MainStory〜第一部〜
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=セナハウス=
少し歩いたあと
2人が立ち止まったのは撮影機材がある部屋のひとつ。アイドルが撮影慣れするための部屋なんだが、なんでここに…?
鳴上「ここが『Knights』の拠点になったの♪」
『拠点!?聞いてない!』
瀬名「学年も違って何かと不便でしょぉーそれで女王様にナイショで城を作ったってわけぇ」
鳴上「ここなら女王様も作曲し放題よ♡」
え…すごくない?うちの騎士達優秀すぎて感動しちゃう…
『な…何してもいいの…?』
瀬名「限度はあるけどある程度はオッケーだよぉ」
『限度っていうと…?』
鳴上「そうねェ…みんなが過ごすって考えれば、部屋を汚したり物壊したり…とかかしら…?」
『しない!しないしない!ピアノ入れてもいい!?グランドピアノ!』
瀬名「はぁ!?無理に決まってんでしょぉ!?キーボードが限界!」
鳴上「あらあら♪やっぱり女王様は音楽のことになるとキラキラするわね♪うふふ、かわいいわァ♪」
喜びが溢れて部屋のドアをバンッと開けると呻き声が聞こえた…
『ヒィッ…おば…おばけ…』
凛月「んんんぅーーうるさいなぁ…だぁれぇ…?」
瀬名「くまくん、もうきてたんだ」
凛月「セッちゃんが女王様のこと攫ったうえに、ここに集合っていうからきてみれば、二人ともなかなかこないし…やっと来たと思ったら賑やかだし…なんなの…」
鳴上「あらあら、凛月ちゃんは女王様につられてきてくれたのねェ…♪」
そこに居たのはホワイトバックの上に転がる凛月だった。ホワイトバックってただの厚紙だから布団にはならないと思うけど…
てか泉に攫われた記憶1ミリもないんだけど…まぁいっか、泉に凛月に、ナルちゃん。これが私の騎士
現在の『Knights』のメンバーだ。
『そういえば、全員集めたってことはなんか大事な話?』
瀬名「あぁ…そうそうメインの話を忘れてた。
これから『Knights』に入りたいっていうクソガキが来るから、女王様、加入試験してやって」
『…へ?』
鳴上「そうなのよォ、『Knights』に入りたいって子がくるのよ!」
『いや、加入試験ってリーダー代理の泉の仕事じゃないのかな…私の仕事では…』
凛月「だって紡は女王様でしょ?騎士の入隊式は王族が見てないとね…ふふ♪」
『そんな横暴な…だいたい加入条件みたいなの知らないし、ていうか加入審査って終わったんじゃないの?
『Knights』はすぐ始まってすぐ終わったって聞いてたから、今年は新メンバーいないのかと思ってた。』
瀬名「なぁに?一応知ってたんだね。審査終わってるって、『Knights』のこと興味ないのかと思ってたぁ…」
失礼だな、一応女王様って呼ばれるくらいなんだからある程度ユニットの情報は回ってくるし、耳にも入ってくる。それに『Knights』は今あるユニットの中では歴史の長いユニットなんだから他の学科にファンもいるから情報が入ってきて当然だ。
どこからでも情報は流れてくるよ…
鳴上「泉ちゃん?紡ちゃんのことイジメるのは感心しないわァ。紡ちゃんは紡ちゃんで忙しいんだから、手が回らないことだってあるわよォ〜」
『さすが、『Knights』の良心ナルちゃん…まさに女神。』
瀬名「はいはい、それでその審査に勝ち抜いた新入りがもう直ぐ来るってわけ、仮にも女王なんだから問題ないかその目で確認しろって話」
凛月「まぁ、審査に残るくらいだし実力はあると思うよ…ふぁあ、ふ♪」
『あぁ…そういうことか、その目で確かめろってことね。私はどんな子が来ても 『Knights』に入りたいって気持ちがあれば全然かまわないんだけど…』
瀬名「そういう博愛主義って感じ、アイツにそっくり…」
『あはは…ある意味それが『Knights』の本流だと思うけど…まぁいっか!新入りくん!見さだめよう!』
