学院生活をもう一度
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暗くなった講堂にイベントの開始を合図するかのように、現れたのは
『Trickstar』のメンバーだったーーーーー
彼らが歌い始めたのは
1曲目は蓮巳くんたちに勝利した時の新曲
2曲目は天祥院くんたちに勝利した時の曲…
3曲目はEdenに勝利した曲…
3曲とも、私が書いた曲だ…懐かしい気持ちになっていたら、スバルくんが話し出す
明星「なまえちゃん先輩!お誕生日」
Trickstar「おめでとうございます!」
氷鷹「先輩のおかげで、俺たち『Trickstar』は革命を起こし、成長していけた。」
遊木「あんずちゃんをサポートしてくれたなまえさんがいなかったら今のぼくらはありませんでした!」
衣更「だから俺たちからは俺たちとなまえ先輩の関係の深い曲を俺たちのプロデューサーに決めてもらいました!」
続く言葉たちに、あんずちゃんの方を見るとあんずちゃんも涙目になりながらこちらを見ていてコクコクと頷いた…。
何これ…、とんだサプライズだ…『Trickstar』だって、『Knights』としては色々迷惑をかけてしまった、私も厄介者の一人だろうにそんな後輩たちがこんなお祝いをくれるなんて先輩冥利に尽きる。
明星「なまえちゃん先輩!これからも俺たちいっぱい輝いていっぱいいーーっぱい!笑顔にさせるから!」
氷鷹「どうかこれからも俺たちを応援してほしい!」
遊木「これからも僕たちを見守るお月様のようであってください!」
衣更「俺たちも先輩にずっと見てもらえるような一番星になるから!これからも」
Trickstar「よろしくお願いします!!!」
頭を下げる『Trickstar』に涙目になりながら精一杯拍手を送った。転科してずっと見守ってきた後輩が大きくなっていくのに置いていかれていると思ったら彼らは私をお月様なんて例えて見守ってくれなんて…
トップバッターですでにクライマックスのような感じがしてしまった…。
『あんずちゃん…素敵なユニットだね『Trickstar』は…、』
あんず「はい…でも先輩のおかげで育った部分も多くあります。私からも感謝と…、これからもよろしくお願いします。」
『もちろん、できることはするよ。お月様なんて言われたらね…』
そう感慨深い思いに浸っていると、
次に現れたのは葵兄弟で、
ひなた「俺たちも負けられないね、ゆうたくんっ」
ゆうた「そうだねっ、アニキ!」
葵兄弟「「なまえ先輩!お誕生日おめでとうございます♪」」
その声を合図に流れたのは節分祭の時に書いた曲…これも私の曲…
『2wink』も『Trickstar』同様私が書いた3曲を歌いきって舞台からはけていった。
『あんずちゃん、これってもしかしてアイドルの無駄遣いしてないよね?』
あんず「私は無駄遣いだとは思いません…、みんな自主参加ですよ」
『自主参加…』
そのあとに続いたのも私が書いたユニットメンバーばかりでES所属じゃないOBのユニットが5ユニットほどみんなお祝いの言葉と感謝を述べて舞台を去っていく。
みんな暇じゃないはずなのに、私が作った曲を歌って私を祝って帰っていく…異様な光景すぎる。だけど、幸せで胸がいっぱいだ…
すると一度照明が消える。
数秒後にスポットが当たるーーーー
『零さん…?その格好』
零「あたりまえじゃ収まりきらない〜♪」
宗「わがままな恋に似たアンサンブル〜♪」
渉&奏汰&夏目「「「悪戯な運命をたのしみたいね 踊れ Party Night」」」
五奇人「Are you ready for Eccentric Party!!」
五人の声で舞台が照らされる。そこにいたのは私と同じデザインであろう衣装を着た五奇人の姿だ。
あの日、冬のある日に懐かしい夢を語り合った…、あの日に作った曲。きっとどこにも出ないであろう曲がこんな日に衣装とあわせてライブで聴けるなんて…こんな…
楽しそうな五人を見るとあの日語った夢が実現してしまった驚きと幸福感に頬を涙が伝う感覚があった。
でも1秒でもこの瞬間を目に焼き付けたい。目を拭うことも、瞬きすることすら躊躇われる。
すると零さんが口パクで「アホヅラ」といった気がした。私も口パクで『うるさいよ、朔間さん』と言い返すと朔間さんだった時の笑顔で笑い返されてしまった。
その時の五奇人のみんなは今までにないほど素晴らしい歌とダンスだった…。
零「なまえちゃん、改めて」
五奇人「誕生日おめでとう」
逆先「もう気づいてるだろうから、もう出てこれない人だけ話させてネ♪」
日々樹「なまえさん、お誕生日おめでとうございます。あなたがくれたこの曲をあなたの前で全員揃って歌えて幸せです…♪まさにAmazing…☆」
逆先「渉にいさんと同じ気持ちだヨ♪まさに姉さんの方が僕より魔法使いみたいだネ♪生まれてきてくれてありがとうね、なまえ姉さん♪」
零「それじゃあ、一時撤退じゃ♪また会おうぞ」
零さんの声で五奇人のみんなははけていった…。
ドッと疲れてしまった…あの人たちが歌って踊って一曲とはいえ、パワーがありすぎた…
ちょうど疲れたタイミングをわかってくれたのか、一度休憩の合図のブザーが講堂に鳴り響いた。
第一部
『私は怖い。この後もさらに後も』
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