反逆!王の騎行
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レオの開戦の挨拶があってから改めて袖に二組が揃う。ステージを一度真っさらにしてから戦いを始めるようだ。
仁兎「ていうか、おまえいつも孤高ぶってるからさ、おれたちクラスメイトを頼ってくれるなんて意外で、嬉しい!今後は仲良くしようなっ、握手〜♪ユニットや部活や委員会だけじゃなくて、クラスメイトっていう関係性も大事だぞ〜?
毎日、机を並べてともに学んでる友達だもんなっ♪
今後も困ったときには、どんどん頼ってくれていいんだぞっ?おれを、に〜ちゃんをな……☆」
月永「………あ〜…あぁ、うん。ありがとう、頼りにしてるぞ?クロと…えぇっと、ナズ?ナズだよな、おまえ?」
『ナズだよ。レオ』
月永「はぁわぁっ!紡!もういいのか!敵だぞ俺は!」
『当日までって言ったでしょ?もういいの、あとはうちの騎士が完璧なパフォーマンスで勝って帰ってくるから』
月永「とんだ自信だなっ!わははは☆」
『ナイトキラーズ』の方に混ざればナズの顔を見て首を傾げるレオに名前を教えてあげる。
『なんでうろ覚えなの?一週間、毎日レッスンしてたんでしょ?』
仁兎「そうだぞっ!毎日レッスンした仲だろ〜?ていうか!そもそも!クラスメイトだりょっ⁉︎」
月永「あ〜……ごめん、おまえ昔は目立たないやつじゃなかったか?ずいぶん雰囲気が変わったからさぁ、事前の知識と現実が噛みあわなくって処理できなくって?昔、紡に聞いてたお飾りの、可愛いだけのお人形みたいだったおまえがさ……戦力になってる、一生懸命がんばって強くなったんだよなっ?すっごいよなぁ、おれはちょっと感動してるぐらいだよ!人間ってすごいなっ、いいないいな人間っていいな!わはははは☆」
『……難しいから気にしなくていいよ』
仁兎「あははは…そうだなぁ〜」
鬼龍「でも本当にいいのか?こっち側にいて…」
『大丈夫、鬼龍くんも衣装ありがとうね?想像以上のクオリティだね…生地も好きなやつだ』
鬼龍「あぁ…『ナイトキラーズ』の衣装を縫うのは楽しかったぜ」
『ナイトキラーズ』の衣装は生地も配色も想像以上のハイクオリティだった。少しだけ、鬼龍くんの衣装を直しながらそのクオリティを堪能する。
『やっぱ黒には青の色か赤の色がいいと思ったんだよねぇ…青薔薇っていうのも悪くないなぁ…』
鬼龍「あぁ…いいワンポイントだな。」
『でももうちょいジャケット長めでもよかったかなぁ…あぁ…でもそれは鬼龍くんの身長あってだからなぁ…』
鬼龍「あのなぁ…まぁお前らしいか…」
『あはは☆』
月永「紡!おれの衣装もなおして!」
『なおしてって…ちゃんと着てるじゃん。』
月永「マイク…!」
『ちゃんとしてるじゃん』
月永「おれを見て」
『見てるじゃん』
月永「ライブ中も!」
『それは無理』
月永「なんでっ!」
仁兎「なんか、紡ちんとレオちんって…幼馴染ってことはわかるけどそれにしても…」
鬼龍「距離バグってるって感じだな…」
仁兎「だよなぁ〜、俺の勘違いじゃなくてよかった」
レオは私の前でぴょんぴょんしながら視界に入り続けようとする。これからライブの人間がこんなところで体力を使っていいものなのだろうか。それにしても、すごいメンバーだ『ナイトキラーズ』
『Knights』のリーダー。王様、月永レオ
『Ra*bits』のリーダー。仁兎なずな
学校最強の誉れも高い『紅月』の鬼龍紅郎
そして、何より『fine』のリーダー。天祥院英智
天祥院「ふふ。臨時ユニット制度は、ユニットという存在そのものの根幹をグダグダにしかねなくって…
基本的に、規制する方針だったのだけれど。たまには、着慣れない服というのも快いものだね。今日はお手柔らかに頼むよ、『Knights』の諸君♪
それに、紡ちゃんのデザインした服を着れるなんて感慨深いものだね♪」
『それはどーも?皇帝陛下?』
天祥院「僕の衣装もなおしてくれるかい?」
『え〜…触れるのも恐れ多いよ』
月永「おまえ、まだ紡のこと狙ってんのか!往生際が悪いな!嫌われてるのに!」
天祥院「おやおや…、嫌われているなんてひどい言われようだな」
『え?別に嫌いじゃないけど?』
月永「えっ…」
天祥院「おや、だそうだよ?」
『別に、嫌いなんて言ってないし…?』
天祥院「じゃあいつか『fine』の曲を書いてもらえるように頑張らないとね…
というわけで月永くん、僕は嫌われていないから…狙ってもいいね?」
月永「がるるるる…」
『どうしよ…鬼龍くーーーん!仲間割れだよー!』
鬼龍「おまえなぁ…仲間割れさせにきたのか?いや自滅か…?」
流石にレオのご機嫌が悪くなりそうだったので、ここはお兄ちゃんズの鬼龍くんを呼んで宥めてもらうことにした。私は我関せずと『Knights』の元に帰ると泉に頭をコツンと殴られた。
『なんで!』
瀬名「あんたバカなのぉ⁉︎敵地に行くなっ!」
『いいじゃん…衣装の完成度気になったし…しかし『Knights』の衣装も負けてない!衣装は勝った!』
瀬名「はぁ…そういうことじゃないんだけどぉ…」
呆れた顔で泉は『ナイトキラーズ』の方を見ながら睨みをきかせる。少し、余裕を感じているのとどこか懐かしむような表情をしていた。そんな顔を見ていられなくなって泉の背中を押す
『始めよう!judgeを!戦いで白黒つけよう!』
瀬名「わわっ!もぉ…押さないでよ…行くよ〜なるくん」
鳴上「はいは〜い♪いくわよォ〜」
Fight for Judge
『Judgment Time!』
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