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「やあ、ナマエ。今日も綺麗だね」
お城のエントランスで会ったのはセリカのお兄さんであるコンラートさん。
彼は私を見つけるなりいつもそう言ってくれる。
「コンラートさん…それは、どうも……」
「?どうしたの?元気が無いようだけど…」
そう言って私の顔を覗き込む彼に私は反射的に距離を取った。
それは決して嫌な意味ではなく、寧ろ…
「すっすみません…!本当、大丈夫なので……それじゃあ…!」
「あ、ナマエ!」
私は振り返る事もなくその場を走り去って行った。
「またやっちゃった……ダメだなぁ…」
人気のない中庭のベンチに一人腰をかけてはため息を吐く。
私はコンラートさんが好きだ。
それは英雄としてではなく、一人の男性として…
普段はすごく優しくて明るい人だけど、仮面を付ければもはや別人のように人格が変わる。
そのギャップも含めて私は彼に恋をしてしまっているのだ。
でも…一つモヤッとする事がある。
それはさっき彼が言っていた"今日も綺麗だね"という言葉。
あの言葉は私以外にも彼の妹…セリカにも言っているのだ。
普通、好きな人からそんな事言われたら嬉しいものだろう。
だけど…私の場合、それはただの社交辞令なんじゃないかと思ってしまう。
こうして召喚士と英雄という関係上、仕方なく私にも言ってくれているものなのだろう、と…
コンラートさんがセリカの事を本当に大切にしているのはよく分かる。
その妹愛はちょっと過激過ぎるかもしれないけど…
だからこそ妹に対して心からそう思っている事を、そう簡単に他人に言ってしまってもいいものかと思ってしまう。
「あら、ナマエ?こんなところでどうしたの?」
「セリカ…」
通りかかったのか、丁度セリカが私に声を掛けてくれた。
「ちょっと…考え事かな……」
「…もし良かったら話してくれない?何か力になれるかもしれないわ」
彼女が純粋にそう思ってくれているのが分かるから、私は相談してみようと口を開く。
「あのね…コンラートさんの事、なんだけど…」
「お兄様の?」
私はコクリと頷いて続きを話す。
「彼、セリカにいつも綺麗だねって言っているでしょう?それを私にも言ってくれるから…その、どう受け止めたら良いか分からなくて……」
そう言えばセリカは少し驚いたような表情をした後、嬉しそうに微笑んだのだ。
「要するに、他の女性に言っているのが複雑って事よね?」
「え…!?」
あまりにも的を射過ぎている返答に思わず反応してしまう。
「ふふ、やっぱりね。ナマエは分かりやすいから」
「え…そう、なの…?」
「ええ。見ていて可愛らしいわ」
他の人から見てそんな分かりやすい態度してた?私…
だとしたら、それって…コンラートさんにもバレてるんじゃ……!?
「心配しなくてもいいわよ。お兄様は結構鈍感なところがあるから」
「そっそうなんだ…」
一瞬、心の中読まれたのかと…
セリカには何でもお見通しな感じがするよ……
「本題に戻るけど…私に言っている綺麗と貴女に言っている綺麗は意味が全然違うと思うの」
「意味が違う?」
綺麗の意味が違うって…どういう事だろう。
「具体的に言うと、そうね…私に対する綺麗は家族として、妹として言ってくれているのが分かる。ナマエに対しての綺麗は…仲間以上の意味が込められているんじゃないかしら」
「仲間以上の…」
仲間以上……それってどんな立ち位置なんだろうか。
仲間よりも上の段階って?