しんみりしちゃいそうな空気を打破して噂の新入りくんを待っていると部屋のドアがゆっくりとノックされる。
**「あの、失礼致します。こちらが『Knights』の拠点とお伺いしたのですが…」
『ようこそ新入りくん!『Knights』の拠点、通称セナハウスに!』
瀬名「ちょっとぉ!変な名前つけないでくれる!?」
**「ぇあ…あなたは?審査の際にはいらっしゃらなかったと思うのですが…」
『そうだね、いなかった!だからまずは自己紹介から『Knights』の作詞家兼、『Knights』専属プロデューサー、夜永 紡です!よろしくね♪』
**「…はい、私は朱桜司と申します。よろしくお願い致します。お姉様♪」
『お姉様…!?新しい…』
朱桜「はい、先輩は3年生なのですよね?ですから、お姉様、とお呼びしたいのですが…いや…でしたでしょうか?」
『いいよ!全然いい!私一人っ子だから、なんか嬉しい!』
朱桜「本当ですか!ありがとうございます、お姉様」
可愛い!新メンバー可愛い!凛月もかわいいし愛らしいけど、これが本当の年下の男の子!うわぁ…霊感(インスピレーション)が湧き上がる…!これぞ新発見!すごい末っ子の威力!
瀬名「ん…んん‼︎ちょっと紡あんた本来の役割忘れてるでしょぉ」
そう咳払いをしながら泉が私と司くんの間に割って入る
ナルちゃんは苦笑いして凛月は椅子に座って机に突っ伏している
『役割り…?え…っと…新入りを愛でること…?』
瀬名「違う!見定めるって自分でいったんでしょぉ!しっかりしなよ!」
『あぁ…そっかそっか…見定めるね、見定める』
瀬名「本当にわかってんのぉ?」
そんな泉と私の会話を司くんは頭に?マークを浮かべてこっちを見ていた。
『朱桜司くんーーー』
朱桜「はい!」
『審査どうだった?』
朱桜「どうだった、ですか…?そうですね、厳しかったですが自分の至らない点も見えてきましたし、なにより『Knights』に入りたいという一心で立ち向かった結果の勝利、だと私は思っています。」
『へー、『Knights』に入りたかったんだ』
朱桜「はい、学院に入る前からunitに入るなら『Knights』が良いとずっと考えていたので…」
『そっか、でも残酷なことを言うけど『Knights』はそんな良いものじゃないよ。』
朱桜「え。」
そう、そんな良いものじゃない。君が思っているより複雑で面倒で気楽で生温い。でも、なんでかな司くんを一目見た時から何かを感じた。あんずちゃんみたいな革命を起こしてくれそうな、じゃないけど『Knights』に変革を起こしてくれそうな…そんな気がする。
それとも、どこか彼に似ているからかな…。
朱桜「お姉様、それはどういう…」
『『Knights』はレベルが高いけど個人主義の集団、利害の一致で集まってる集団だからこそ…他のユニットと違って仲良しこよしとはいかないと思った方がいい。もちろん、先輩として指導はするけど基本個人活動に関しては我関せずっていうのがモットー。だから、他のユニットとは違う。いいものじゃないよってこと…』
朱桜「なるほど…ですが、私はその覚悟でここにおりますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。」
そういって司くんは私たちに頭を下げた。
この子やっぱすごくいいな。『Knights』に入れて正解かもしれない。
『泉、これで満足?』
瀬名「別にぃ?俺は見てただけだけどぉ?」
鳴上「司ちゃんと話している時の紡ちゃんすごく痺れたわァ♪」
『もう、やめてよ。やるときはやる子なの…』
朱桜「え…?あの…」
『脅かすような言い方してごめんね。司くん
改めて、ようこそ優美かつ華麗な騎士道ユニット『Knights』へ!歓迎するよ』
新入り
「はい!これからよろしくお願い致します!」
→
少し歩いたあと
2人が立ち止まったのは撮影機材がある部屋のひとつ。アイドルが撮影慣れするための部屋なんだが、なんでここに…?
