第三章-気づき始めた想い-
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「…僕の方で調べさせていますが……アイク?」
「………」
「アイク…」
リルアが俺の服の裾を引っ張ったおかげで我に返った。
「!ん?あ、あぁ…悪い、なんだ?」
「……いつもの報告書です。後にした方がいいですか?」
セネリオに聞かれたが、俺は聞いていなかったから何のことか分からなかった。
「いや、すまんがもう一度最初から頼む」
「…分かりました」
「アイク…平気?」
リルアが心配してくれているのか小さな声で聞いてきた。
「あぁ…大丈夫だ」
そう言い俺はリルアを安心させるように頭を撫でる。
……そうは言ったものの、まだ昨日のことが頭を支配していた。
あれから一睡もできなかったからな…
「おはよう、3人とも。アイク、どうしたの?眠たそうな顔をして…」
入ってきたティアマトが俺の顔を見てそう言った。
「……色々考えてたら…朝になってた」
「あら、珍しいわね。アイクが寝ないで考え事なんて…天気は大丈夫かしら?」
ティアマトがからかうように言う。
「あのな、ティアマト…俺だって…」
俺がティアマトに言い返そうとしたらミストが慌てた様子で入ってきた。
「お、お兄ちゃんっ!お兄ちゃんっ!!」
「…なんだ、ミスト?」
「どうしよう、お兄ちゃん!メダリオンがなくなってる!!」
「!!なんだってっ!?」
「そんなっ…」
「!!」
ミストからの衝撃的な知らせに俺は焦りを感じた。
「どうしよう…お母さんの形見なのに……」
「…落としたとか、どこかに置き忘れたとか、そんなことはないんだな?」
「私、いつも身に着けてて無くしたりしないもん!夜、寝る前にはあったから…眠っている間になくなって……うっ…ぇ…」
ミストが堪えきれず泣き出した。
「…泣くな。お前のせいじゃないから」
「だって…だ…って…」
「……泣くなって。俺が探してやるから、な」
「私も探すよ。だからミストちゃん、泣かないで?」
リルアがミストの背中を擦ってやっていた。
「う…うん……リルアさんもありがとう…」
「いいよいいよ。必ず見つけてみせるからね!」
リルアはそう言ってミストに微笑んだ。
「………」
「………」
「アイク…」
リルアが俺の服の裾を引っ張ったおかげで我に返った。
「!ん?あ、あぁ…悪い、なんだ?」
「……いつもの報告書です。後にした方がいいですか?」
セネリオに聞かれたが、俺は聞いていなかったから何のことか分からなかった。
「いや、すまんがもう一度最初から頼む」
「…分かりました」
「アイク…平気?」
リルアが心配してくれているのか小さな声で聞いてきた。
「あぁ…大丈夫だ」
そう言い俺はリルアを安心させるように頭を撫でる。
……そうは言ったものの、まだ昨日のことが頭を支配していた。
あれから一睡もできなかったからな…
「おはよう、3人とも。アイク、どうしたの?眠たそうな顔をして…」
入ってきたティアマトが俺の顔を見てそう言った。
「……色々考えてたら…朝になってた」
「あら、珍しいわね。アイクが寝ないで考え事なんて…天気は大丈夫かしら?」
ティアマトがからかうように言う。
「あのな、ティアマト…俺だって…」
俺がティアマトに言い返そうとしたらミストが慌てた様子で入ってきた。
「お、お兄ちゃんっ!お兄ちゃんっ!!」
「…なんだ、ミスト?」
「どうしよう、お兄ちゃん!メダリオンがなくなってる!!」
「!!なんだってっ!?」
「そんなっ…」
「!!」
ミストからの衝撃的な知らせに俺は焦りを感じた。
「どうしよう…お母さんの形見なのに……」
「…落としたとか、どこかに置き忘れたとか、そんなことはないんだな?」
「私、いつも身に着けてて無くしたりしないもん!夜、寝る前にはあったから…眠っている間になくなって……うっ…ぇ…」
ミストが堪えきれず泣き出した。
「…泣くな。お前のせいじゃないから」
「だって…だ…って…」
「……泣くなって。俺が探してやるから、な」
「私も探すよ。だからミストちゃん、泣かないで?」
リルアがミストの背中を擦ってやっていた。
「う…うん……リルアさんもありがとう…」
「いいよいいよ。必ず見つけてみせるからね!」
リルアはそう言ってミストに微笑んだ。
「………」