鏗鏘のStar Light Festival
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鳴上「そうそう、今年のことは今年のうちに
ちなみに『スターライトフェスティバル』って実際ちょっと長いから、略して『スタフェス』って呼ぶのが主流みたいよォ?」
月永「すたふぇす……。確かクリスマス当日にやるんだっけか」
『そっか…クリスマス当日かぁ…』
月永「名前からいってクリスマスツリーの天辺にある星をみんなで奪いあうような愉快な代物だな!わはは☆」
その発言はあながち間違ってはいない『スターライトフェティバル』。あんずちゃんから話は聞いたが、学院内のほぼ全てのユニットが参加し夢ノ咲学院アイドル科のNo.1アイドルを決めるイベントであり、それはまさにアイドル同士の戦争。最後まで立っていたものが勝者という構図はとてもわかりやすく『Knights』としては、得意分野のイベントだ。
月永「それなら、おれたち『Knights』の独壇場だっ♪」
瀬名「何でそう荒っぽいの、べつに殺しあいをするわけじゃないからねぇ……俺たちアイドルが聖夜のサンタ役になって、お客さまに最高の贈り物をするっていう主旨だから
暴れないでよ。今の俺たちの立場もある、応援してくれるファンもどんどん増えてる
いつまでもルール無用の愚連隊じゃないんだからねぇ?」
『なるほど…アイドルがサンタさんなんだねっ!それはファンサービスも勝負に入ってきそう!』
月永「でも、やることは同じだろ〜、歌と踊りで殴りあう戦争だ
お祭り気分でのこのこ参加したら死ぬぞ、アイドル活動は殺るか殺られるかだ。がるるる」
レオは炬燵に入った私の上に乗っかって向こう側にいる、泉に「がるる」と威嚇ポーズをとる。泉は呆れた顔で「はぁ」と溜め息をこぼす。
瀬名「ほんと殺伐としてるよねぇ、もうそういう時代じゃないから
気ぃ抜かれても困るけどさぁ、近ごろ夢ノ咲学院ではどこのユニットもどんどん活発になってるし油断して、寝首を掻かれないようにしないとねぇ?」
『確かに、活発だよねぇ…依頼書も増えてた。けど、今の『Knights』に死角はない!』
朱桜「はい。古豪復活と謳われ快進撃をつづける我ら『Knights』ですが、いまだにその地位は盤石ではありません
抜かりなく策を練り、万全の状態で臨みましょう」
月永「最初からそのつもりだってば。『スタフェス』用の新曲は任せろよ〜、いま鬼のように傑作を仕上げてるから木っ端侍どもなんか、鼻歌まじりに蹴散らしてやろう
それでクリスマスツリーの天辺の星を、おれたちが手に入れる!いやぁ前から欲しかったんだあれっ、わはは☆」
瀬名「女王様の新曲も完成しかけてるし〜、『Knights』らしく快進撃を続けてやろうじゃん…?」
月永「あぁ…!前に言ってた新曲だな!紡の新曲も楽しみだ!」
泉はニヤリと私を見て笑う。レオは私にのっかかったまま私の顔を見る。その顔が近くて驚いた顔をするとレオは「どうした?」と首をかしげる。レオが普通にしてるってことはこれが私たちの今までの距離感なのだろうか、今までがわからない…
どうしていた…どうやって返せばいつも通りの私だろう…。この想いを隠せるだろう…
『あ…えっと…新曲出せるように頑張る…』
月永「…?あぁっ!」
『わ…私!『スタフェス』の詳細もっと聞いておきたいかも!アバウトにしか聞いてないしまだステージ図出てないし!』
レオを押しのけて司くんとナルちゃんが居る方を見ればナルちゃんが嬉しそうに微笑んでいた。泉と凛月の笑い声も聞こえるが、なにも聞かなかったことにしてやろう。
朱桜「そうですね!作戦会議するのであれば、"stage"の情報は欠かせません。僭越ながら、この朱桜司が説明させていただきます!」
『うんうん!よろしくね司くん!』
そういうと、司くんは『スタフェス』について説明し始める。
『スタフェス』は前半と後半にわけられ前半戦は出入り自由でとにかく得票数を稼ぎ、後半戦は前半の得票数上位8位までが登壇することを許される。
後半戦はイベントに合わせたステージや衣装でライブを行うことが可能な代わりに前半戦は負けたら即退場という、過酷なルールだ…。
しかし『スタフェス』は『S1』のライブイベントだから外部にファンの多い『Knights』にはうってつけだ。そこら辺のユニットに勝ち目はないと思われる。
聖夜にこんな戦いごとをするなんて穏やかではないかもしれない…それでもファンにとってはアイドル会えるだけで幸せなのかな…
『あれ…スタフェスってクリスマス当日なんだっけ…?』
司「はい!その通りです…!」
クリスマス当日ということは12/25……私にとっての大事な日がその日であったことを思い出す。
私は申し訳なさそうに『Knights』のみんなに言葉をこぼす
『あ…ごめん、私当日いないかも…』
Knights「…はぁあああああああ!?」
予期せぬ事態
『ビックリ…したぁ…』
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