マイヒーロー
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「ねえ、クレイン」
「何かな?」
「キスって、どんな感じなの?」
私がそう聞いた途端、クレインは弓の手入れをしていた手をピタリと止めた。
「え……今、何か言った…?」
「だから、キスだよ」
「キ……えぇぇ!!?」
ようやく理解したのか、彼は顔を真っ赤にさせて慌てだした。
うん、予想どおりの反応ね。
「私達、まだキスした事ないでしょう?だからどんなのなのかなーって」
「どんなのって…また急だな……」
この世界で私はクレインを召喚して出会い、そこからお互い恋に落ちるのも時間は掛からなかった。
彼と恋人同士になってからしばらく経つけど、未だにキスをした事がなかった。
手繋ぎやハグ、キスをしたことがないと言ってもせいぜい頬にキスくらいなら経験済みだけど…
クレインはいつまで経っても唇にキスはしてくれないのだ。
たまにそんな雰囲気になる事があるけど、直前でいつも頬にキス止まり…という事が続いている。
「そろそろここにしてくれてもいいんじゃないのかなー?」
私が自分の唇を指しながら言うと、クレインは相変わらず顔を赤くさせて目を逸らしていた。
「あー…その……まさか君がそこまで望んでいたなんて…」
「これでもずっと我慢してきたんだよ?でも、クレインが恥ずかしがってしないのも何だか可愛いから許してたけど…」
「可愛いって……」
すると、今まで恥じらうだけだった彼が急に真剣な顔をして私と向き合った。
「ナマエに可愛いって思われるのはあまり嬉しくないからね……それに、そんな風に頼まれたら断れないよ…」
「おお……」
どうやらクレインに火を付けてしまったのか、彼は私の肩に手を置くとじっと見つめてきた。
「ナマエ、目を…閉じてくれるかな?」
「!喜んで…!」
その言葉に私は嬉しさと期待を込めて目を閉じた。
目を閉じたからよくは分からないけど…
だんだんと彼の顔が近づいてきている感じがした。
「……」
あ……もう少し…
私が唇に何か触れそうな感覚を覚えた、その時。
ちゅっ…
「…へ?」
思わず目を開けてしまった。
「あの…クレイン?今……」
「……ごめん…っ!」
そう、彼の唇が触れる感触はしたのだ。
したけれど…その感触がした箇所は唇の端っこだったのだ。
「実を言えば…僕も君とキスがしたい……でも、してしまえば自分を抑えられなくなりそうで…」
「…い……」
「え…?」
「クレイン可愛い~っ!!!」
私は思わず彼に抱き付いてしまった。
だって…恥ずかしがるクレインやっぱり可愛い過ぎだもん!
それに理由も理由だし…なんかもう許しちゃう。
「ちょ、え、ナマエ!?」
「いいのいいの、クレイン大好きだよーっ」
~end~
特にオチとかはありません(
ただ恥ずかしがるクレインを書きたかっただけなんです…!
管理人は封印未プレイなので、彼の口調とか色々間違ってたら申し訳ないです…
「何かな?」
「キスって、どんな感じなの?」
私がそう聞いた途端、クレインは弓の手入れをしていた手をピタリと止めた。
「え……今、何か言った…?」
「だから、キスだよ」
「キ……えぇぇ!!?」
ようやく理解したのか、彼は顔を真っ赤にさせて慌てだした。
うん、予想どおりの反応ね。
「私達、まだキスした事ないでしょう?だからどんなのなのかなーって」
「どんなのって…また急だな……」
この世界で私はクレインを召喚して出会い、そこからお互い恋に落ちるのも時間は掛からなかった。
彼と恋人同士になってからしばらく経つけど、未だにキスをした事がなかった。
手繋ぎやハグ、キスをしたことがないと言ってもせいぜい頬にキスくらいなら経験済みだけど…
クレインはいつまで経っても唇にキスはしてくれないのだ。
たまにそんな雰囲気になる事があるけど、直前でいつも頬にキス止まり…という事が続いている。
「そろそろここにしてくれてもいいんじゃないのかなー?」
私が自分の唇を指しながら言うと、クレインは相変わらず顔を赤くさせて目を逸らしていた。
「あー…その……まさか君がそこまで望んでいたなんて…」
「これでもずっと我慢してきたんだよ?でも、クレインが恥ずかしがってしないのも何だか可愛いから許してたけど…」
「可愛いって……」
すると、今まで恥じらうだけだった彼が急に真剣な顔をして私と向き合った。
「ナマエに可愛いって思われるのはあまり嬉しくないからね……それに、そんな風に頼まれたら断れないよ…」
「おお……」
どうやらクレインに火を付けてしまったのか、彼は私の肩に手を置くとじっと見つめてきた。
「ナマエ、目を…閉じてくれるかな?」
「!喜んで…!」
その言葉に私は嬉しさと期待を込めて目を閉じた。
目を閉じたからよくは分からないけど…
だんだんと彼の顔が近づいてきている感じがした。
「……」
あ……もう少し…
私が唇に何か触れそうな感覚を覚えた、その時。
ちゅっ…
「…へ?」
思わず目を開けてしまった。
「あの…クレイン?今……」
「……ごめん…っ!」
そう、彼の唇が触れる感触はしたのだ。
したけれど…その感触がした箇所は唇の端っこだったのだ。
「実を言えば…僕も君とキスがしたい……でも、してしまえば自分を抑えられなくなりそうで…」
「…い……」
「え…?」
「クレイン可愛い~っ!!!」
私は思わず彼に抱き付いてしまった。
だって…恥ずかしがるクレインやっぱり可愛い過ぎだもん!
それに理由も理由だし…なんかもう許しちゃう。
「ちょ、え、ナマエ!?」
「いいのいいの、クレイン大好きだよーっ」
~end~
特にオチとかはありません(
ただ恥ずかしがるクレインを書きたかっただけなんです…!
管理人は封印未プレイなので、彼の口調とか色々間違ってたら申し訳ないです…
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