生徒交換
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※※主①視点※※
今日はあの跡部様の誕生日らしい。
体育祭も終わり、氷帝は今日から三連休だけど今日だけは部活で1日埋まっている。大好きな跡部様の誕生日を直接お祝いできるなんてとか思ってるんだろうか、いつもの休日の部活でもこんなに女の子たちで賑わってないのに今日はやけにうるさく感じた。応援席に座っている子の中にはプレゼントらしきものを持った子もいて、この後渡すんだろうなと察した。愛音も時々キャーキャー騒がれてちょっと参ってる様子で、相変わらず真里亜は元気いっぱい、梓はベンチに座って忍足と談笑中、このふたりはクラスが同じせいかよく話し込んでいる姿を見かける。その横にある別のベンチに置いてあったスポーツドリンクを手に取った直後、主役である跡部が樺地を後ろに連れてあたしの近くまでやってきた、振り向くと満更でもなさそうな顔で口を開く。
「おい妃香琉、今日は俺様の誕生日だ。ラリーでも付き合えよ」
「なんであたしが」
「あーん?あさみといい試合してたじゃねえか」
そしてここ最近、やけに跡部に絡まれることが増えた。まぁ同じクラスだし仕方ないのかなとは思いつつ、他にも相手はいるだろうにと不思議に思いながらもラケットを握ったけど、タイミングが良いのか悪いのかミーティングを始めると榊監督がやってきてラリーはお預けを食らってしまった。でも正直この前のこともあり心の中ではホッとしながら榊監督について行った。目線を下げて歩いていると、気にかけてくれていたのかさりげなく横に来た愛音が跡部にバレないようにぽつりと口を開いた。
「最近やたら跡部に絡まれてんな…?」
「そう?」
「あと、疲れてる」
「あはは、ちょっといろいろあってねぇ…」
「いろいろ…?」
ミーティングの終わりと同時に部活も終わりを迎えて、あとは着替えて帰るだけ。ソファに座って靴下を履いていると、真里亜がお腹が空いたと駄々をコネ始める。いつものようにだるそうに相手をする愛音は、さっきの事もあってかいつにも増して疲れていた。隣で着替えを進めていた梓と一緒にいつもの光景に呆れながらも微笑ましくしていると、誰かがドアをノックして入ってきた、着替えを済ませて制服に着替えた跡部だった。3人はなにか用事でもあるのかな、早く帰ろうとそそくさと荷物をまとめていた。あたしだってみんなと一緒にさっさと帰りたいのに、空気の読めない跡部にもう帰るのかとか、家まで送るとか色んなことを言われて謎の足止めを食らった。
「それじゃ、お先に失礼するわ」
「じゃあね妃香琉~また来週~!」
「お疲れ」
「あ、うん、おつかれ……」
そして、とうとう跡部とふたりきりになってしまった部室。
帰る前に冷蔵庫からスポーツドリンクを出して飲みながら跡部に目線だけを向けると、迎えを呼んでいるのかスマホの画面とにらめっこをしていて、数秒後にはお互いの目が合ってしまった。気まずくなって早く帰ろうとスポーツドリンクを冷蔵庫に返して鞄を手に取ると、その手を跡部に掴まれる。反動で下から睨みつけるように見上げたけど、彼は怯まなかった、むしろなにかを言いたげというかなんというか。
気がついたら、目を逸らしてから先に口を開いていた。
「今日、誕生日だね」
「なんだ、祝ってくれんのか?」
「別にそういう訳じゃないけど、プレゼントは何が欲しいとかあるの?」
「…、お前」
「…………は?」
単純に誕生日プレゼントはなにか欲しいものがあるのかという確認をしたかっただけなのに、跡部が返した返事の意味がどういうことなのかまったく理解出来なかった、同意もなく人のファーストキスを奪っておいて立て続けになにを抜かしているのかと。あたしの手を掴んでいた力が少し強くなって地味に痛かった、ていうかいい加減離して欲しいんだけど…。口を開こうとした瞬間、跡部がズボンのポケットに入れていたスマホが着信を知らせる、呼んでいた迎えが到着したみたい。見上げると再び目が合う、すると、あたしが持っていた鞄がふいに手から離された。
