MainStory〜第一部〜
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その後、氷鷹くんと零さんの言い合いは
零さんの言葉のレールに氷鷹くんが乗る形で進んでいく。
その間、私は晃牙が暴れるので犬轡と縛ってた縄を解いてやった。だんだんと縛られたままなのを可哀想に感じたので…
身動きとれないって辛いよね…わかるわかる…
縛るものがなくなった晃牙は零さんと氷鷹くん達の所へと噛みつきに行った。
説明を求める晃牙を零さんが可憐に流していく。
だんだんと吠える声が大きくなる晃牙を葵兄弟が宥める。
バランスがいいな軽音部…
大神「テメ~らにも言ってんだぞ、『Trickstar』よう!」
氷鷹「ふむ。耳が痛いが、俺はこれも縁だと考えたい
朔間先輩、恥を忍んで頼みたい。俺たちに、ちからを貸してくれないか?
生徒会と拮抗しうる実力者、『三奇人』のあなたの助力が得られれば心強い。ちょうど、俺たちは指導者を求めていたんだ
できれば、争いたくない。俺たちの敵は生徒会だ」
氷鷹くんの強い意志を感じる発言。そうだ、私たちの敵は生徒会だ。
革命を起こすためには助力をくれる指導者は必要不可欠、そこに零さんを指名するのはまさに適材適所。『三奇人』は生徒会も触れずらい存在。
『三奇人』の残り2人である日々樹くんは生徒会側の人間で氷鷹くんが言うようにまともな会話できる相手じゃないし、もう1人の奏汰に関しては日々樹くんよりも会話が成立しない。2人とも良くも悪くも自分の世界がある人だ。2人に比べて零さんはまだ会話が成り立つ。自分の世界をお持ちなのは変わらないけど…
零さんは微笑みながらその誘いを断るが、自分に得はない仮初でも「平和」が1番と告げるが、続けて氷鷹くん達が零さんをその気にさせることが出来れば、という。
零さんが言うには
あんずちゃんは昨日氷鷹くんの独白を聞いて彼女なりに気持ちを決めていた。それにも関わらず女の子だからと力を預けきれない氷鷹くん達に零さんは覚悟を決めさせようとしている。
素人なりで素直に受け止めそれに応えようとするあんずちゃんに任せきれない氷鷹くん達は輝くことはできるのか…革命を成し遂げられるのか…
覚悟が足りないんじゃないのか…と零さんは伝えたいのだと思う…
零「転校生の嬢ちゃんひとりでは、無力じゃ。輝けない。けれど、おぬしらは孤独ではない。『ユニット』であろう、星の名をもつ子供たちよ。
『Trickstar』よ、おぬしらの輝きをみせておくれ
彼女は、きっとそれを何倍にも何十倍にも煌めかせる。触媒じゃ、希望の光じゃ。それを失ってはならんよ?」
そういう零さんの言葉が胸にストンっと落ちた。先程晃牙も言っていたが、『Trickstar』。
それが彼らの名前らしい。変革を起こす彼らにピッタリだ…
プロデューサー1人では何も出来ない。アイドルだけじゃ何も叶わない。ふたつが合わさって革命へと走り出せる
氷鷹「歌と踊りを所望なら、俺もそれを見せよう。品定めしてくれ、朔間先輩
俺が発揮するパフォーマンスは、転校生のパフォーマンスだ。彼女は『プロデューサー』で、俺は『アイドル』だからな
俺が輝けたなら、それは彼女が輝かせたんだ
俺たちの実力を、あなたに示してやる。『三奇人』、朔間零」
氷鷹くんは寄り添うようにあんずちゃんのもとへと向かう。
そんな氷鷹くんを見て、大きな一歩を踏み出したように感じた。氷鷹くんに続いて明星くん、遊木くんとあんずちゃんのもとへ駆け寄っていく
みんな揃えば太陽だって霞む。それが『Trickstar』だと明星くんが言う…みんなで歌って踊りたい。
そんな輝く笑顔でこんな状況でも笑顔と希望失わない。
零「むしろ、『待ってました』と言いたいところじゃわい
なぁ紡ちゃん?若返るのう、懐かしいのう。青春じゃのう、永らくこの学院から失われていた輝きじゃのう♪」
『私はそんなおじいちゃんみたいになった覚えはないんですけど…
でも、輝き…ですね…、私からしたら既に眩しいです』
零「そうじゃのぉ、どうじゃ?インスピレーションとやらは湧いてきそうかのぉ?」
『ふふふ。すでに溢れ出してとまらない。』
零「くっくっく、長生きはするものじゃのう♪」
『1個しかかわらないよね、零さんと私』
そう言って笑う零さんと『Trickstar』の3人が向かいあう。
そして静かに、零さんが「やってみせろ」と言いたげに顎をクイッとする。
それに3人が頷き、『Trickstar』の3人の歌と踊りが始まった
お手並み拝見
『お姉さんにも魅せてね、君たちの希望の光を』
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