第八章 -山岳を越えて-
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翌日…
リルアと二人で外に出ていたら、いきなり図体のデカイ男が話しかけてきた。
「お、ちょっとそこの坊主に…鷺のお嬢ちゃん。この軍の将軍に用があるんだが、取り次いでくれんか?」
「えと…」
「…誰だ、あんた?」
「俺はラルゴ。一流の狂戦士だ」
ラルゴという男は得意気にそう言った。
「狂戦士の一流…何か妙な肩書きだな」
「うん…」
リルアも思ったようで小さく頷いた。
ラルゴというこの男は雇ってくれとのことだった。
「……わかった。採用だ」
「おっしゃ!じゃあ、将軍のところに案内してくれるんだな?」
「必要ない。俺がこの軍の大将だ」
そう言った途端、ラルゴは大声で笑い出した。
「わはははは!そいつはいい。愉快な坊主だ。で?大将はどこにいるんだ?」
「……」
「あの、この軍の大将は…」
「ん?何だ?」
リルアが再び伝えようとするも、全く聞く耳を持たない。
……こういうのは苦手だ…
「はぁ…」
「ラルゴぉ!?」
すると、カリルがラルゴに駆け寄ってきた。
「おぉ!やっぱりここにいたか、カリル。元気そうじゃないか」
ラルゴはカリルを見るなり、そう言葉を漏らした。
どうやら話を聞いている限り、この二人は夫婦らしい。
「ラルゴさんって、カリルさんの旦那さんだったんだね…」
「らしいな…」
俺達はそのあとも何故かこの二人のやりとりを眺めていた。
リルアと二人で外に出ていたら、いきなり図体のデカイ男が話しかけてきた。
「お、ちょっとそこの坊主に…鷺のお嬢ちゃん。この軍の将軍に用があるんだが、取り次いでくれんか?」
「えと…」
「…誰だ、あんた?」
「俺はラルゴ。一流の狂戦士だ」
ラルゴという男は得意気にそう言った。
「狂戦士の一流…何か妙な肩書きだな」
「うん…」
リルアも思ったようで小さく頷いた。
ラルゴというこの男は雇ってくれとのことだった。
「……わかった。採用だ」
「おっしゃ!じゃあ、将軍のところに案内してくれるんだな?」
「必要ない。俺がこの軍の大将だ」
そう言った途端、ラルゴは大声で笑い出した。
「わはははは!そいつはいい。愉快な坊主だ。で?大将はどこにいるんだ?」
「……」
「あの、この軍の大将は…」
「ん?何だ?」
リルアが再び伝えようとするも、全く聞く耳を持たない。
……こういうのは苦手だ…
「はぁ…」
「ラルゴぉ!?」
すると、カリルがラルゴに駆け寄ってきた。
「おぉ!やっぱりここにいたか、カリル。元気そうじゃないか」
ラルゴはカリルを見るなり、そう言葉を漏らした。
どうやら話を聞いている限り、この二人は夫婦らしい。
「ラルゴさんって、カリルさんの旦那さんだったんだね…」
「らしいな…」
俺達はそのあとも何故かこの二人のやりとりを眺めていた。