第十一章 ー想いー
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あれからしばらくしてイナさんが目を覚まし、お姉ちゃんの囚われている場所を話してくれた。
「リアーネ姫は、ここから少し南下した場所にあるグリトネア塔にとらわれているそうだ。そうだね、イナ?」
「はい。間違いありません」
「そこにお姉ちゃんが…」
私はお姉ちゃんが囚われている場所が分かった今、居ても立っても居られない気持ちが込み上がってくるのが分かった。
「…どうして分かるんだ?」
アイクが不思議に思ったのかイナさんに尋ねた。
「…知りたいことがあって…デイン本国からグリトネア塔に移された一団のことを調べていました。その時、耳にはさんだ情報です…」
「……詳しく聞いても、それ以上、教えてもらえないんだろうな?」
「……」
アイクの言葉にイナさんはただ黙っていた。
今は…他の人が何を思っているのかは感じられないけれど…
イナさんからは何か…とても強い意志や、誰かを想う大切な気持ちを感じる気がするんだ……
「……すまない」
「…まあ、いい。信じると決めたんだから、あとは行動するだけだ」
「ティアマト、セネリオ!夜が明けたら、俺は別働隊を率いて南にあるグリトネア塔へ行く」
イナさん達から話を聞いた後、アイクはお兄ちゃん達に聞いた話を伝えた。
「何があるの?」
「リアーネが囚われている」
「本当か!?」
「……恐らく」
お兄ちゃんはそれを聞いた途端、身を乗り出してアイクに迫った。
「だったら、その別働隊ってのに俺も加えてもらうぜ」
「もちろん、私もだ」
「いいだろう」
ティバーン達も別働隊に加わることをアイクは承諾した。
「……本軍の指揮はどうされますか?」
「それも考えてある」
「エリンシア姫、頼めるか?」
アイクはエリンシア様を見ながら言った。
「…わかりました。私はここに残って、このまま王都に攻め入る準備を続けています。ですが…必ずお戻りくださいね。リアーネ様と共に、必ず……」
「分かっている」
「リアーネ姫は、ここから少し南下した場所にあるグリトネア塔にとらわれているそうだ。そうだね、イナ?」
「はい。間違いありません」
「そこにお姉ちゃんが…」
私はお姉ちゃんが囚われている場所が分かった今、居ても立っても居られない気持ちが込み上がってくるのが分かった。
「…どうして分かるんだ?」
アイクが不思議に思ったのかイナさんに尋ねた。
「…知りたいことがあって…デイン本国からグリトネア塔に移された一団のことを調べていました。その時、耳にはさんだ情報です…」
「……詳しく聞いても、それ以上、教えてもらえないんだろうな?」
「……」
アイクの言葉にイナさんはただ黙っていた。
今は…他の人が何を思っているのかは感じられないけれど…
イナさんからは何か…とても強い意志や、誰かを想う大切な気持ちを感じる気がするんだ……
「……すまない」
「…まあ、いい。信じると決めたんだから、あとは行動するだけだ」
「ティアマト、セネリオ!夜が明けたら、俺は別働隊を率いて南にあるグリトネア塔へ行く」
イナさん達から話を聞いた後、アイクはお兄ちゃん達に聞いた話を伝えた。
「何があるの?」
「リアーネが囚われている」
「本当か!?」
「……恐らく」
お兄ちゃんはそれを聞いた途端、身を乗り出してアイクに迫った。
「だったら、その別働隊ってのに俺も加えてもらうぜ」
「もちろん、私もだ」
「いいだろう」
ティバーン達も別働隊に加わることをアイクは承諾した。
「……本軍の指揮はどうされますか?」
「それも考えてある」
「エリンシア姫、頼めるか?」
アイクはエリンシア様を見ながら言った。
「…わかりました。私はここに残って、このまま王都に攻め入る準備を続けています。ですが…必ずお戻りくださいね。リアーネ様と共に、必ず……」
「分かっている」