やっぱり召喚士という立場上、社交辞令として言ってくれているって事なのかな……
「あ…噂をすればね。私はここで失礼させてもらうわ。あんまり良いアドバイスが出来なかったかもしれないけど……」
「ううん、そんな事ない。ありがとうセリカ」
彼女と手を振り合い別れると、そこへ入れ違うようにコンラートさんが私の元へ歩いてきた。
「え…コンラートさん!?」
「ここにいたんだね。急にどこかに行っちゃうから探したんだよ~」
普通に私の隣に腰を下ろしたため心臓の鼓動が一気に加速する。
「あの…さっきはごめんなさい…!失礼でしたよね……」
「え?あぁ、特に気にしてないから大丈夫だよ。君の体調が悪かったりしてなくて良かった」
そう言って笑う彼に胸がきゅっと締まるのを感じた。
本当、この人は優しいなぁ……
「ねえ、少し僕の話をきいてくれる?」
「え…?もっもちろん…!」
私がそう返すとコンラートさんは嬉しそうに笑う。
そして静かに話し始めた。
「僕ね、最近気になる子がいるんだ。女の子なんだけど、その子はいつも頑張り屋さんでしっかりしてて…だけど僕の気持ちなんかにはちっとも気付いてくれないんだ。今までアンテーゼ以外の子にはあまり興味がなかったんだけど…こんな気持ちになったのは初めてだよ」
まさか…
まさか想い人から直接恋の相談をされるとは思ってもみなかった。
突然襲ってきたあまりのショックにどう返したらいいのか分からず、ただ動揺する事しか出来ない。
「僕、これでも結構アプローチしてる方だと思うんだけどなぁ……ねえ、ナマエはどう思、う……」
コンラートさんの言葉が徐々に途切れていった。
そして私の顔を覗き込む彼の顔はひどく驚いている。
「え、えぇ!?どうして泣いているんだい…?」
「え……?」
言われて初めて気が付いた。
自分の目から涙が溢れ出ている事に。
「あれ…何でだろう……っ、可笑しいですね、こんな…!あはは…ッ……」
拭っても拭っても出てくる涙はどんどん袖を濡らしていく。
もう彼の顔なんて見れない……
いっその事このまま消えていなくなりたいくらいだ。
お願いだから…私の前で貴方の好きな人の話を幸せそうにしないで………
「ナマエ」
ふと名前を呼ばれた途端、私の体は抱き締められていた。
…コンラートさんの大きな腕によって。
「コンラート、さん…?」
「泣かないで…君の泣き顔を見てると僕まで泣いてしまいそうになるよ……」
そう言う彼の顔はとても悲しそうで…
私は少しムキになり彼の胸を押し返した。
「他に好きな人がいるのに…どうしてこんな事するんですか…そんなに、私を弄ぶのが楽しいですか…!?」
思わずその場に立ち上がると、感情に任せてそう捲し立ててしまう。
彼の優しすぎる優しさは…時に残酷だ。
「まっ待ってよ…!他に好きな人がいるって…もしかして勘違いしてる?」
慌ててそんな事を言われ一瞬落ち着きを取り戻す。
勘違い…?何を……?
「僕の好きな人…ナマエの事、なんだけど……」
コンラートさんは照れ臭そうにそう言った。
その瞬間、あれだけ止まらなかった涙が止まって思考も停止する。
今の…聞き間違い…じゃ……?
