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異界の南国にて…
水着姿のルフレ達御一行の契約を解放し、ひとまずみんなで夏を楽しもうという流れになったのだけれど…
「ナマエさん、大丈夫ですから行きますよ!」
「やっやっぱり無理…!」
「もぉー、自信持ってください!その姿をお兄様が見たら大喜びですから!」
私は今、ビーチに備え付けてある更衣室から出られないでいる。
いつの間に用意していたのか、アンナさんから借りた水着を取り敢えず着てみたんだけど…
これは想像以上にハードルが高い、高すぎる……!
何か水着の面積小さい気がするし…
こんな姿、アルフォンスに見せたら絶対愛想尽かされるに決まってる…
「何か騒がしいけど…大丈夫かい?」
そこへ今まさに会いたくない彼…アルフォンスの声が更衣室の外から聞こえてきた。
「あ、お兄様!ちょっと待ってください、今ナマエさんを連れ出しますので…!ほーら、行きますよナマエさん!!」
「ちょ、シャロン…!わわっ!!」
さすが普段から鍛えているだけあってか、シャロンの力に負けて私は更衣室から引っ張り出された。
「…あ……」
更衣室を出て最初に目にしたのは、海パン姿に半袖のパーカーを羽織ったアルフォンスだった。
かっ…カッコいい……
「お兄様見てください!ナマエさん可愛すぎませんか!?」
シャロンはどこか興奮した状態で私をアルフォンスの前にずいっと押し出した。
「……」
彼は真顔で私をじっと見つめたまま何も言わない。
こっこれは…嫌な予感が当たってしまったのか……
「あ…えと……ごめん、やっぱり着替え…」
私はなるべく平静を装い、もう一度更衣室に戻ろうとした時…
今まで何も反応がなかったアルフォンスが急にパーカーを脱ぎ、それをそのまま私に羽織らせてきたのだ。
「え…アルフォンス?」
「参ったな…あまりにも君の水着姿が可愛くて……僕以外の人に見せたくないなんて思ってしまったよ…」
彼は顔を赤くさせ、片手で口を覆いながらそう言葉を漏らした。
「え……アルフォンス、この姿に愛想尽いたんじゃ…」
「何言ってるんだ。愛想なんか尽くわけないだろう」
「よっ…良かったぁ……」
私は安心して力が抜けたのか、その場にへたり込んでしまった。
「だっ大丈夫かい?ナマエ…」
アルフォンスはすかさずしゃがみこみ、私の顔を覗き込んできた。
「ナマエさん、相当緊張してたんですね…ナマエさんがどんな姿でも、お兄様が釘付けなのは変わらないですよ!勿論、私もですけどね!」
「あはは…シャロンの言う通りだな。…ナマエ、とても似合ってるよ。すごく可愛い……」
彼はそう言って、私の顔を覗き込んでいた顔をそのまま近付けてキスをした。
「アっアルフォンス…!」
「ごめん、ナマエが可愛くてつい…」
「相変わらずお熱いですね、お二人共!」
「ちょっとちょっと、何そこだけ盛り上がってるの~?早くいらっしゃい!」
そこへアンナさんの呼ぶ声が聞こえてきた。
「あ、隊長だ!早く行きましょう!」
「そうだね。さ、行こうか。ナマエ」
「うんっ!」
私はアルフォンスの手を取ると、真夏の空の下を駆け出したのだった。
~end~
内容がベタ過ぎますね…笑
アンケートの方で毎回楽しみに読んでくださっているとご感想をくださり、ありがとうございます!
水着姿のルフレ達御一行の契約を解放し、ひとまずみんなで夏を楽しもうという流れになったのだけれど…
「ナマエさん、大丈夫ですから行きますよ!」
「やっやっぱり無理…!」
「もぉー、自信持ってください!その姿をお兄様が見たら大喜びですから!」
私は今、ビーチに備え付けてある更衣室から出られないでいる。
いつの間に用意していたのか、アンナさんから借りた水着を取り敢えず着てみたんだけど…
これは想像以上にハードルが高い、高すぎる……!
何か水着の面積小さい気がするし…
こんな姿、アルフォンスに見せたら絶対愛想尽かされるに決まってる…
「何か騒がしいけど…大丈夫かい?」
そこへ今まさに会いたくない彼…アルフォンスの声が更衣室の外から聞こえてきた。
「あ、お兄様!ちょっと待ってください、今ナマエさんを連れ出しますので…!ほーら、行きますよナマエさん!!」
「ちょ、シャロン…!わわっ!!」
さすが普段から鍛えているだけあってか、シャロンの力に負けて私は更衣室から引っ張り出された。
「…あ……」
更衣室を出て最初に目にしたのは、海パン姿に半袖のパーカーを羽織ったアルフォンスだった。
かっ…カッコいい……
「お兄様見てください!ナマエさん可愛すぎませんか!?」
シャロンはどこか興奮した状態で私をアルフォンスの前にずいっと押し出した。
「……」
彼は真顔で私をじっと見つめたまま何も言わない。
こっこれは…嫌な予感が当たってしまったのか……
「あ…えと……ごめん、やっぱり着替え…」
私はなるべく平静を装い、もう一度更衣室に戻ろうとした時…
今まで何も反応がなかったアルフォンスが急にパーカーを脱ぎ、それをそのまま私に羽織らせてきたのだ。
「え…アルフォンス?」
「参ったな…あまりにも君の水着姿が可愛くて……僕以外の人に見せたくないなんて思ってしまったよ…」
彼は顔を赤くさせ、片手で口を覆いながらそう言葉を漏らした。
「え……アルフォンス、この姿に愛想尽いたんじゃ…」
「何言ってるんだ。愛想なんか尽くわけないだろう」
「よっ…良かったぁ……」
私は安心して力が抜けたのか、その場にへたり込んでしまった。
「だっ大丈夫かい?ナマエ…」
アルフォンスはすかさずしゃがみこみ、私の顔を覗き込んできた。
「ナマエさん、相当緊張してたんですね…ナマエさんがどんな姿でも、お兄様が釘付けなのは変わらないですよ!勿論、私もですけどね!」
「あはは…シャロンの言う通りだな。…ナマエ、とても似合ってるよ。すごく可愛い……」
彼はそう言って、私の顔を覗き込んでいた顔をそのまま近付けてキスをした。
「アっアルフォンス…!」
「ごめん、ナマエが可愛くてつい…」
「相変わらずお熱いですね、お二人共!」
「ちょっとちょっと、何そこだけ盛り上がってるの~?早くいらっしゃい!」
そこへアンナさんの呼ぶ声が聞こえてきた。
「あ、隊長だ!早く行きましょう!」
「そうだね。さ、行こうか。ナマエ」
「うんっ!」
私はアルフォンスの手を取ると、真夏の空の下を駆け出したのだった。
~end~
内容がベタ過ぎますね…笑
アンケートの方で毎回楽しみに読んでくださっているとご感想をくださり、ありがとうございます!
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