第五章 -聖か邪か-
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あれから一度拠点に戻った後、ベグニオン兵が報告をしてきた。
「アイク将軍!ベグニオンより、援軍の到着です」
「援軍?そんな話は聞いてないが…リルア、何か知ってるか?」
「私は何も…」
私自身も援軍の話なんて聞いていなかった。
「エリンシア姫は?」
「いいえ、私も何も…」
エリンシア様も首を横に振った。
「……確かにベグニオンの軍隊か?」
「はい!ベグニオンの紋章旗を掲げた正規軍に間違いありません」
ベグニオン兵が言うにはその人は英雄のゼルギウス将軍という方らしい。
「……まず俺が会ってみよう。リルアも来るか?」
「うん」
アイクについていきゼルギウス将軍らしき人に対面した。
「失礼する。君がアイク将軍か?」
赤い鎧を身に纏い、藍色の髪が特徴的な人だった。
「私はカドール伯ゼルギウス。貴殿らの軍の支援としてベグニオンより派遣された一軍を率いてきた」
ゼルギウス将軍が言うには、ペルシス公のセフェランさんという方が旅から戻られた後、精力的に動きたった半日で元老院を説き伏せてしまった結果、ベグニオンがクリミアの味方についてくれたのだという。
「早速だが、我が軍は何をすればいいかを指示してしてくれ」
アイクは急な事に戸惑っている様子。
「いきなりそう言われても……何も思い付かんな」
「ならば、この王宮の一角を借り、兵を休ませても構わないだろうか?」
「それは問題ない」
「ありがとう。では、我が軍が必要となったら声を掛けてくれ。いつでも動けるよう待機している」
話がつき、ゼルギウス将軍とは別れることに。
「……」
「…?」
別れる際にゼルギウス将軍と目が合い、ゼルギウス将軍がフッと笑ったような気がした。
「アイク将軍!ベグニオンより、援軍の到着です」
「援軍?そんな話は聞いてないが…リルア、何か知ってるか?」
「私は何も…」
私自身も援軍の話なんて聞いていなかった。
「エリンシア姫は?」
「いいえ、私も何も…」
エリンシア様も首を横に振った。
「……確かにベグニオンの軍隊か?」
「はい!ベグニオンの紋章旗を掲げた正規軍に間違いありません」
ベグニオン兵が言うにはその人は英雄のゼルギウス将軍という方らしい。
「……まず俺が会ってみよう。リルアも来るか?」
「うん」
アイクについていきゼルギウス将軍らしき人に対面した。
「失礼する。君がアイク将軍か?」
赤い鎧を身に纏い、藍色の髪が特徴的な人だった。
「私はカドール伯ゼルギウス。貴殿らの軍の支援としてベグニオンより派遣された一軍を率いてきた」
ゼルギウス将軍が言うには、ペルシス公のセフェランさんという方が旅から戻られた後、精力的に動きたった半日で元老院を説き伏せてしまった結果、ベグニオンがクリミアの味方についてくれたのだという。
「早速だが、我が軍は何をすればいいかを指示してしてくれ」
アイクは急な事に戸惑っている様子。
「いきなりそう言われても……何も思い付かんな」
「ならば、この王宮の一角を借り、兵を休ませても構わないだろうか?」
「それは問題ない」
「ありがとう。では、我が軍が必要となったら声を掛けてくれ。いつでも動けるよう待機している」
話がつき、ゼルギウス将軍とは別れることに。
「……」
「…?」
別れる際にゼルギウス将軍と目が合い、ゼルギウス将軍がフッと笑ったような気がした。