「あ、まさか今のも本気だって信じてくれてない?」
「そ…れは……」
だって…いきなりそんな事言われてすぐに信じられるものじゃない……
「じゃあ、これで分かってくれるかな…」
コンラートさんはそう言うと私に手を伸ばしそのまま抱き締めてきた。
突然の事に驚きを隠せないでいると彼は私の耳元でこう囁く。
「君が好きだよ、ナマエ。僕の…恋人になって欲しい」
それを聞いて一度止まった涙がまた溢れだす。
私、この人に泣かされてばっかりだ……
「ナマエ!?あわわ…どうすれば泣き止んでくれるかな…!?」
そして再び慌て出すコンラートさんに今度はおかしさが込み上げてきて…
「ふ…あはは…っ……!」
「!……やっと笑ってくれたね」
思わず吹き出してしまえば、彼は嬉しそうにして私の頬を流れる涙を拭ってくれる。
大きくて、温かい…なんて安心するんだろう。
「私も…私も、コンラートさんが好きです。ずっと前から……だから、こちらこそよろしくお願いします…っ!」
「!!やったあぁぁ!!」
今度は抱き上げられてその場でくるくると回り出す。
それが何とも彼らしくて、気付けば涙も止まり私も心から笑っていた。
「嬉しい…嬉しいよ、ナマエ!夢みたいだ。初めて好きになった人が僕の恋人になってくれるなんて…!」
「私が貴方の初恋…だったんですか?」
私がそう聞けば彼はうん、と頷く。
「王宮を離れて村で暮らしていた頃、そこに同じ年頃の女の子も居たけれど、別に異性として好きになった事はなかったんだ。でも、こうしてこの世界で君に会えて…僕は初めて恋を知る事ができたんだよ」
「そう、だったんですね…」
どうしよう…普通に嬉しい。
私は嬉しさから頬が緩んでしまう。
「僕、正直アンテーゼ以上に綺麗な子は居ないと思ってたんだけど…今は君が一番綺麗だよ」
「!だから私にも綺麗だなんて言って…」
コンラートさんは社交辞令なんかじゃなく、本当にそう思って言ってくれてたって事…だよね?
セリカが言っていた意味が違うって、こう言う事だったんだ……
「…それを言うなら、コンラートさんだって一番カッコいいです」
「!あ…急に言われたからビックリしちゃった……」
「でも、コンラートさんだって急に言ってきますよね?」
「あはは、本当だ」
そう言ってお互い笑い合う。
そして目が合えば逸らす事なく真っ直ぐに見つめ合うんだ。
「本当に好き…大好きだよ、ナマエ。ずっと僕の傍にいてね」
「はい、もちろんです。私も貴方が大好きですから……」
ゆっくりと近付く顔に目を閉じれば、唇には優しい温かさが触れるのだった。
~end~
初コンラート夢でした!
ベタすぎる話な上、結構長くなってしまった…すみません汗
今度はバレンタインバージョンでもっとイチャイチャさせたいですね~
お城のエントランスで会ったのはセリカのお兄さんであるコンラートさん。
彼は私を見つけるなりいつもそう言ってくれる。
「コンラートさん…それは、どうも……」
「?どうしたの?元気が無いようだけど…」
そう言って私の顔を覗き込む彼に私は反射的に距離を取った。
それは決して嫌な意味ではなく、寧ろ…
「すっすみません…!本当、大丈夫なので……それじゃあ…!」
「あ、ナマエ!」
私は振り返る事もなくその場を走り去って行った。
「またやっちゃった……ダメだなぁ…」
人気のない中庭のベンチに一人腰をかけてはため息を吐く。
私はコンラートさんが好きだ。
それは英雄としてではなく、一人の男性として…
普段はすごく優しくて明るい人だけど、仮面を付ければもはや別人のように人格が変わる。
そのギャップも含めて私は彼に恋をしてしまっているのだ。
でも…一つモヤッとする事がある。
それはさっき彼が言っていた"今日も綺麗だね"という言葉。
あの言葉は私以外にも彼の妹…セリカにも言っているのだ。
普通、好きな人からそんな事言われたら嬉しいものだろう。
だけど…私の場合、それはただの社交辞令なんじゃないかと思ってしまう。
こうして召喚士と英雄という関係上、仕方なく私にも言ってくれているものなのだろう、と…
コンラートさんがセリカの事を本当に大切にしているのはよく分かる。
その妹愛はちょっと過激過ぎるかもしれないけど…
だからこそ妹に対して心からそう思っている事を、そう簡単に他人に言ってしまってもいいものかと思ってしまう。
「あら、ナマエ?こんなところでどうしたの?」
「セリカ…」
通りかかったのか、丁度セリカが私に声を掛けてくれた。
「ちょっと…考え事かな……」
「…もし良かったら話してくれない?何か力になれるかもしれないわ」
彼女が純粋にそう思ってくれているのが分かるから、私は相談してみようと口を開く。
「あのね…コンラートさんの事、なんだけど…」
「お兄様の?」
私はコクリと頷いて続きを話す。
「彼、セリカにいつも綺麗だねって言っているでしょう?それを私にも言ってくれるから…その、どう受け止めたら良いか分からなくて……」
そう言えばセリカは少し驚いたような表情をした後、嬉しそうに微笑んだのだ。
「要するに、他の女性に言っているのが複雑って事よね?」
「え…!?」
あまりにも的を射過ぎている返答に思わず反応してしまう。
「ふふ、やっぱりね。ナマエは分かりやすいから」
「え…そう、なの…?」
「ええ。見ていて可愛らしいわ」
他の人から見てそんな分かりやすい態度してた?私…
だとしたら、それって…コンラートさんにもバレてるんじゃ……!?
