マイヒーロー
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澄み渡る青空、心地良い波の音。
今年も夏の季節が到来した。
そして毎年恒例英雄達と海に遊びに来ている。
海ではしゃぐ者、砂浜で遊ぶ者、日焼けしないように日陰でのんびりする者…楽しみ方は人それぞれだ。
私は水着に着替えて砂浜に出てくると、そこにはもう準備運動をしている水着姿のアイクがいた。
私は彼の背中に向かって声を掛ける。
「お待たせ、アイク。時間掛かっちゃってごめんね…」
「来たか。別に…」
後ろを振り返り私の姿を捉えたアイクは一瞬固まったように見えた。
「アイク…?」
「!いや、何でもない。…今日は俺の傍から絶対に離れるなよ」
「えっ…う、うん」
急にそんな事を言われ不覚にもドキリとしてしまう。
というか、アイクの筋肉ってやっぱりすごい……
他の英雄達も相当だけど、やはり彼も負けていない。
「どうした?そんなに俺の体をまじまじと。今更珍しくもないだろう」
「!ああ、もう!早く行こう!」
「?あぁ…」
私は彼の脇を通り過ぎて一足先に海へと足を運んだ。
この炎天下でも海は冷たさを保っていて心地が良い。
「気持ちいい~」
「こんなに暑いのに変な感じだな」
「ね。…それ!」
私は隙を見てアイクに水をかけてみた。
突然の事に普段あまり驚かない彼が少し驚いた様子でこちらに目を向ける。
「よそ見してると危ないよ?」
「やったな…ぬぅん!」
「きゃっ、この~!」
私達はしばらくの間お互い水の掛け合いを楽しんだ。
あれ…何かすごくバカップルっぽい…?
「なあ、せっかく海に来たんだ。泳がないか?」
「あ…うん、そうだね」
アイクの提案で今度は海で泳ぐ事に。
「そういえばナマエは泳げるのか?」
「実は…あんまり得意ではないです…」
「そうなのか?なら浮き輪でも借りてくるか」
私の事情を知ってかアイクは浮き輪を一つ借りてきてくれた。
それから私は浮き輪をつけてアイクに手を引かれながら海に入る。
うう…この歳になってまで浮き輪だなんて…
「ごめんね、アイク…私の事は気にしないで自由に泳いできていいよ」
「別にあんたと一緒に海に浸かれるなら構わん。目を離してあんたがどこかに流されたらたまらないしな」
なっ何か…すごくキュンとするような事を言われた気が……
少し照れ臭くて視線を逸らす。
すると彼が浮き輪に軽く乗り上げてきた。
「こうやって海の中でデートするのもいいんじゃないのか?」
「…ふふ、そうだね」
そう笑い返せば彼もフッと笑ってキスをしてきた。
「ん…少ししょっぱいな」
「もう、急になに?」
「あんたを見てたら急にしたくなった。…もう少し向こうに行くぞ」
アイクに連れて来られたのは人気の少ない場所。
聞こえてくるのは波の音と向こうで楽しく騒ぐみんなの声だけ。
「どうしたの?こんな所で…」
「誰もいない方が周りの目を気にしないで済むだろう」
「えっ、んぅ…!」
再び浮き輪越しにキスをされれば海面がバシャリと波打つ。
顔の角度を変えながら深くなるそれに、私は自然と彼の首に腕を回した。
「はっ…ダメだ……ナマエ、あそこの岩のところまで移動するぞ」
「まっまさか…冗談…だよね?」
「こんなところ誰も来ないだろう。水着姿のあんたを見ていたら、もう抑えられん…」
遠くの仲間達の騒ぐ声を聞きながら、私達は二人だけの熱い時間を過ごしたのだった…
~アイクルートend~
今年も夏の季節が到来した。
そして毎年恒例英雄達と海に遊びに来ている。
海ではしゃぐ者、砂浜で遊ぶ者、日焼けしないように日陰でのんびりする者…楽しみ方は人それぞれだ。
私は水着に着替えて砂浜に出てくると、そこにはもう準備運動をしている水着姿のアイクがいた。
私は彼の背中に向かって声を掛ける。
「お待たせ、アイク。時間掛かっちゃってごめんね…」
「来たか。別に…」
後ろを振り返り私の姿を捉えたアイクは一瞬固まったように見えた。
「アイク…?」
「!いや、何でもない。…今日は俺の傍から絶対に離れるなよ」
「えっ…う、うん」
急にそんな事を言われ不覚にもドキリとしてしまう。
というか、アイクの筋肉ってやっぱりすごい……
他の英雄達も相当だけど、やはり彼も負けていない。
「どうした?そんなに俺の体をまじまじと。今更珍しくもないだろう」
「!ああ、もう!早く行こう!」
「?あぁ…」
私は彼の脇を通り過ぎて一足先に海へと足を運んだ。
この炎天下でも海は冷たさを保っていて心地が良い。
「気持ちいい~」
「こんなに暑いのに変な感じだな」
「ね。…それ!」
私は隙を見てアイクに水をかけてみた。
突然の事に普段あまり驚かない彼が少し驚いた様子でこちらに目を向ける。
「よそ見してると危ないよ?」
「やったな…ぬぅん!」
「きゃっ、この~!」
私達はしばらくの間お互い水の掛け合いを楽しんだ。
あれ…何かすごくバカップルっぽい…?
「なあ、せっかく海に来たんだ。泳がないか?」
「あ…うん、そうだね」
アイクの提案で今度は海で泳ぐ事に。
「そういえばナマエは泳げるのか?」
「実は…あんまり得意ではないです…」
「そうなのか?なら浮き輪でも借りてくるか」
私の事情を知ってかアイクは浮き輪を一つ借りてきてくれた。
それから私は浮き輪をつけてアイクに手を引かれながら海に入る。
うう…この歳になってまで浮き輪だなんて…
「ごめんね、アイク…私の事は気にしないで自由に泳いできていいよ」
「別にあんたと一緒に海に浸かれるなら構わん。目を離してあんたがどこかに流されたらたまらないしな」
なっ何か…すごくキュンとするような事を言われた気が……
少し照れ臭くて視線を逸らす。
すると彼が浮き輪に軽く乗り上げてきた。
「こうやって海の中でデートするのもいいんじゃないのか?」
「…ふふ、そうだね」
そう笑い返せば彼もフッと笑ってキスをしてきた。
「ん…少ししょっぱいな」
「もう、急になに?」
「あんたを見てたら急にしたくなった。…もう少し向こうに行くぞ」
アイクに連れて来られたのは人気の少ない場所。
聞こえてくるのは波の音と向こうで楽しく騒ぐみんなの声だけ。
「どうしたの?こんな所で…」
「誰もいない方が周りの目を気にしないで済むだろう」
「えっ、んぅ…!」
再び浮き輪越しにキスをされれば海面がバシャリと波打つ。
顔の角度を変えながら深くなるそれに、私は自然と彼の首に腕を回した。
「はっ…ダメだ……ナマエ、あそこの岩のところまで移動するぞ」
「まっまさか…冗談…だよね?」
「こんなところ誰も来ないだろう。水着姿のあんたを見ていたら、もう抑えられん…」
遠くの仲間達の騒ぐ声を聞きながら、私達は二人だけの熱い時間を過ごしたのだった…
~アイクルートend~
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