マイヒーロー
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
※echoesネタバレ注意
「あ、ナマエ~!」
名前を呼ばれ振り返れば、デューテが笑顔でこちらに手を振り走ってきた。
「デューテ。どうしたの?」
「うん、ちょっとナマエに話したい事があって」
「話したい事?」
デューテは周りをきょろきょろと見回すと、急に小さな声で話し始めた。
「あのね…ナマエってルカの事好きなんでしょ?」
「なっ……」
急に図星を突かれ思わず顔が赤くなる。
「なんで…」
「ふふーん、ナマエを見れば分かるもん!それでそのルカの事なんだけどね…」
「ルカ、元の世界に仲の良かった女の人がいるらしいんだ」
彼女のその一言で私の胸が締め付けられるのが分かった。
「え……」
「ああ、別にナマエがルカとくっつかないようにしてる訳じゃないからね!?ただ、こういう情報って言っておいた方がいいのかなと思って…」
「…その話は誰から……?」
「なんかね、パイソン…あ、元の世界にいた仲間がルカとそんな話してるの聞こえちゃって。ルカが暮らしてた故郷でその女の人がいるらしいんだけど…でも、特に会いたいって感情はないって言ってたよ!」
デューテが話してくれた事に少しだけ安心出来たけど…
心のモヤモヤが晴れた訳ではない。
「そっか…わざわざありがとう、デューテ」
「えっと…ナマエ、怒ってない?ボクがこんな事話したりして…」
「ううん、怒ってなんかないよ。ただ…ちょっと驚いたというか……でも、ルカの事少し知れて嬉しい気持ちもあるんだ」
「ナマエ……」
するとデューテは私にぎゅっと抱き付いてきた。
「デューテ?」
「ナマエにはボクがいるからかね!ボクはいつでもナマエが大好きだから!」
そう言われると、私を抱き締める彼女の腕に力が入ったのを感じた。
「デューテ…ふふ、ありがとう。私も大好きだよ」
「二人で何をされてるんですか?」
突然いつの間に現れたのかルカが私達の様子を見て聞いてきたのだ。
「ルっルカ…!?いつの間に…」
「たった今ここを通りかかったので、つい…お邪魔でしたか?」
すると私から離れたデューテがルカに向き直り口を開いた。
「正直、ルカにナマエを取られるのは悔しいけど…でも、ナマエが幸せなら仕方ない!ルカ、ナマエの事泣かせたら承知しないからね!!」
それだけ伝えると、デューテは私にウインクをしてこの場から去ってしまった。
「?彼女は一体…」
「きっ気にしないで!こっちの話だから…」
「………」
ルカは私の事をじっと見つめると、私の頬に手を添えて顔を上に上げさせた。
「何か…言われたんですか?私の事で……」
「!」
何で…分かってしまうのだろう。
どんな事にも鋭い彼にはやっぱり、隠し事なんて出来ないのかな…
「…実はね、ルカには故郷に仲の良い女の人がいるって聞いて……」
「……ナマエはそれで私の事を諦めたりしてしまいますか?」
「え……」
次の瞬間、私はルカの腕の中に収まっていた。
「私はそんな事にはなって欲しくないです。せっかく貴女と想い合えるかもしれないのに…」
「ルカ…?その…私の気持ち、知って……」
彼は私がそう聞くと、視線を合わせてふっと微笑んだ。
「好きな人をずっと見ているんですから、自ずと貴女の気持ちも分かってくるものですよ」
「!!」
その言葉で顔が熱くなるのと同時に、舞い上がるような嬉しさが込み上げてくるのも感じた。
「わっ私なんかで本当にいいの…?ルカには…幼馴染みの女の人がいるのに……」
「何を言ってるんですか。彼女には私がナマエに抱いているような感情はありません。貴女じゃないと…駄目なんですよ」
「ルカ……!」
ルカが見せる優しい笑顔に、私は思わず彼の首に腕を回して抱き付いてしまった。
こうして彼と結ばれる事が出来たのも
小さな可愛らしいキューピッドのおかげかもしれない…なんてね。
~end~
echoesでルカとパイソンの支援会話を見て思い付きました。