「せっかくだから祝えよ…、鞄持ってくぜ」
「あっ!ま、待ってよ…!」
仕方なく、その背中を追いかけた。
ほんと横暴というかなんというか。
車に乗せてもらってから少しして、跡部の家についた。氷帝から車だと10分もかからないぐらい家が近いことを初めて知って初めて跡部の部屋に案内されてそのあまりの広さに驚きながらも、適当に荷物を置いてちょうど近くにあった大きなサテン生地のソファに座る。凄くふかふかしてて、触り心地もいい。部屋を見渡していると部屋の主が帰ってきて、後ろにいるメイドさんの手にはトレーに乗ったマグカップがふたつ、その片方を渡されて口を付けると中にはココアが入っていた。どこであたしの好物を嗅ぎつけてきたのかはわかんないけど、凄く美味しくて半分くらい飲んだところで窓から外を見ていた跡部が口を開く。
「もう少しでテスト期間だな」
「もうそんな時期?ていうか、話題にするってことはよっぽど自信あるんだね」
「フン、今回も俺様が首席なのは決まってるからな」
「ふーん?(大した自信だな…)」
そういえば、と話を元に戻そうと思ってマグカップをローテーブルの上に置いてから、口を開くと窓の外を眺めていた跡部が隣に座ってきた、ちらっと横目で彼を見ると距離が近い気がするのは気のせいかな…。結局、誕生日プレゼントとして彼が欲しいものはなんなのだろうか。テニスやってるし、ラケットぐらいならプレゼントしてあげてもいいけど…。
「結局、プレゼントはなにが欲しかったの?あたしの方が誕生日早いし、おねーさんがなにか買ってあげてもいいけど…?」
意地悪そうに言ったのも束の間、隣に座っていた跡部が距離を詰めてきた。驚いているといきなり両手を掴まれて背もたれに身体を押し付けられる、突然のことに動揺して睨むように目線を上げると、やけに真剣そうな表情で見下ろしてくる彼と目が合って少しだけ心が揺れた。キツめに言った言葉にも動じる素振りはなく、また少し顔が近づいてきて冷や汗をかいた。
「……っ!急にな…」
「ここまで連れてこられてまだわからねぇのか?」
「な、なに、言って……っ!?」
なにが起きようとしてるのかもわからないままなんの前触れもなく、唇を塞がれて口内に舌が入り込んできた。腕に力を入れて抵抗しようとしても意味がなくワイシャツの上から胸を触られたかと思えば今度は片手で器用にボタンを外し始めて、その手が背中に回ってきてから背中にある下着のフックを外された。下着を捲りあげられてから胸がさらけ出されて両手で包み込むように跡部の手が触れると、胸の先を指で撫でられて思わず声が漏れる。
「ん…っ」
「もう少しこっち来い」
「ゃ……っ」
今度はグイっと腰を引き寄せられたあと、再び指と舌先で胸の先を弄ばれる。抵抗しようと跡部の腕に爪を立てても効果はなく気がつけばワイシャツはほとんど脱がされていて、スカートのフックも外されて床に落とされていた。突然太ももを優しく撫でられたかと思えば下着の上から下の口の割れ目を撫でられ、初めてのことに驚きながらも体格差には勝てず押し返せすこともできずにされるがままになり目をギュッと閉じた。
「あっ…んゃ…、跡…っ」
「案外可愛い声で鳴くんだな?」
「…っ、ふざけな……、っ!?」
言い返したところで身体が浮いたかと思えば、今度は姫抱きにされてべッドの上に横にされる。跡部とベッドに挟まれた状態になって逃げることが出来ないまま、足の間に身体を割入れられてから頬を優しく撫でてきてからすぐさま肩を掴まれて無理やり唇を押し付けられた。口内に舌が入ってきてお互いの熱を持った舌が絡み合い唇が離れて気がついた時には裸で、ワイシャツと下着は隅に追いやられていた。跡部に目を向けるとどこか余裕の無さそうな表情が一瞬だけ見えて目を逸らす。再び両手を取られてベッドに押さえつけられたかと思えば胸の先を舌で弄ばれながら、跡部の下半身で固くなったソレを服の上から擦り付けられる。片手だけが開放されたのもつかの間、今度は右手が下半身にまで降りてきて下の口の割れ目を撫でたあと、指が1本入ってきてナカを探るように動き始めると聞いたことのない水音が聞こえてきて身体が強ばった。
