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連弾!月光とシンパサイザー

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一時間サボり…その後泉と教室に戻れば、薫くんが駆け寄ってきて「せなっちはやめて〜!俺にして〜!」と肩を揺らしてきたので、「パシっていいの?」と聞けばなぜか生暖かい目で薫くんは泉を見て、泉に腹パン食らわされていた。
なんだか、本当に仲良くなっていて驚いた。かおくんとせなっちなんて呼び合う仲になって
なんだか微笑ましくもある…気づいたら次の授業になっていた。

席に座って授業の準備をしてから先生の指示通りに教科書を開く。ノートに黒板をうつしながら、泉の言葉と零さんの言葉を思い出す。
同じ星の宇宙人…理解者……どの言葉も的をえているし、的確だ。やっぱり近くにいる人間に言われると「そうだな、確かに」と思うところもいっぱいあった。
それでも明確な答えを見つけることはできなかった。でも、なんとなく…理由とか答えとか、そう言うのを考えても意味がないんだと思う。見つけたい気持ちはあるけど…、この気持ちを凛月に伝えればきっと凛月はわかってくれる。

『ふふっ♪いいメロディーが浮かびそう…』

雨音が止む前にこの脳内を楽譜におこしたい。今日は時間があるし…音楽室にこもるとしよう。そうすれば、凛月が納得する理由が導き出せる気がした。
机の中に置いてあるメモ帳を取り出して、思いつく詞を書き連ねていく。





放課後になれば人も減っていく。外に出る部活や活動はおやすみのようで、泉もテニス部に行くつもりが行くのをやめて今日は電車でまっすぐ帰ることにするらしい。

瀬名「だから、雨だし。送るってばぁ〜」

『だから今日はいい感じに霊感(インスピレーション)わきそうだし、学校に残るってばぁ〜』

瀬名「なんなの〜?家でもできるでしょ〜?」

『今日の音楽室がベストプレイスなの〜!お誘いは嬉しいけど今日はいいことありそうな感じ!だから音楽室にいく!じゃあね!アディオス☆泉!』

瀬名「あっ…ちょっと…!」

泉が呼び止める声を遮ってカバンを持って教室から出て行く。軽い足取りで、すたこらと音楽室へと向かっていく。
音楽室へと入れば誰もいなくて教室の電気も消えていた。電気をつけてから窓際に机と椅子を置く。椅子に座って外を見れば様々な色の傘が外へと出ていく。
雨は降り続けているが止む気配はない。じゃあこの雨が止んで綺麗な月が見えるように祈りを込めて書こう。素敵な曲になりそうだ…。

『〜♪〜♪』

書いた歌詞に音をはめていく、気の向くままに指を躍らせればこの気持ちを表すようなメロディーが流れる。目をつぶってピアノを鳴らしていけば、時間はあっという間に過ぎていった…雨はだんだんと弱まった気がして、もしかしたら雨が止むのかと窓際に近づく。
すると、思ったより時間が経過していたようで、外は雨雲があるとはいえ真っ暗になっていた。

『綺麗な月が見えるかなぁ…』

雨の後の夜空は綺麗だと、天気予報のお兄さんが話していたけれど…、その日はいつまでたってもこなかった。でも、今日は勘だけどその日がくる気がしてその気持ちだけで私の霊感(インスピレーション)はさらに湧き上がってきた。
床に五線紙を広げて霊感(インスピレーション)を書き連ねる。
飲み物を飲むことも、食べ物を食べることも忘れて、この気持ちを…想いを…大切な友達に…

2人が好きなピアノの曲をーー。













『できた〜!あはは☆思ったより時間がかかったな〜っ!いやぁ〜作曲も大変大変!』

真夜中の音楽室で作曲していれば、満足できる曲ができて大きな声をあげる。
作曲するときは基本迷いなく書くのだが、今回は迷いに迷ってしまった…。それは、考えることを想っていることを言葉に歌にする難しさだった…でも完成すればこの曲で間違いないと言う気持ちになった。
外を見れば、完成を祝福するかのように綺麗に月が出ていた。

綺麗な月光が見れそうなので、音楽室の電気を消そうと床から立ち上がる。
すると、目の前のドアがガラガラと音をたてて開くと見慣れた人物が現れた。

凛月「なにしてるの?女王様…真夜中なんだけど」

『凛月…月が綺麗だからお月見しようかなって…』

凛月「お月見って、9月とか10月のイベントだよね?」

『月見てたら全部お月見じゃないの…?』

凛月「……そうだね。」

目の前に現れた凛月はいつものように会話していく。久しぶりの感覚を味わう、やっぱり凛月と話すのは楽しいし、心地いい。
凛月は音楽室に入って床に散らばった楽譜を拾い上げる。

凛月「…曲作ってたんだ…?」

『うん!凛月の曲!』

凛月「俺の…曲…?」

『凛月だけの!凛月のための曲!』

凛月はポカーンとした顔で私の顔を見る、その顔を見ているとさらに霊感(インスピレーション)が湧き上がる。

『凛月の質問の意味…ずっと考えてた。でもやっぱりわからないや…』

凛月「…そう、俺こそ変なこと聞いてごめんね?もう気にしないで大丈夫だよ…」

『待って!最後まで聞いてくれる…?』

窓際に持っていった椅子に腰をかけて、凛月の方を見る。凛月は少し不安なのか、これから何を言われるのかにどこか怯えているような表情をしていた。
できるだけ、安心させるように悪いことはしないよ、と言うような表情をして私は話すために口を開く…












止んだ雨
『ちゃんと、聞いて…?』










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