支援会話の中では、ルカは幼馴染みの女性に対して特に恋愛感情は持っていなさそうでしたが…実際どうなんでしょうかね…笑
「あ、ナマエ~!」
名前を呼ばれ振り返れば、デューテが笑顔でこちらに手を振り走ってきた。
「デューテ。どうしたの?」
「うん、ちょっとナマエに話したい事があって」
「話したい事?」
デューテは周りをきょろきょろと見回すと、急に小さな声で話し始めた。
「あのね…ナマエってルカの事好きなんでしょ?」
「なっ……」
急に図星を突かれ思わず顔が赤くなる。
「なんで…」
「ふふーん、ナマエを見れば分かるもん!それでそのルカの事なんだけどね…」
「ルカ、元の世界に仲の良かった女の人がいるらしいんだ」
彼女のその一言で私の胸が締め付けられるのが分かった。
「え……」
「ああ、別にナマエがルカとくっつかないようにしてる訳じゃないからね!?ただ、こういう情報って言っておいた方がいいのかなと思って…」
「…その話は誰から……?」
「なんかね、パイソン…あ、元の世界にいた仲間がルカとそんな話してるの聞こえちゃって。ルカが暮らしてた故郷でその女の人がいるらしいんだけど…でも、特に会いたいって感情はないって言ってたよ!」
デューテが話してくれた事に少しだけ安心出来たけど…
心のモヤモヤが晴れた訳ではない。
「そっか…わざわざありがとう、デューテ」
「えっと…ナマエ、怒ってない?ボクがこんな事話したりして…」
「ううん、怒ってなんかないよ。ただ…ちょっと驚いたというか……でも、ルカの事少し知れて嬉しい気持ちもあるんだ」
「ナマエ……」
するとデューテは私にぎゅっと抱き付いてきた。
「デューテ?」
「ナマエにはボクがいるからかね!ボクはいつでもナマエが大好きだから!」
そう言われると、私を抱き締める彼女の腕に力が入ったのを感じた。
「デューテ…ふふ、ありがとう。私も大好きだよ」
「二人で何をされてるんですか?」
突然いつの間に現れたのかルカが私達の様子を見て聞いてきたのだ。
「ルっルカ…!?いつの間に…」
「たった今ここを通りかかったので、つい…お邪魔でしたか?」
すると私から離れたデューテがルカに向き直り口を開いた。
「正直、ルカにナマエを取られるのは悔しいけど…でも、ナマエが幸せなら仕方ない!ルカ、ナマエの事泣かせたら承知しないからね!!」
それだけ伝えると、デューテは私にウインクをしてこの場から去ってしまった。
「?彼女は一体…」
「きっ気にしないで!こっちの話だから…」
「………」
ルカは私の事をじっと見つめると、私の頬に手を添えて顔を上に上げさせた。
「何か…言われたんですか?私の事で……」
「!」
何で…分かってしまうのだろう。
どんな事にも鋭い彼にはやっぱり、隠し事なんて出来ないのかな…
「…実はね、ルカには故郷に仲の良い女の人がいるって聞いて……」
「……ナマエはそれで私の事を諦めたりしてしまいますか?」
「え……」
次の瞬間、私はルカの腕の中に収まっていた。
「私はそんな事にはなって欲しくないです。せっかく貴女と想い合えるかもしれないのに…」
「ルカ…?その…私の気持ち、知って……」
彼は私がそう聞くと、視線を合わせてふっと微笑んだ。
「好きな人をずっと見ているんですから、自ずと貴女の気持ちも分かってくるものですよ」
「!!」
その言葉で顔が熱くなるのと同時に、舞い上がるような嬉しさが込み上げてくるのも感じた。
「わっ私なんかで本当にいいの…?ルカには…幼馴染みの女の人がいるのに……」
「何を言ってるんですか。彼女には私がナマエに抱いているような感情はありません。貴女じゃないと…駄目なんですよ」
「ルカ……!」
ルカが見せる優しい笑顔に、私は思わず彼の首に腕を回して抱き付いてしまった。
こうして彼と結ばれる事が出来たのも
小さな可愛らしいキューピッドのおかげかもしれない…なんてね。
~end~
echoesでルカとパイソンの支援会話を見て思い付きました。
支援会話の中では、ルカは幼馴染みの女性に対して特に恋愛感情は持っていなさそうでしたが…実際どうなんでしょうかね…笑
17/129ページ