マイヒーロー
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※覚醒ネタバレ注意
“ナマエ…君は僕が一生守るよ。…僕と…結婚してください。”
この世界で出会ったルフレと婚約を交わしたのはつい最近。
戦いが終わって平和が訪れたら…
ルフレは私を彼の世界へ連れて行き、そこで一緒に暮らそうと言ってくれた。
「……よし…」
私は幸せな気分から切り替え、今日も異界から力を借りるため英雄を召喚しようとした。
「っ……」
目の前で眩しい光が広がり、思わず目を閉じる。
そして何かが地面に着地する音…
「ん…あれ……?ここは……」
女の子の声が聞こえ、光が収まったところで私は目を開いた。
「…え…?」
そこには何故かルフレと同じ服装、私と同じ髪色をした女の子が立っていたのだ。
「私は一体………!」
彼女は私の存在に気付くと、目を大きく見開いて凝視してきた。
「あ…急に呼び出したりなんかしてごめんなさい。私は__」
「もしかして…私の母さんですか?」
突然、私が最後まで言い終わる前に彼女はそう尋ねてきた。
「え…?母さん?私が、あなたの?」
「やっぱり間違いない…この指輪…きっと貴女が私の母さんよ!」
「ちょ、あの…!?」
女の子は私の左手を手に取ると、薬指に嵌めてある指輪をじっと見つめていた。
「あっ貴女は?一体何者なの…?」
「 え…?何言ってるの?貴女は私の母さんでしょう?」
「ナマエ?どうかしたのかい?」
するとそこへルフレが私達の元へ駆け寄って来てくれた。
「ルフレ…!ちょうど良かった、実は__」
「父さんっ!?ああ、父さんなのね!」
今度はルフレを見つけると、私を見た時と同じように瞳を輝かせて彼の両手を握った。
「とっ父さん!?え、きっ君は?ナマエ、この子は一体…」
「実は…」
私はルフレにさっき起きた出来事を全て話した。
「えーと…彼女はナマエの事を母さん、僕の事を父さんって呼んだんだよな……それってつまりルキナと同じ…」
「まさか父さんにも会えるなんて思ってなかったわ!でも、二人とも少し若返った?」
私とルフレは思わず顔を合わせた。
やっぱり、この子は…
「…なあ、君の名前は何て言うんだ?」
「やだなあ、二人共もしかしてマークって名前も忘れちゃった?ほら、早く家に帰ろうよ!…あれ?家ってどこだっけ……」
そう言う彼女…マークの様子を見て私達は確信した。
「…マーク、貴女はきっと未来から来たのよ」
「え?私が、未来から…?ええぇぇぇ!?」
案の定、マークはとても驚いた様子だった。
「説明が遅れちゃったけど、私が未来から貴女を召喚させてもらった事になるのよ。もしも本当に私達の子供が貴女なら…」
「この時代では、マークはまだ生まれてもないんだ」
「ほ、ほんとに…?でも、そんな事って……」
マークは私達が話した事に動揺を隠せないみたいだった。
「今すぐに信じなくてもいい。こうやって召喚を通してこの世界で会えた以上、ここで一緒に過ごしていこう。ここで過ごしていくうちに失くした記憶も取り戻せるかもしれないからな…」
ルフレがそう言葉を掛けると、マークはやっと安心出来たのかホッとした表情を浮かべていた。
「それにしても…この世界は一体どんなところなの?どうして私は母さんに召喚されたの?」
「それは……」
私はマークにこの世界に召喚した理由、この世界の現状を全て話した。
「そんな大変な事になってたのね、この世界は…でも、私も英雄として呼ばれたのが一番びっくりしたわ!」
心なしか、マークの目が輝いているように見えた。
「…あ、この時代で私がまだ生まれてないって事は…もうすぐ母さんのお腹の中に私が出来るって事!?」
「え…」
急にそう言われて思わず赤くなる。
「そうだな。近いうちにそうなるのは確実…だよな?」
「っ…!ルフレ!!」
意地悪な笑みを浮かべてそう言ったルフレに私は軽くパンチをお見舞いした。
けど…いつか家族三人で過ごせる、そんな幸せな未来を夢見たのも
確かだったんだ………
~end~
そういえば、ルフレと結婚するとマークが出来るな~と思ったのがきっかけでマークを召喚してしまいました笑
覚醒ではマークはマイユニの結婚相手の事は忘れている設定でしたが、今回は覚えているという設定でお願いしますm(_ _)m
