マイヒーロー
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「ナマエ、手紙が来てるわよ」
天幕の入り口を開けて中に入ってきたのはアンナさん。
彼女の手には一通の手紙が。
私はそれを見るなり心が躍るのを感じながら彼女の元へと駆け寄った。
「ありがとうございます」
「どういたしまして。相変わらず本当に嬉しそうね」
「えへへ……」
私が手紙でこんなにも舞い上がるのには理由がある。
この手紙の差出人は私の恋人であるエフラムから。
何故手紙のやりとりをしているのかというと…
今、私はアスクを離れ遠征に来ていた。
今回は二部隊に分かれての遠征で私は第一部隊として来ている。
そう…エフラムとは第二部隊で離れてしまっているのだ。
部隊編成の際、戦力の関係でどうしても離れる事になってしまった。
遠征期間はおよそ三週間…会えない間はこうしてお互い手紙を送り合って近況報告をしているという訳だ。
アンナさんが出ていった後、私は早速エフラムからの手紙を読んでみた。
「…ふふっ、エフラムったら遠征中なのにまたヒーニアスと弓の勝負したんだ…」
手紙には進行状況、彼の無事、最近の出来事など…あちらも順調に進んでいる事が分かるような内容が書かれている。
どんどん読み進めていき二枚目に目を通す。
そして二枚目を読み始めると私は胸が高鳴るのを感じた。
“早くお前に会いたい。”
そんな事が書かれていて思わず目を溜めてしまう。
“遠征中だからとはいえ、やはりナマエに会えないのは辛いな。
正直、お前の事を思い出さない日はない。
離れてみると改めて存在の大きさに気付いたみたいだ。
今お前を守っているのが俺以外の英雄だと思うと…情けないが、それだけで嫉妬してしまっている。
だからこの遠征を終わらせたら、お前に一番に会いに行く。
帰還して一番最初に見たい顔がナマエだからな。
あともう少しの辛抱だ。
お互い無事に生きて帰還しよう。”
手紙を読み終えた時、私はどうしようもなくエフラムに会いたくなった。
だって…ずるいよ、こんなの……
いつもはここまで情熱的な事は書いてないのに。
きっと…エフラムも私と同じ気持ちでいてくれたのだろう。
私は即座に机に向かうと手紙の返事を書き綴った。
彼がこんなにも正直な気持ちを伝えてくれたんだもの…私もありったけの想いを伝えなきゃ。
自分で読んでいても恥ずかしくなってしまうくらいの言葉を送ろう。
それくらい…エフラムが好きなんだと。
そして一週間後、遠征は無事に終わりアスクへ帰還する事が出来た。
第二部隊は先にお城に着いたとの報告は受けていたため、私は真っ先に彼の姿を探していた。
「あっ……」
エントランスに見えた愛おしい碧色。
その後ろ姿を見た瞬間、頭の中に様々な考えが過った。
最初に何を話そうかな。
もしかしたらあの手紙の返事について何か言われるかな…
…ぎゅって抱き締めて欲しいな、なんて……
「……エフラムっ!」
そんな事を思いながら私は彼に向かって走って行ったのだった。
~end~
たまには言葉だけのやりとりもいいんじゃないかな~と思い手紙ネタで書いてみました。
エフラムがあんな情熱的な文章書いたのは、夢主に会いたい思いが爆発してのものという事になってます笑
今回短くてすみません汗
天幕の入り口を開けて中に入ってきたのはアンナさん。
彼女の手には一通の手紙が。
私はそれを見るなり心が躍るのを感じながら彼女の元へと駆け寄った。
「ありがとうございます」
「どういたしまして。相変わらず本当に嬉しそうね」
「えへへ……」
私が手紙でこんなにも舞い上がるのには理由がある。
この手紙の差出人は私の恋人であるエフラムから。
何故手紙のやりとりをしているのかというと…
今、私はアスクを離れ遠征に来ていた。
今回は二部隊に分かれての遠征で私は第一部隊として来ている。
そう…エフラムとは第二部隊で離れてしまっているのだ。
部隊編成の際、戦力の関係でどうしても離れる事になってしまった。
遠征期間はおよそ三週間…会えない間はこうしてお互い手紙を送り合って近況報告をしているという訳だ。
アンナさんが出ていった後、私は早速エフラムからの手紙を読んでみた。
「…ふふっ、エフラムったら遠征中なのにまたヒーニアスと弓の勝負したんだ…」
手紙には進行状況、彼の無事、最近の出来事など…あちらも順調に進んでいる事が分かるような内容が書かれている。
どんどん読み進めていき二枚目に目を通す。
そして二枚目を読み始めると私は胸が高鳴るのを感じた。
“早くお前に会いたい。”
そんな事が書かれていて思わず目を溜めてしまう。
“遠征中だからとはいえ、やはりナマエに会えないのは辛いな。
正直、お前の事を思い出さない日はない。
離れてみると改めて存在の大きさに気付いたみたいだ。
今お前を守っているのが俺以外の英雄だと思うと…情けないが、それだけで嫉妬してしまっている。
だからこの遠征を終わらせたら、お前に一番に会いに行く。
帰還して一番最初に見たい顔がナマエだからな。
あともう少しの辛抱だ。
お互い無事に生きて帰還しよう。”
手紙を読み終えた時、私はどうしようもなくエフラムに会いたくなった。
だって…ずるいよ、こんなの……
いつもはここまで情熱的な事は書いてないのに。
きっと…エフラムも私と同じ気持ちでいてくれたのだろう。
私は即座に机に向かうと手紙の返事を書き綴った。
彼がこんなにも正直な気持ちを伝えてくれたんだもの…私もありったけの想いを伝えなきゃ。
自分で読んでいても恥ずかしくなってしまうくらいの言葉を送ろう。
それくらい…エフラムが好きなんだと。
そして一週間後、遠征は無事に終わりアスクへ帰還する事が出来た。
第二部隊は先にお城に着いたとの報告は受けていたため、私は真っ先に彼の姿を探していた。
「あっ……」
エントランスに見えた愛おしい碧色。
その後ろ姿を見た瞬間、頭の中に様々な考えが過った。
最初に何を話そうかな。
もしかしたらあの手紙の返事について何か言われるかな…
…ぎゅって抱き締めて欲しいな、なんて……
「……エフラムっ!」
そんな事を思いながら私は彼に向かって走って行ったのだった。
~end~
たまには言葉だけのやりとりもいいんじゃないかな~と思い手紙ネタで書いてみました。
エフラムがあんな情熱的な文章書いたのは、夢主に会いたい思いが爆発してのものという事になってます笑
今回短くてすみません汗
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