恋煩いの短編集
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とある昼下がり、私は主人の大事な所を覗いていた。
彼に乞われ、どうしてもとお願いされたのだ。
仕方なしに、少々躊躇いはしたものの彼を横這いにさせて、彼が初めて見せる場所へ棒を忍ばせる。
少し震えながら、怖がりながらも期待に満ちた喘ぎが聞こえた。
「こまちゃん……。
そこ、そこっ……!」
「もう……。
動かないで下さいませ。
中が傷つきますよ」
私は真剣にその中を探索していく。
「そんなこと言ったってな……。
あぁん!」
「変な声を出さないで下さい」
小さな穴を一生懸命覗き込んで、私はその中にある汚れを掻き出す。
その度に主人は女のように喘ぎ声をあげている。
「あぁ! こしょばゆいっ……。
あぁっ……。 でも良いっ」
時々、魚のようにぴくんぴくんと肩が跳ねる様子に、私は苦笑する。
動くな、と申し付けると彼は深い溜め息をついておっしゃった。
「こまちゃんと出会えて本当に良かったよ。
我輩、つくづく思う」
私はそれにはまた笑ってしまう。
逆向きにさせてまた再開する。
「耳掻きくらいで大袈裟なんですから」
「大袈裟じゃないもん……あぁんっ」
「こらっ……動かないで下さいと申しましたでしょう。
あ、ほら。取れた」
久秀さまのお耳の奥の方からゴロリと大きな塊が取れた。
余程手入れするのを怠っていたのか、黄色くて少しべたついていた。
その事を教えると、久秀さまはにやりとしたり顔をなさって言った。
「あぁ……それな。
こまちゃんに取って欲しくて、掃除しないでおいたんだ」
「楽しみを提供したおつもりですか?」
「まぁ、それもあるが、どちらかと言うと好きな女を嵌める時に自慰を我慢するときと似ているな。
知ってるか。
我慢した後は、いつも以上に濃くてどろぉっとしてな。
股ぐらから流れ出てくる様子も、ゆっくりだから見ていてなんだか興奮する。
自分もやっと解放される気持ちになって、さらに女を抱きたくなる」
何やら目を閉じて気持ちの悪い笑みを浮かべる久秀さま。
少し恥ずかしさがこみ上げて来たが、笑いで誤魔化してさらりと受け流す。
「久秀さまったら、それを言いたくて私にお耳を掻けと御命じになったのですか?
お人が悪いんですから。
もうお掃除して差し上げませんよ?」
「それは困る。
お主がやらねば誰がやるのだ」
「さぁ? どなたでしょうね?」
また耳の中に棒を挿入させ、入り口付近を撫でるようにそっと掻き回す。
くすぐったいと言いながら、彼は抵抗せず、ただ私に身を委ねている。
時々零れる小さな吐息と喘ぎ声に、私は段々楽しくなってしまうのを堪えた。
くすり、と微笑すると彼は私にちらりと目を寄越した。
「どうした?」
「耳の穴だけでは収まりそうにありません。
その内、鼻とか口とか……」
「尻とかか?
そんな風にされたら我輩、どうにかなりそうだよ」
「さて、どうなるのでしょうね」
「どうにかして欲しいものだな」
とても楽しそうに彼は言う。
その声音に少し意地悪したくなる。
そろり、と、腕を伸ばす。
臀の肉を撫でて、着衣の上から双丘を分けて尻を探す。
プツリ、と中指を差し込んだ。
「あぁんっ」
「ぷっ……くくく……。
はははっ」
「こまちゃんっ! この小娘め!」
「待って……あ」
起き上がった久秀さまに私は捕らえられた。
うつ伏せにされて、馬乗りになられた。
右腕を取られ、拘られた。
そして痛む。
すぐ耳元で彼は囁く。
「こまちゃん。
人を笑うと言うのは、誰かに仕返しを受けると言うことだ。
今、明らかに我輩を下に見たろう?」
そして、着物の合わせ目から手が忍び寄る。
ゆっくりと、なぞるように。
「久秀さま、お許しを」
「いーや。
許して欲しければ、我輩の尻を舐めろ」
「まぁ……そんなことですか?」
クスクスと私は堪えて笑った。
その上で久秀さまも笑った。
その内、くるりと反転させられると口中を犯された。
時々「どうなんだ?」と、聞かれる。
答えは勿論決まっている。
「当然、舐めて差し上げますよ。
菊座だろうが、臓器だろうが」
「あぁ、頼もしいお言葉だな。
お陰で我輩は我慢の限界だよ」
溜め息をついて彼は呟いた。
私は彼のなすままに受け入れる。
「久秀さま」
「なんだ?」
「さっき仰ったでしょう?
自慰を我慢してなんとかって……」
「我輩が溜めるような奴に見えるか?」
「まさか。ただ、お聞きしたくて」
「愚問だな。
お主に搾り取られた分を教えてやろうか?
さぁ、お口を閉じたまえ。
たっぷり愛してやろう」
異物が私の中に入り込む。
唇を噛み締める。
ゆっくりと入って来た時に、深く吐息した。
「我輩よりお主の方が分かりやすい。
焦らした後のお主は本当に良く乱れて可愛いぞ。
んん~?」
からかったつもりだろう。
私は締め上げて、反撃する。
悶える久秀さまに覆い被さり私は笑った。
「それは、御互い様ですわ。
あなたほど可愛い殿方もいらっしゃらない。
食べちゃいたいくらい……」
そう囁くと、がらにもなく困ったような表情をしていた。
真面目な表情とも取れる。
「食べられるのはごめんだ」
そして小さく呟いていた。
20180709