鳴上「ここが『Knights』の拠点になったの♪」
『拠点!?聞いてない!』
瀬名「学年も違って何かと不便でしょぉーそれで女王様にナイショで城を作ったってわけぇ」
鳴上「ここなら女王様も作曲し放題よ♡」
え…すごくない?うちの騎士達優秀すぎて感動しちゃう…
『な…何してもいいの…?』
瀬名「限度はあるけどある程度はオッケーだよぉ」
『限度っていうと…?』
鳴上「そうねェ…みんなが過ごすって考えれば、部屋を汚したり物壊したり…とかかしら…?」
『しない!しないしない!ピアノ入れてもいい!?グランドピアノ!』
瀬名「はぁ!?無理に決まってんでしょぉ!?キーボードが限界!」
鳴上「あらあら♪やっぱり女王様は音楽のことになるとキラキラするわね♪うふふ、かわいいわァ♪」
喜びが溢れて部屋のドアをバンッと開けると呻き声が聞こえた…
『ヒィッ…おば…おばけ…』
凛月「んんんぅーーうるさいなぁ…だぁれぇ…?」
瀬名「くまくん、もうきてたんだ」
凛月「セッちゃんが女王様のこと攫ったうえに、ここに集合っていうからきてみれば、二人ともなかなかこないし…やっと来たと思ったら賑やかだし…なんなの…」
鳴上「あらあら、凛月ちゃんは女王様につられてきてくれたのねェ…♪」
そこに居たのはホワイトバックの上に転がる凛月だった。ホワイトバックってただの厚紙だから布団にはならないと思うけど…
てか泉に攫われた記憶1ミリもないんだけど…まぁいっか、泉に凛月に、ナルちゃん。これが私の騎士
現在の『Knights』のメンバーだ。
『そういえば、全員集めたってことはなんか大事な話?』
瀬名「あぁ…そうそうメインの話を忘れてた。
これから『Knights』に入りたいっていうクソガキが来るから、女王様、加入試験してやって」
『…へ?』
鳴上「そうなのよォ、『Knights』に入りたいって子がくるのよ!」
『いや、加入試験ってリーダー代理の泉の仕事じゃないのかな…私の仕事では…』
凛月「だって紡は女王様でしょ?騎士の入隊式は王族が見てないとね…ふふ♪」
『そんな横暴な…だいたい加入条件みたいなの知らないし、ていうか加入審査って終わったんじゃないの?
『Knights』はすぐ始まってすぐ終わったって聞いてたから、今年は新メンバーいないのかと思ってた。』
瀬名「なぁに?一応知ってたんだね。審査終わってるって、『Knights』のこと興味ないのかと思ってたぁ…」
失礼だな、一応女王様って呼ばれるくらいなんだからある程度ユニットの情報は回ってくるし、耳にも入ってくる。それに『Knights』は今あるユニットの中では歴史の長いユニットなんだから他の学科にファンもいるから情報が入ってきて当然だ。
どこからでも情報は流れてくるよ…
鳴上「泉ちゃん?紡ちゃんのことイジメるのは感心しないわァ。紡ちゃんは紡ちゃんで忙しいんだから、手が回らないことだってあるわよォ〜」
『さすが、『Knights』の良心ナルちゃん…まさに女神。』
瀬名「はいはい、それでその審査に勝ち抜いた新入りがもう直ぐ来るってわけ、仮にも女王なんだから問題ないかその目で確認しろって話」
凛月「まぁ、審査に残るくらいだし実力はあると思うよ…ふぁあ、ふ♪」
『あぁ…そういうことか、その目で確かめろってことね。私はどんな子が来ても 『Knights』に入りたいって気持ちがあれば全然かまわないんだけど…』
瀬名「そういう博愛主義って感じ、アイツにそっくり…」
『あはは…ある意味それが『Knights』の本流だと思うけど…まぁいっか!新入りくん!見さだめよう!』
しんみりしちゃいそうな空気を打破して噂の新入りくんを待っていると部屋のドアがゆっくりとノックされる。