“ナマエ…君は僕が一生守るよ。…僕と…結婚してください。”
この世界で出会ったルフレと婚約を交わしたのはつい最近。
戦いが終わって平和が訪れたら…
ルフレは私を彼の世界へ連れて行き、そこで一緒に暮らそうと言ってくれた。
「……よし…」
私は幸せな気分から切り替え、今日も異界から力を借りるため英雄を召喚しようとした。
「っ……」
目の前で眩しい光が広がり、思わず目を閉じる。
そして何かが地面に着地する音…
「ん…あれ……?ここは……」
女の子の声が聞こえ、光が収まったところで私は目を開いた。
「…え…?」
そこには何故かルフレと同じ服装、私と同じ髪色をした女の子が立っていたのだ。
「私は一体………!」
彼女は私の存在に気付くと、目を大きく見開いて凝視してきた。
「あ…急に呼び出したりなんかしてごめんなさい。私は__」
「もしかして…私の母さんですか?」
突然、私が最後まで言い終わる前に彼女はそう尋ねてきた。
「え…?母さん?私が、あなたの?」
「やっぱり間違いない…この指輪…きっと貴女が私の母さんよ!」
「ちょ、あの…!?」
女の子は私の左手を手に取ると、薬指に嵌めてある指輪をじっと見つめていた。
「あっ貴女は?一体何者なの…?」
「 え…?何言ってるの?貴女は私の母さんでしょう?」
「ナマエ?どうかしたのかい?」
するとそこへルフレが私達の元へ駆け寄って来てくれた。
「ルフレ…!ちょうど良かった、実は__」
「父さんっ!?ああ、父さんなのね!」
今度はルフレを見つけると、私を見た時と同じように瞳を輝かせて彼の両手を握った。
「とっ父さん!?え、きっ君は?ナマエ、この子は一体…」
「実は…」
私はルフレにさっき起きた出来事を全て話した。
「えーと…彼女はナマエの事を母さん、僕の事を父さんって呼んだんだよな……それってつまりルキナと同じ…」
「まさか父さんにも会えるなんて思ってなかったわ!でも、二人とも少し若返った?」
私とルフレは思わず顔を合わせた。
やっぱり、この子は…
「…なあ、君の名前は何て言うんだ?」
「やだなあ、二人共もしかしてマークって名前も忘れちゃった?ほら、早く家に帰ろうよ!…あれ?家ってどこだっけ……」
そう言う彼女…マークの様子を見て私達は確信した。
「…マーク、貴女はきっと未来から来たのよ」
「え?私が、未来から…?ええぇぇぇ!?」
案の定、マークはとても驚いた様子だった。
「説明が遅れちゃったけど、私が未来から貴女を召喚させてもらった事になるのよ。もしも本当に私達の子供が貴女なら…」
「この時代では、マークはまだ生まれてもないんだ」
「ほ、ほんとに…?でも、そんな事って……」
マークは私達が話した事に動揺を隠せないみたいだった。
「今すぐに信じなくてもいい。こうやって召喚を通してこの世界で会えた以上、ここで一緒に過ごしていこう。ここで過ごしていくうちに失くした記憶も取り戻せるかもしれないからな…」
ルフレがそう言葉を掛けると、マークはやっと安心出来たのかホッとした表情を浮かべていた。
「それにしても…この世界は一体どんなところなの?どうして私は母さんに召喚されたの?」
「それは……」
私はマークにこの世界に召喚した理由、この世界の現状を全て話した。
「そんな大変な事になってたのね、この世界は…でも、私も英雄として呼ばれたのが一番びっくりしたわ!」
心なしか、マークの目が輝いているように見えた。
「…あ、この時代で私がまだ生まれてないって事は…もうすぐ母さんのお腹の中に私が出来るって事!?」
「え…」
急にそう言われて思わず赤くなる。
「そうだな。近いうちにそうなるのは確実…だよな?」
「っ…!ルフレ!!」
意地悪な笑みを浮かべてそう言ったルフレに私は軽くパンチをお見舞いした。
けど…いつか家族三人で過ごせる、そんな幸せな未来を夢見たのも
確かだったんだ………
~end~
そういえば、ルフレと結婚するとマークが出来るな~と思ったのがきっかけでマークを召喚してしまいました笑
覚醒ではマークはマイユニの結婚相手の事は忘れている設定でしたが、今回は覚えているという設定でお願いしますm(_ _)m
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