マイヒーロー
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※ベレトとベレスは双子の姉弟設定です。
「え、私とお茶会を?」
突然、私はフォドラから来た教師…ベレト先生からお茶会に誘われた。
「ああ。よければどうだろうか」
「はい、喜んで!」
そのお誘いを迷う事なく申受ける。
ベレト先生と彼の双子のお姉さん…ベレス先生とは最近召喚で出会ったばかりだ。
だから彼を知るのには良い機会かもしれない。
私はそんな事を思いながら彼とのお茶会に応じたのだった。
「あ、今日はアップルティーなんですね」
「ナマエは果物系の茶葉が好きだろう。君の好みも必然と分かってくるからね」
あれから私達は何度もお茶会を重ねていった。
今ではお茶会をしない日の方が珍しいと言っても過言ではないかもしれない。
私はベレト先生の言葉に嬉しさを感じながらもお茶を一口飲む。
「それにしても、ベレト先生って色々な茶葉を持ってますよね」
「元の世界でよく集めていたんだ。生徒達ともお茶会をする機会も多かったから」
彼とのお茶会で本当に色々な種類のお茶を飲ませてもらっている。
お菓子ももちろん美味しいのだけれど、日々違う種類の茶葉が使われていてそれが密かな楽しみとなっていた。
「お茶会はもう始まっていた感じかな?」
「ベレス先生!」
そこへベレト先生の双子のお姉さんであるベレス先生が遅れてやってきた。
彼女は私に笑い掛けてからベレト先生の隣の椅子に腰をかける。
「ほら、姉さんの分のお茶」
「ああ、ありがとう」
…彼ら二人が一緒に並ぶと、なんというか……
美人過ぎていつまでも見ていられるよ…
「…今日は君に相談があるんだ。聞いてくれるか?」
「え…私に、ですか?」
ベレト先生にそう言われて私は頷く。
「ありがとう。実は最近気になる生徒が一人いてね…気付くと彼女を目で追いかけていたりするんだ」
それって、つまり…
生徒としてじゃなく、異性として…だよね?
私はその事に気付いた途端、胸の辺りがぎゅっと鷲掴みにされた気がした。
「そっそうなんですね…!エーデルガルトかな?それともメルセデス…」
「いや、違う。その人は士官学校の生徒じゃない」
その言葉にぽかんと彼を見る。
士官学校の子達じゃないなら、一体…
「あ…他の英雄達ですね?でも誰なんだろう…」
「ナマエ、英雄達だけとも限らないかもしれないよ」
ベレス先生がどこか楽しそうにそう言う。
するとベレト先生が私の目をじっと見つめて口を開いた。
「士官学校の生徒や英雄達でもない…彼女はいつも忙しなく動いていて、俺達英雄の事を一番に考えてくれている。そして俺とのお茶会にもいつも快く了承してくれるんだ。現にこうして…ね」
いつもあまり笑わない二人が私の事を見て笑みを浮かべている気が…
…これはどういう状況…………?
「ナマエ、手を」
「へ…?」
言われるがまま手を差し出すと、彼にその手を両手で取られる。
あれ…何か手に違和感が……
相変わらず合わさる視線にドキドキしていると…
「「「ちょっと待った」」」
するとどこからともなく英雄達が私達を取り囲んだのだ。
エーデルガルトやディミトリといった級長や士官学校の生徒達は先生、そしてアイクやエフラムなどの英雄達は私の方に集まっている。
「みっみんなどうしたの…?」
「どうしたも何も、最近先生とナマエの仲が良すぎるんじゃないかって話だ」
そう言われて頭に疑問符を浮かべる事しか出来ない。
私と先生ってそんなに仲良くなってたの?
というか、もしそうだとしても彼らに何の影響が……
「先生、ナマエと仲良くなるのも構わないけど…たまには私達生徒の事も見てくれるべきなんじゃないかしら?」
「お、未来の皇帝が独占欲丸出しだな?」
「そういうクロードも内心は大して変わらないだろう」
先生サイドは何やら級長中心に揉めて?いるみたい…
そういう私の方もあまり良い雰囲気とは言えないけど…
「確かにベレト達は教師で話しやすいかもしれん。だが、あんただけを頻繁に茶会に誘うのはおかしいだろ」
「ナマエは優しい性格だからな、誘いを断れないのは分かっている」
「その、出来ればでいいからもう少し僕達との時間も作って欲しいかなって…」
級長と英雄達との間に火花が散っているように見えるのは気のせいかな。
私はどうしていいか分からず、その場であたふたしていると誰かに腕をぐいっと引っ張られてそのまま走り出す。
「ベレト先生!?」
「行こう、こっちだ」
その場から走り出した私達に気付いた英雄達が後を追いかけようとしたが、それはベレス先生が制してくれたみたいだ。
すっすごい…何を言ったのかは分からないけど、一瞬にしてあの場を収めちゃうなんて……
特に級長達には効果抜群っぽい…!?
「ナマエ、左手を見て欲しい」
「左手?」
そう言われてさっき感じた違和感の事を思い出す。
私は左手をそっと開けてみた。
「これは…」
手の中で感じた違和感…それは指輪だった。
花のような宝石があしらわれたシルバーリング…
私は赤くなった顔でベレト先生の顔を見上げる。
彼は人差し指を口に当てて小さく笑っていたのだった。
~end~
リクエストのベレト夢でした!
初ベレト先生…如何でしたでしょうか?
彼の一人称とか完全に私の想像ですみません汗
口調もよく掴めていないので、間違いなどありましたらご指摘くださると嬉しいです(>_<)
もしお気に召しませんでしたら、遠慮なくお申し付けくださいm(_ _)m
この度は本当にありがとうございました!!