「ぃ……、や…っ、んぅ……」
「身体は正直だな」
「ひゃっ……んっ、あぁ……っ!?」
それからすぐして、奥深くを刺激されて初めてひとりイッてしまった。イカされたことによって動く気力もなく休んでいると跡部が制服を脱ぎ始めた、中学生にしては鍛えられた胸筋や腹筋が目に入りもう戻れないところまで来てしまったと思いながら、自分の身体を隠そうと手探りでシーツを探すけどその手はすぐさま掴まれてしまった。彼は器用に自分のソレにゴムを嵌めてすぐに下の口にピタリと当てて、予想よりも大きなソレに顔を背けた。頬を撫でられて動揺していると、頬にキスをされてから両手で太ももを持ち上げられて、ゆっくりと跡部のソレが下の口のナカに入ってくる。初めてのことに痛くて苦しい、なのにナカはソレを締めつけていく。
「ま、跡部…、やだ……っ」
「ここまで来て、逃げんな…っ」
「っ…!?ひゃ、あぁ……っ!」
やがて全部を受け入れると、両手をベッドに押さえつけられながら跡部がゆっくりと腰を前後に揺らし始めてから中を刺激される。律動が少しずつ早くなりお互いの肌と肌がぶつかる音と、結合部から聞こえる卑猥な水音に凄く耳を塞ぎたかった。両手が解放されたかと思えばその手が胸にまできて掴まれたあと胸の先を摘んだり撫でられたりされて弄ばれ、悲鳴に近いような声が漏れる、時々ズンと奥を突かれておかしくなりそうだった。
「ひゃあぁっ、やっ…だ…、あぁっ!」
「く…っ、力、入れんな…っ」
「あっ、だ、めっ、あんっ」
「まだ少しキツいか…っ」
「ふぁ、あっ、跡部、…ぃや、ああぁ…っ!」
奥の奥を突かれてまたイカされてから、ナカから跡部のソレは一旦引き抜かれた。跡部の身体が離れたうちにとにかく息を整えようとベッドに身体全体を預ける、身体を横向けて目を閉じるとまだ続けるつもりなのか、跡部がもう一度ゴムを替えて覆いかぶさってくると、仰向けに腕を引っ張られてから腰をがっちり掴まれて身動きが取れなかった。そしてすかさずナカに再びソレが入ってきて、今度は早速と言わんばかりに律動が始められる。もうどうしたらいいか分からずその行為を受け入れるしか無かった、限界が近づいてきて、もうこれ以上は無理だと思った瞬間に身体が重なって肌と肌が密着してから、もう一度ズンと奥深くを突かれた。
「ひゃあぁ!…あっ、あ、とべ……や、あんっ、イクっ!……イッちゃ…!」
「はっ…ぁ……妃香琉、俺は…お前が……っ!」
「やっ、あぁぁっ……!!」
お互いにビクリと身体が震えて、絶頂を迎える。
あたしが息を整えている間に跡部がナカからソレを引き抜いてその時に何かを言ってたけどうまく聞き取れず、その行為を最後にあたしは気を失っていたようであの後どうなったのかは記憶になく、次に目が覚めた時はもう日も沈んでいた。
目が覚めて、薄暗い部屋を見渡すと跡部の姿は無かった。枕の横には綺麗にたたまれた制服と下着が置かれてあった、とりあえず重たい身体を起こして身なりを整えてから自分の鞄を持って部屋を出る。どっちが玄関だっけとキョロキョロしていると通りすがりのメイドさんがちょうど声をかけてくれたから、家に帰ることを伝える。
「お車を回しますので、お外でお待ちください、こちらです」
「ありがとうございます」
優しそうなメイドさんで安心しながら、あたしは跡部家のリムジンで自宅まで送ってもらった。家に着くと、家の1階には誰もいなかった。そのまま自分の部屋まで直行して、あまりの疲労感に制服のままベッドに倒れるように横になると、見上げた時に見えた三日月が綺麗だった。ため息をついてからさっきのことは忘れよう…、そう思いそのまま目を閉じた。
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