MainStory〜第一部〜
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あんずちゃんと女子会をした日の放課後、
私達の個人練習が始まった。
一緒に過ごすことになっているスバルくんももちろん一緒に始まった。
まずは料理面、泉に聞いた練習の合間に食べたいもの、カロリーについて詳しく聞いたしそのやりとりは続いてる。
聞いたやり方をそっくりあんずちゃんに伝授して、さらに自分の意見も付け加えていく。あんずちゃんは料理が下手というわけではないらしい…手際よくこなしていくし、聞きたいことはハッキリ聞いてくれる。
スバルくんは味見と他のメンバーの好みを教えてくれる。あんずちゃんはそれをメモしていく。私もそれを頭にあとで泉に伝えるようにメモしていく。
そして、応急処置はサポーターとかテーピングの正しいやり方をスバルくんの実験台にして教えていく。
ここはこうした方がいい、こうしたらもっと痛める。
そして何より大事なのが、困ったらすぐ先生を呼ぶこと。結局は女である私達はもしメンバーが倒れても担いで運ぶこともできなければ安全に動かすことは不可能に近い。
大人を呼んで応急処置や移動をしてもらうのが一番安全で確実である。それをあんずちゃんは真剣に聞いてはメモしてくれた。
次にステージについて、『S1』では公式ドリフェスということもあり一般客が参加する。その為大掛かりにステージを変えたりというのはできない、他のユニットがいるからだ。その為、一般客にいかに『Trickstar』の色を知ってもらうのか、どう見せていくのかが考えるポイントである。スバルくんのこうしたいああしたいも聞きつつ、素人だからこそ感じる意見をあんずちゃんから出してもらう。
それを噛み砕いて私があんずちゃんに再度質問する。
ユニットのカラーは?ライトの設置位置は?配色は?それをしたら観客はどんな感じに思う?
それを時間をかけながら、あんずちゃんが答え、私がさらに質問していく。
ユニット単体のライブならばあっさり決まるが今回はドリフェス、色を出しすぎてはいけないのだ。そのいい塩梅になるように私は答えは言わず、あんずちゃんに答えを出させていく。
次にデザインについて、スバルくんがこの話をすると大喜びしていた。やはり、ユニットと名乗るからには必要なものだ。
私も最初はデザインを任された時に怒鳴り散らされた。如何せんうちのユニットは美的センスの高いのが多い。でも、そのおかげで鍛えられてだからこそあんずちゃんに力を今貸すことができている。
ユニット衣装に限らず、衣装というのはイベントなどのモチーフで色やイメージがかなり決まってくる。そこに加わってくるのがユニットのイメージ。今回はドリフェスということもあり、モチーフは固定されずユニットのイメージで形を作っていく、あんずちゃんがこういう形にしたいというのを私がイラストにおこしていく。
そこから、動きやすいものなのかメンバーでどう違いをつけていくのかと詳細を詰めていく。
だんだんと形になっていくそれは2人の表情を確かに明るくしていった。
そんな1日を数回繰り返した頃、
気づけば北斗くんたちの地獄の一週間は終わり。
私の『TrickStar』に作った楽曲は15曲目に突入していた。
私達なりの個人練習
『一週間、あっという間だった』
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