「え、私とお茶会を?」
突然、私はフォドラから来た教師…ベレト先生からお茶会に誘われた。
「ああ。よければどうだろうか」
「はい、喜んで!」
そのお誘いを迷う事なく申受ける。
ベレト先生と彼の双子のお姉さん…ベレス先生とは最近召喚で出会ったばかりだ。
だから彼を知るのには良い機会かもしれない。
私はそんな事を思いながら彼とのお茶会に応じたのだった。
「あ、今日はアップルティーなんですね」
「ナマエは果物系の茶葉が好きだろう。君の好みも必然と分かってくるからね」
あれから私達は何度もお茶会を重ねていった。
今ではお茶会をしない日の方が珍しいと言っても過言ではないかもしれない。
私はベレト先生の言葉に嬉しさを感じながらもお茶を一口飲む。
「それにしても、ベレト先生って色々な茶葉を持ってますよね」
「元の世界でよく集めていたんだ。生徒達ともお茶会をする機会も多かったから」
彼とのお茶会で本当に色々な種類のお茶を飲ませてもらっている。
お菓子ももちろん美味しいのだけれど、日々違う種類の茶葉が使われていてそれが密かな楽しみとなっていた。
「お茶会はもう始まっていた感じかな?」
「ベレス先生!」
そこへベレト先生の双子のお姉さんであるベレス先生が遅れてやってきた。
彼女は私に笑い掛けてからベレト先生の隣の椅子に腰をかける。
「ほら、姉さんの分のお茶」
「ああ、ありがとう」
…彼ら二人が一緒に並ぶと、なんというか……
美人過ぎていつまでも見ていられるよ…
「…今日は君に相談があるんだ。聞いてくれるか?」
「え…私に、ですか?」
ベレト先生にそう言われて私は頷く。
「ありがとう。実は最近気になる生徒が一人いてね…気付くと彼女を目で追いかけていたりするんだ」
それって、つまり…
生徒としてじゃなく、異性として…だよね?
私はその事に気付いた途端、胸の辺りがぎゅっと鷲掴みにされた気がした。
「そっそうなんですね…!エーデルガルトかな?それともメルセデス…」
「いや、違う。その人は士官学校の生徒じゃない」
その言葉にぽかんと彼を見る。
士官学校の子達じゃないなら、一体…
「あ…他の英雄達ですね?でも誰なんだろう…」
「ナマエ、英雄達だけとも限らないかもしれないよ」
ベレス先生がどこか楽しそうにそう言う。
するとベレト先生が私の目をじっと見つめて口を開いた。
「士官学校の生徒や英雄達でもない…彼女はいつも忙しなく動いていて、俺達英雄の事を一番に考えてくれている。そして俺とのお茶会にもいつも快く了承してくれるんだ。現にこうして…ね」
いつもあまり笑わない二人が私の事を見て笑みを浮かべている気が…
…これはどういう状況…………?
「ナマエ、手を」
「へ…?」
言われるがまま手を差し出すと、彼にその手を両手で取られる。
あれ…何か手に違和感が……
相変わらず合わさる視線にドキドキしていると…
「「「ちょっと待った」」」
するとどこからともなく英雄達が私達を取り囲んだのだ。
エーデルガルトやディミトリといった級長や士官学校の生徒達は先生、そしてアイクやエフラムなどの英雄達は私の方に集まっている。
「みっみんなどうしたの…?」
「どうしたも何も、最近先生とナマエの仲が良すぎるんじゃないかって話だ」
そう言われて頭に疑問符を浮かべる事しか出来ない。
私と先生ってそんなに仲良くなってたの?
というか、もしそうだとしても彼らに何の影響が……
「先生、ナマエと仲良くなるのも構わないけど…たまには私達生徒の事も見てくれるべきなんじゃないかしら?」
「お、未来の皇帝が独占欲丸出しだな?」
「そういうクロードも内心は大して変わらないだろう」
先生サイドは何やら級長中心に揉めて?いるみたい…
そういう私の方もあまり良い雰囲気とは言えないけど…
「確かにベレト達は教師で話しやすいかもしれん。だが、あんただけを頻繁に茶会に誘うのはおかしいだろ」
「ナマエは優しい性格だからな、誘いを断れないのは分かっている」
「その、出来ればでいいからもう少し僕達との時間も作って欲しいかなって…」
級長と英雄達との間に火花が散っているように見えるのは気のせいかな。
私はどうしていいか分からず、その場であたふたしていると誰かに腕をぐいっと引っ張られてそのまま走り出す。
「ベレト先生!?」
「行こう、こっちだ」
その場から走り出した私達に気付いた英雄達が後を追いかけようとしたが、それはベレス先生が制してくれたみたいだ。
すっすごい…何を言ったのかは分からないけど、一瞬にしてあの場を収めちゃうなんて……
特に級長達には効果抜群っぽい…!?
「ナマエ、左手を見て欲しい」
「左手?」
そう言われてさっき感じた違和感の事を思い出す。
私は左手をそっと開けてみた。
「これは…」
手の中で感じた違和感…それは指輪だった。
花のような宝石があしらわれたシルバーリング…
私は赤くなった顔でベレト先生の顔を見上げる。
彼は人差し指を口に当てて小さく笑っていたのだった。
~end~
リクエストのベレト夢でした!
初ベレト先生…如何でしたでしょうか?
彼の一人称とか完全に私の想像ですみません汗
口調もよく掴めていないので、間違いなどありましたらご指摘くださると嬉しいです(>_<)
もしお気に召しませんでしたら、遠慮なくお申し付けくださいm(_ _)m
この度は本当にありがとうございました!!
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