ジャッジ!白と黒のデュエル
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『デュエル』当日ーーーー
完成したステージ裏に『Knights』と『Trickstar』のメンバーが揃っていた…全員分揃った『デュエル』専用衣装を身に纏ったメンバーは圧巻でとても霊感(インスピレーション)を刺激する…
メモ帳と五線譜を取り出そうとすると泉にペンを取り上げられてしまう…
瀬名「ちょっとぉ!なんであんずが売り子してんのにあんたはしてないのぉ?」
『泉は私に売り子とやらをしろ…、とおっしゃるのか』
瀬名「なにその口調」
朱桜「でも、確かにそうですね…お姉様は売り子や他の雑務は行なわないのですか?」
『……適材適所です…私には…売り子は…他の雑務は完了してます…』
過去にあった出来事を思い出し自分を抱きしめていると凛月が上からのしかかってきた。あまりの重さに腰が折れてしまいそう…
凛月「無理無理〜♪女王様は、ファンの前に出るの苦手なんだよねぇ〜」
『…ぬぅ…重たいよ、凛月…』
瀬名「はいはい、くまくんは女王様の上からどきなよねぇ〜」
朱桜「fanの方々の前に出るのが苦手…、なのですか?」
鳴上「その辺りは、複雑なのよォ…気にしちゃダメよォ」
『気にしないでいただけると…』
泉と司くんは触れてはいけない部分と察してそれ以上話をしなかった。少しもしないうちに遊木くんが「もうすぐ始めるよ〜」と声をかける。
すると、凛月が起き上がって座ってた椅子の横に片膝をつくように座り私の目の前に衣装の手袋を差し出す…
『…え?なに?』
凛月「つけて?」
『え?なんで?』
凛月「久しぶりのライブだしさ?気合い入れてもらおうかなって…?」
『凛月の出番あとじゃん…』
凛月「でも出番だよ…?」
凛月はなんだか譲らないと言った顔でこちらを見るので差し出される手袋を受け取ると、してやったって顔で左手を差し出す。
私もそれに倣って左の手袋を凛月につける…
凛月「何か喋ってよ〜」
『何かって…ん〜〜…なんだかんだ練習真面目にしてたね?』
凛月「…え…そういう…?」
『あっ!かっこいいやつか!おっけ待って妄想するから!』
そういって考える素振りをしていると他の『Knights』のメンバーも寄ってくる。凛月は右手をフラフラと揺らしにながら「早く〜」とこっちをみる
すると、いつかのライブで彼が言っていた言葉を思い出し。凛月の右手の手袋持ち直す。
『じゃあ…女王の命令です。このライブ最後まで全力で…』
凛月「……紳士的に…礼儀を尽くして…?」
『うん、頑張って行っておいで?』
そう行って自分の気持ちを乗せるように凛月の肩にポンッと置くと凛月は満足そうに笑って「うん、行ってくるね♪」と笑う。一息ついて椅子から立ち上がるとそれを見たナルちゃんが「アタシも♪」と私に手袋を渡す。
『え〜…ナルちゃんもやるの?』
鳴上「あらっ!凛月ちゃんだけなんてズルいわァ♪」
『も〜…、じゃあ女王の命令です。このライブ最後まで全力で』
鳴上「紳士的に礼儀を尽くして♪」
『頑張ってね、行っておいで』
ナルちゃんにも同じように肩に手を置くとその手を重ねて「しっかり見てなさいねェ」と挑発的な顔をされてしまった。それを見ていた司くんは手袋を手に持ってキラキラした目でこちらを見ていた。
朱桜「これは『Knights』の通例なのですかっ⁉︎”marvelous”素晴らしいです!」
『違うよ…これは凛月が今始めたワガママ』
朱桜「ですが、これをすぐに思いつくお姉様さすがです…!私もやっていただけますか…?」
『わかった。手袋貸して…?…っと…うん、女王からの命令です。』
朱桜「はいっ!」
『ふふ、このライブ最後まで全力で』
朱桜「紳士的に礼儀を尽くして…!頑張ってまいります!」
『うん…、頑張っておいで』
司くんの肩にも手を置いて…。そのあと、頭を撫でると驚いた顔をしてから「行ってまいります」と微笑んだ。3人終わって一息と思ったら泉が手袋をこちらに差し出していた…。泉はこういうの好きじゃないと思ったんだけど…
『泉もするの…?』
瀬名「なぁに?俺だけ仲間はずれぇ?」
凛月「女王様、セッちゃんは照れてるんだよっ♪早く受け取ってあげなよっ」
鳴上「そうよォ♪泉ちゃんが甘えるのは珍しいんだからっ♪」
瀬名「あぁ!うるさいなぁ!嫌ならいいけどぉっ!」
そう言って自分で手袋をつけ直そうとする泉の手から手袋を取り泉に向き直る。泉はムッとした顔をしてから「早く」と手を差し出す。
『泉…』
瀬名「なぁに?」
『真くんに迷惑かけないでね?』
瀬名「…はぁ⁉︎いつ俺がゆうくんに迷惑かk…」
『女王の命令です。このライブ最後まで全力で』
瀬名「紳士的に礼儀を尽くして…」
『頑張って、行ってらっしゃい…』
瀬名「ステージでは『ちゃんと』するよ。行ってくる」
泉の肩に手を置くと、泉は満足げな顔をして私の頭を撫でる。四人は全員揃って『Knights』サイドの舞台袖へと向かって行った。その頃には舞台上で真くんが『デュエル』の開催を宣言していた。
騎士の誓い
『ーーー勝敗よりも楽しんでね。騎士様方?』
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