「心配しなくてもいいわよ。お兄様は結構鈍感なところがあるから」
「そっそうなんだ…」
一瞬、心の中読まれたのかと…
セリカには何でもお見通しな感じがするよ……
「本題に戻るけど…私に言っている綺麗と貴女に言っている綺麗は意味が全然違うと思うの」
「意味が違う?」
綺麗の意味が違うって…どういう事だろう。
「具体的に言うと、そうね…私に対する綺麗は家族として、妹として言ってくれているのが分かる。ナマエに対しての綺麗は…仲間以上の意味が込められているんじゃないかしら」
「仲間以上の…」
仲間以上……それってどんな立ち位置なんだろうか。
仲間よりも上の段階って?
やっぱり召喚士という立場上、社交辞令として言ってくれているって事なのかな……
「あ…噂をすればね。私はここで失礼させてもらうわ。あんまり良いアドバイスが出来なかったかもしれないけど……」
「ううん、そんな事ない。ありがとうセリカ」
彼女と手を振り合い別れると、そこへ入れ違うようにコンラートさんが私の元へ歩いてきた。
「え…コンラートさん!?」
「ここにいたんだね。急にどこかに行っちゃうから探したんだよ~」
普通に私の隣に腰を下ろしたため心臓の鼓動が一気に加速する。
「あの…さっきはごめんなさい…!失礼でしたよね……」
「え?あぁ、特に気にしてないから大丈夫だよ。君の体調が悪かったりしてなくて良かった」
そう言って笑う彼に胸がきゅっと締まるのを感じた。
本当、この人は優しいなぁ……
「ねえ、少し僕の話をきいてくれる?」
「え…?もっもちろん…!」
私がそう返すとコンラートさんは嬉しそうに笑う。
そして静かに話し始めた。
「僕ね、最近気になる子がいるんだ。女の子なんだけど、その子はいつも頑張り屋さんでしっかりしてて…だけど僕の気持ちなんかにはちっとも気付いてくれないんだ。今までアンテーゼ以外の子にはあまり興味がなかったんだけど…こんな気持ちになったのは初めてだよ」
まさか…
まさか想い人から直接恋の相談をされるとは思ってもみなかった。
突然襲ってきたあまりのショックにどう返したらいいのか分からず、ただ動揺する事しか出来ない。
「僕、これでも結構アプローチしてる方だと思うんだけどなぁ……ねえ、ナマエはどう思、う……」
コンラートさんの言葉が徐々に途切れていった。
そして私の顔を覗き込む彼の顔はひどく驚いている。
「え、えぇ!?どうして泣いているんだい…?」
「え……?」
言われて初めて気が付いた。
自分の目から涙が溢れ出ている事に。
「あれ…何でだろう……っ、可笑しいですね、こんな…!あはは…ッ……」
拭っても拭っても出てくる涙はどんどん袖を濡らしていく。
もう彼の顔なんて見れない……
いっその事このまま消えていなくなりたいくらいだ。
お願いだから…私の前で貴方の好きな人の話を幸せそうにしないで………
「ナマエ」
ふと名前を呼ばれた途端、私の体は抱き締められていた。
…コンラートさんの大きな腕によって。
「コンラート、さん…?」
「泣かないで…君の泣き顔を見てると僕まで泣いてしまいそうになるよ……」
そう言う彼の顔はとても悲しそうで…
私は少しムキになり彼の胸を押し返した。
「他に好きな人がいるのに…どうしてこんな事するんですか…そんなに、私を弄ぶのが楽しいですか…!?」
思わずその場に立ち上がると、感情に任せてそう捲し立ててしまう。
彼の優しすぎる優しさは…時に残酷だ。
「まっ待ってよ…!他に好きな人がいるって…もしかして勘違いしてる?」
慌ててそんな事を言われ一瞬落ち着きを取り戻す。
勘違い…?何を……?
