月永レオ
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どうもしがないアイドルオタクです。
親の影響で様々な国のアイドルに触れてハマってはグッズを買い、現地に行き、握手会やチェキ会に行ったりもしました。
そうです。割と重度のアイドルオタクだと思ってください。
そんな私が現在推してるアイドルがーー
「うっちゅ〜☆今日は来てくれてありがとう!お姫さま?」
現在国内アイドルでトップクラスとも言える人気を誇る『Knights』不動のセンター月永レオである。
これがびっくり今までの推しとは違うはちゃめちゃな人(今までで言うと凛月くんの方が好み)
そして、これがわりとガチ恋…まぁ所詮リアコってやつである。レオくんを知ったのは高校の時、有名アイドル校夢ノ咲学院在籍中から知ってる。他のアイドルにハマってる間もしっかり追いかけていたし、ライブもしっかり参戦してた。
握手会に復帰したばかりの時に行った日には「すぎぃ…」と言ったキモオタ爆発の発言にレオくんは「おれも!」と笑顔で返してくれた。もうその時は昇天して運ばれるかと思った。
だんだんと拗らせてきたこの気持ちはついには『推し』から『好きな人』に進化した。
だから、ライブに行く時も『レオ推しのファン』から『可愛く見られたい女』にファッションまで進化した。
テレビの中で歌い踊るレオくんは今日も宇宙一輝いてる。
「月永さんは出会いたい人っていますか?」
月永「ん〜?ベートーヴェンとか?バッハとか?偉大な音楽家たち!」
瀬名「この場合は実際に会える人でしょ〜?」
月永「あぁ…!そっかそっか!ファンのみんな!」
素敵な笑顔でアイドルの鏡のような解答をする彼に心が熱くなる。手の届かない存在、そんなことはわかってる。でも本当に好きなんだ。彼が笑うたびに心が熱くなって、彼の珍しい表情を見るたびにドキドキする。
母「ちょっとスーパーに行ってくれない?」
『いいけど…おつかい?』
母「そうそう…お醤油」
『典型的な…おけ…仰せのままに〜』
母にはオタ活をいろいろ応援してもらってるので、逆らうことはない。大人しく従うのがいいだろう。
エコバックと財布を持って近所のスーパーへと歩いた。
スーパーについたら迷わずお醤油のエリアに行っていつも使ってるお醤油を探す。
『「あっ…」』
典型的なパターン。見つけたのを取ろうとしたら知らな人と手が重なった。恥ずかしくてペコリと頭を下げてどうぞと譲ったにも関わらず相手は動かなくて流石に気まずくて相手を見ると…
「あああああ!」
『ぎゃっ…』
あまりの相手の圧に変な声が出てしまい、口を抑える。
「なまえ!」
『へ…だ…ばっっっっっ!』
急に名前を呼ばれて「だれ?」と言おうとした瞬間、見慣れすぎた顔に変な声を連発してしまい、相手は大笑いしていた。
少し混乱する頭を落ち着かせてからいまだに笑う彼の顔をもう一度見る
『れおくん…?』
月永「ん?」
『本物…?』
月永「うん!」
『うんって…』
さっきまでテレビで歌って踊ってた月永レオが私の目の前でお醤油持って笑ってる。
月永「はい。これ」
『ひぃっ…ファンサ…』
月永「あははっ!これがファンサ?」
『レオくん…なんで…』
月永「おれも人間だし、お醤油くらい買うぞ?」
『違う…名前…』
月永「え?なまえが教えてくれたんだろ?」
『ファンの名前全部覚えてるの…?』
月永「う〜ん、みんなじゃないけど」
やばいやばい。こんなに会話したことない…あっても1分2分の握手会くらいだ。緊張するけど、何度も夢見た。
生身のレオくんだ…生きてる…生きてる…
『生まれてきてくれてありがとぉ…』
月永「えっ⁉︎急だなぁ…どういたしまして?」
『うぅぅ…これ以上はお金いるから…またイベントでっ…!』
月永「あっ!!!」
レオくんから差し出されたお醤油をありがたく受け取り、逃げるように走り去ってしまった…。走り去った時ふんわりいい匂いがした。やばい変態ちっく……でもレオくんいい匂いしたぁ!
お会計も済ませて息切れしながら走る。レオくんに会うならもっとマシな格好すればよかった…メイクも髪の毛もちゃんとすればよかった!いつも綺麗にしてるのになんで…なんで今日に限って…
『レオくんかっこよすぎぃ…』
リアコオタクには辛すぎた突然のエンカウント。でも少しでも会話できた嬉しい…幸せ…
*レオsaid
認知。
なんて言葉はまぁこの業界にいれば聞き馴染む言葉だ。
おきに。
なんてものもまぁ人によってはよくあることだ。
でも、そんな括りには該当しない。ファンだけど、個人的に気になる女の子。これを業界的にはなんて言うんだろうな。
高校の時、『Knights』ができる前からおれを見てくれてる子。復帰した時におれのことを忘れずに応援してくれてる子。おれのことをずっと前から「好き」と言ってくれる子。
そんな子を「認知」もするし「おきに」にもなっちゃうだろ。そんでもって「好き」にもなっちゃうだろ…
月永「セナぁ…出会っちゃった」
瀬名「何が?」
月永「出会いたい人」
瀬名「は…?え、まじ」
いつかのインタビューで、編集された本当に「おれが出会いたい人」になくなってしまった醤油を買いに出向いたスーパーで運命的な出会いを果たしてしまった。
月永「お醤油を取ろうとしたら手が重なってみたらなまえちゃんだったあの時の感動を名曲したいんだけど霊感(インスピレーション)が湧きすぎてもう無理だ」
瀬名「そのオタク的早口やめて欲しいんだけど」
月永「すごい可愛かった…いつもと違ってオフって感じがして」
瀬名「一般人…もといファンにそんな感情抱けるれおくんの気が知れないんだけど」
月永「正しく青天の霹靂…!」
瀬名「意味わかって使ってるよね?」
月永「霊感(インスピレーション)がわいて止まらないんだよぉ!」
瀬名「ガチ恋ってやつ?」
月永「あわよくば結婚したい」
瀬名「相手ファンなんだけどぉ…⁉︎」
月永「好きな子が偶然おれのファンってだけだろ…?」
瀬名「…自分の立場利用して変なことしないでよねぇ?」
月永「…♪〜」
偶然出会った前から好きな人。ずっと気になってた子。認知してるしオキニだし、ある意味リアコ。。。
月永「また会えるかな…」
今度会ったらもうちょっと…話せるといいなぁ…あはは☆
青天の霹靂
この後リアコの恋がどうなるかは想像にお任せします
End.
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