MainStory〜第一部〜
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『UNDEAD』との結果が発表されてすぐ、『Trickstar』が舞台へと上がってくる。まだ北斗くんが戻って来ていないようで、3人の姿で天祥院くん率いる『fine』と対峙する。
零「あとは任せたぞ、『Trickstar』。我輩たちはまことに残念じゃが、ここで敗退じゃからの」
羽風「充分すぎるほど張り切ったでしょ、年寄りの冷や水だよ〜?ドリフェスにおける延長戦は決して珍しくないけど、三連戦ってのは滅多にないんだよね〜
あぁ、くたびれた。もう二度とやんないからね、汗を流すのは俺のキャラじゃないし〜?紡ちゃんに褒めてもらわないとわりにあわないからね!」
零「うむ。薫くんも、よく最後まで付きあってくれたのう。紡ちゃんには我輩からお願いしておこう。おぬしがいてこそ、我輩の計略は十全に昨日したのじゃ♪」
そう言って2人は舞台袖にいる私をみる…苦笑いしながら私も大きく丸を作る。
羽風「やったねっ♪とりあえず、朔間さんのためじゃないから、このステージを見てる全ての女の子にアピールするためだから、この余韻が残ってるうちに女の子たちを口説きに…いや紡ちゃんがいるし我慢してあげる。それに負けちゃったし、かっこ悪いとこ見せちゃったし…」
あんず「かっこよかったですよ!」
羽風「ははっ、お世辞でも嬉しい!ていうか。弱ってる時に優しくされるとグラッと来ちゃうな〜、ちょっと転校生ちゃんに本気になっちゃおうかな〜☆」
一応、薫くんにも負けたっていう感覚はあるのか関係者席にいるあんずちゃんに褒められて明るくなってよかった。
晃牙が吠えているけど、零さんに止められてアドニスくんが零さんに言われて、晃牙の首根っこを掴み引きずっていく。
晃牙は最後まで満ち足りないと叫んで消えていった…
零「準決勝のふたつの舞台は対照的じゃったのう、戦争と平和。悲劇と喜劇。憎悪と情愛…それが激突する決勝戦は、女房を質に入れてでも見る価値がある。楽しませてもらうぞ、各々方♪
それでは、失敬。諸君らの、健闘を祈っておるよ。」
天祥院「good night、陽気で厄介な『UNDEAD』たち。全く、君たちはいつも楽しそうで羨ましいよ」
零「さぁ、紡ちゃん。おぬしにそちらは似合わん。こっちにおいで♪」
『え…零さん…いつのまに』
UNDEAD側の袖にはけた零さんが何故かfine側の袖に来ていた…零さんは似合わんというと私の腕をとって歩き出す。静かに歩くものだから、零さんの足音と舞台から聞こえるライブの音声だけが耳に入ってくる。
零「大丈夫じゃよ、ピースは揃っておる。時は来た、そう言ってもいいじゃろう…『Trickstar』も転校生の嬢ちゃんも…紡ちゃんも、よく頑張った。もう一踏ん張りじゃ」
『零さん…あの…』
零「よう頑張った。」
零さんが引っ張っていた腕を離し、こちらを向く。「彼らを信じておらんのか?」と零さんが勢いよく横に振る。
振りすぎた頭にポンッと手が乗る。零さんの手だ…
『…最近、負けてばっかりだね。”朔間さん”』
零「……あぁ、でも悪い気分じゃねぇな」
『私も…『Knights』が負けても悪い気分にならなかった…不思議だね…』
零「まったくだな、でもよく頑張ったな紡。」
『零さんもよく頑張ったねぇ…薫くんより先に零さんのこと褒めてあげるよ』
お互い頭を撫で合う不思議な光景だった、と思う。それでも、まだ終わっていないのに私たちには達成感があったんだと思う。それはきっと2人とも『Trickstar』はやってくれる、そう確信しているんだろうね。
改めて、決勝戦を観るために零さんについていく。
『Trickstar』は4人揃って舞台に立っていた。北斗くんはおばあちゃんの手紙を読んで失いたくないものに気づいた。両親よりも自分自身を大切にすることを選んだ。
手紙には何があってもどうなってもお祖母様は北斗くんの味方だ、と書いてあったそうだ。
覚悟を決めた目で天祥院くんをみる
氷鷹「生徒会長。あなたに従うことが俺の運命だったとしても、俺はそれに逆らおう
そう、決めた。おばあちゃんは、きっと喜んでくれる。両親は関係ない、将来も何もかも捨て去っていい
俺はこの場に、『Trickstar』として立ちたい。好きなように、させてもらう
俺も、『Trickstar』だ!」
天祥院「…そうかい。残念だよ、僕はほんとうに君に期待していたんだけどね
評価していたのだけれど、そこまで覚悟を決めているなら仕方がない。容赦しないよ、北斗
君がせっかく得た夢も希望も何もかも、踏みつぶしてあげよう」
天祥院くんが北斗くんと対峙する。
何度踏まれても輝きを失わずに何度も立ち上がる『Trickstar』…それが『Trickstar』というユニットだ…。
今だって、北斗くんがいくら自分を貶そうと誰もそれを責めることはしない。北斗くんの肩を掴み、スバルくんが笑う
明星「…遅いぞ、こんにゃろ☆」
そのあと、あろうことか顔を殴ったーーー
氷鷹「ふ、ふふふ。もっと殴れ明星!俺はそれだけの罪を犯したんだ、好きなだけ殴ってくれ…☆」
『少し会わないうちに、北斗くんおかしくなってしまった…』
零「ああいう、キャラじゃったかのう。」
『なんか、数時間前に見た北斗くんは暗雲立ち込める…って感じだったんだけどなぁ…』
あんなに暗い顔をしていたのに、覚悟が決まった。というほど北斗くんは清々しい顔をしていた。
やっぱりあの子達は4人揃った姿こそが完成形だ。受理されたであろう、書類は生徒会権限で握りつぶし、その代わりに『Trickstar』を『fine』が圧倒的な力で倒す。と天祥院くんが宣言する
天祥院「ふふ。対決が始まる前に、すでにぜんぶ解決した〜みたいな空気を醸しださないでほしいけどね
僕には僕の目的がある、それだけのこと……
さぁ、無駄話は終わりにしよう。観客が首を長くして待っているよ、僕たちのステージを
夢ノ咲学院の生徒として、恥ずかしくない舞台を望むよ。生徒会長としても、ひとりのアイドルとしてもね…」
帰還
『4人揃った『Trickstar』が一番霊感を刺激する…♪』
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