「僕の好きな人…ナマエの事、なんだけど……」
コンラートさんは照れ臭そうにそう言った。
その瞬間、あれだけ止まらなかった涙が止まって思考も停止する。
今の…聞き間違い…じゃ……?
「あ、まさか今のも本気だって信じてくれてない?」
「そ…れは……」
だって…いきなりそんな事言われてすぐに信じられるものじゃない……
「じゃあ、これで分かってくれるかな…」
コンラートさんはそう言うと私に手を伸ばしそのまま抱き締めてきた。
突然の事に驚きを隠せないでいると彼は私の耳元でこう囁く。
「君が好きだよ、ナマエ。僕の…恋人になって欲しい」
それを聞いて一度止まった涙がまた溢れだす。
私、この人に泣かされてばっかりだ……
「ナマエ!?あわわ…どうすれば泣き止んでくれるかな…!?」
そして再び慌て出すコンラートさんに今度はおかしさが込み上げてきて…
「ふ…あはは…っ……!」
「!……やっと笑ってくれたね」
思わず吹き出してしまえば、彼は嬉しそうにして私の頬を流れる涙を拭ってくれる。
大きくて、温かい…なんて安心するんだろう。
「私も…私も、コンラートさんが好きです。ずっと前から……だから、こちらこそよろしくお願いします…っ!」
「!!やったあぁぁ!!」
今度は抱き上げられてその場でくるくると回り出す。
それが何とも彼らしくて、気付けば涙も止まり私も心から笑っていた。
「嬉しい…嬉しいよ、ナマエ!夢みたいだ。初めて好きになった人が僕の恋人になってくれるなんて…!」
「私が貴方の初恋…だったんですか?」
私がそう聞けば彼はうん、と頷く。
「王宮を離れて村で暮らしていた頃、そこに同じ年頃の女の子も居たけれど、別に異性として好きになった事はなかったんだ。でも、こうしてこの世界で君に会えて…僕は初めて恋を知る事ができたんだよ」
「そう、だったんですね…」
どうしよう…普通に嬉しい。
私は嬉しさから頬が緩んでしまう。
「僕、正直アンテーゼ以上に綺麗な子は居ないと思ってたんだけど…今は君が一番綺麗だよ」
「!だから私にも綺麗だなんて言って…」
コンラートさんは社交辞令なんかじゃなく、本当にそう思って言ってくれてたって事…だよね?
セリカが言っていた意味が違うって、こう言う事だったんだ……
「…それを言うなら、コンラートさんだって一番カッコいいです」
「!あ…急に言われたからビックリしちゃった……」
「でも、コンラートさんだって急に言ってきますよね?」
「あはは、本当だ」
そう言ってお互い笑い合う。
そして目が合えば逸らす事なく真っ直ぐに見つめ合うんだ。
「本当に好き…大好きだよ、ナマエ。ずっと僕の傍にいてね」
「はい、もちろんです。私も貴方が大好きですから……」
ゆっくりと近付く顔に目を閉じれば、唇には優しい温かさが触れるのだった。
~end~
初コンラート夢でした!
ベタすぎる話な上、結構長くなってしまった…すみません汗
今度はバレンタインバージョンでもっとイチャイチャさせたいですね~
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