面白い。
「そこで何をしているんだ?」
後ろから突然聞こえてきた低い声に私達は振り返った。
「ヒーニアス王子。どうしたの?」
「…ナマエが見えたからな。声を掛けない訳にはいかないだろう」
彼は少しだけ目を逸らしながらそう言った。
「今、ナマエは俺と話しているんだが?」
「ああ、いたのかエフラム。悪いが全く気付かなかったな」
「お前……」
なんだろう…
こころなしか二人の間に火花が飛んでいるような気がする……
「ナマエ。エフラムより私とこれからどこかへ出掛けないか?」
「え?」
「おい、聞こえなかったのか。ナマエは俺と話してるんだぞ」
「エフラム、悪いが私はお前の意見ではなくナマエの意見を聞いているんだ」
「ちっちょっと、やめてよ二人とも!」
私は口論を始めようとする二人の間に割って入り仲裁に入った。
「もう…二人とも喧嘩ばっかりし過ぎ!どうしていつもそんな風になるのよ…」
「それは……」
「…ここまで無自覚とは……」
私がそう言うと二人は何故か頭を抱え出した。
あれ……私何か変な事言った…?
「これはどちらが先に彼女を我が物にできるか…ますます気が抜けないな」
「望むところだ…ナマエは絶対にルネスに連れ帰る」
そして再び火花を散らし始めた。
「…って、なんで!?」
「これは熱い戦いになるわね」
「そうね。兄上には頑張ってもらわないと…」
「お兄様だって負けないわよ?この戦い、どちらがナマエを家族に出来るかも賭かってるんだから!」
「ふふ、これは私達も勝負せざるを得ないようね…」
この光景を遠くから眺めていた妹二人の間にもまた、密かな戦いが生まれようとしている事など…私には知る由もない。
~end~
初ヒーニアス+エフラム夢でした。
ヒーニアスのお話はいつか書きたい書きたい思ってたんですけど、最初はエフラムと取り合いさせてみました笑
アプリでヒーニアスのLv40会話にある、国に迎えにれようとかもうプロポーズの言葉にしか聞こえないのは管理人の頭がドリーム過ぎるからか…((
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