第二章 私の未練の話
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後悔、なんて語り尽くせないほどある。
やりたいことややりたかったことはそれ以上にある。
でも、過去に戻ってやり直したいとは思わない。たぶん私も彼も…今この現状に納得しているから…たらればはあくまで仮定の話で既に進んだ状況では意味のない例え話に過ぎない。
私の未練の話はここでひとまずお終い。
私は彼と明確に別れて…正直スッキリした。きっと曖昧に終わった関係が私の後ろ髪を引いていただけで一回ケリをつけてしまえば心の整理はつけられた。
彼とはとりあえずお友達でいい。…なんて私が言える立場ではないけれど私はまず夢を叶えて、彼と自信を持って対等になれるその日までは彼との関係はこのままでいいと思う。
夢が叶ったら、まず教えてあげよう。
彼に……泉くんに……まず一番に報告してあげたいと思う。私の夢と私の思いを…、それを聞いて彼が応えてくれるなら私はもう逃げも隠れもしないっていってあげよう。
それから…いっぱい褒めてほしいな…夢に向かってよく頑張ったねって褒めてほしい…。
『ありがとう、泉くん』
瀬名「…なにが?」
『今日、とっても楽しかった』
瀬名「そ…まぁまた連れて出てあげるよ」
今日見たモネの絵が私に今日貴方とちゃんと『お別れ』する勇気をくれました。
『くまさんもなるさんもいい人でした!』
瀬名「…くまくんと会わせた記憶ないんだけど⁉︎」
『なるさんとはぜひ女子会してみたいです!』
瀬名「…女子会?」
今日知り合ったお二人から…貴方が『Knights』を愛し、愛されていることがわかりました。
貴方をまた知ることができて嬉しかったです。なんて言いませんけど…だってこれは私の未練タラタラなのを口にしているようなものですから…。
『くまさんと美羽子さんに…お幸せにとお伝えください』
瀬名「うん、ちゃんと伝えておく」
恋人じゃなくてもいい、今は友人でいい…もしその間にいい人が見つかれば私は未練を捨てて応援する。泉くんが私なんかよりいい人に出会えればそれでいい…そうすれば私も喜んで背中を押そう。それまでは、私の愚かな未練に付き合ってもらおう。
『いつか…いつか夢が叶ったら、私の夢の話聞いてくださいね』
瀬名「もちろん、聞かせてよね。あんたの入れたコーヒーと一緒に…」
『はい、美味しいコーヒーを淹れてあげます』
とりあえず、これが私たちの現状一番の答えで
私の人生最大の未練が一区切りついた話だ。
エピローグ
少し心が楽になった気がした
私の未練の話 end.
……To be continued
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