**「あの、失礼致します。こちらが『Knights』の拠点とお伺いしたのですが…」
『ようこそ新入りくん!『Knights』の拠点、通称セナハウスに!』
瀬名「ちょっとぉ!変な名前つけないでくれる!?」
**「ぇあ…あなたは?審査の際にはいらっしゃらなかったと思うのですが…」
『そうだね、いなかった!だからまずは自己紹介から『Knights』の作詞家兼、『Knights』専属プロデューサー、夜永 紡です!よろしくね♪』
**「…はい、私は朱桜司と申します。よろしくお願い致します。お姉様♪」
『お姉様…!?新しい…』
朱桜「はい、先輩は3年生なのですよね?ですから、お姉様、とお呼びしたいのですが…いや…でしたでしょうか?」
『いいよ!全然いい!私一人っ子だから、なんか嬉しい!』
朱桜「本当ですか!ありがとうございます、お姉様」
可愛い!新メンバー可愛い!凛月もかわいいし愛らしいけど、これが本当の年下の男の子!うわぁ…霊感(インスピレーション)が湧き上がる…!これぞ新発見!すごい末っ子の威力!
瀬名「ん…んん‼︎ちょっと紡あんた本来の役割忘れてるでしょぉ」
そう咳払いをしながら泉が私と司くんの間に割って入る
ナルちゃんは苦笑いして凛月は椅子に座って机に突っ伏している
『役割り…?え…っと…新入りを愛でること…?』
瀬名「違う!見定めるって自分でいったんでしょぉ!しっかりしなよ!」
『あぁ…そっかそっか…見定めるね、見定める』
瀬名「本当にわかってんのぉ?」
そんな泉と私の会話を司くんは頭に?マークを浮かべてこっちを見ていた。
『朱桜司くんーーー』
朱桜「はい!」
『審査どうだった?』
朱桜「どうだった、ですか…?そうですね、厳しかったですが自分の至らない点も見えてきましたし、なにより『Knights』に入りたいという一心で立ち向かった結果の勝利、だと私は思っています。」
『へー、『Knights』に入りたかったんだ』
朱桜「はい、学院に入る前からunitに入るなら『Knights』が良いとずっと考えていたので…」
『そっか、でも残酷なことを言うけど『Knights』はそんな良いものじゃないよ。』
朱桜「え。」
そう、そんな良いものじゃない。君が思っているより複雑で面倒で気楽で生温い。でも、なんでかな司くんを一目見た時から何かを感じた。あんずちゃんみたいな革命を起こしてくれそうな、じゃないけど『Knights』に変革を起こしてくれそうな…そんな気がする。
それとも、どこか彼に似ているからかな…。
朱桜「お姉様、それはどういう…」
『『Knights』はレベルが高いけど個人主義の集団、利害の一致で集まってる集団だからこそ…他のユニットと違って仲良しこよしとはいかないと思った方がいい。もちろん、先輩として指導はするけど基本個人活動に関しては我関せずっていうのがモットー。だから、他のユニットとは違う。いいものじゃないよってこと…』
朱桜「なるほど…ですが、私はその覚悟でここにおりますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。」
そういって司くんは私たちに頭を下げた。
この子やっぱすごくいいな。『Knights』に入れて正解かもしれない。
『泉、これで満足?』
瀬名「別にぃ?俺は見てただけだけどぉ?」
鳴上「司ちゃんと話している時の紡ちゃんすごく痺れたわァ♪」
『もう、やめてよ。やるときはやる子なの…』
朱桜「え…?あの…」
『脅かすような言い方してごめんね。司くん
改めて、ようこそ優美かつ華麗な騎士道ユニット『Knights』へ!歓迎するよ』
新入り
「はい!これからよろしくお願い致します!」
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