学院生活をもう一度
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ガーデンテラスへ到着すると、そこに人はいなくて貸切状態だった。
泉が作ってくれたものを各々入る範囲で食べていく。凛月が食後の紅茶を入れてくれて、優雅なランチタイムを過ごした。
会話の内容は当時のままで
誰が授業で~とか同じクラスの誰が~、など設定を壊さないプロ集団『Knights』に私は感動していた。
皆が落ち着いた頃に、そろそろ司くんが来るだろうから、セナハウスへ戻ろう。という流れになり、みんなで来た道を帰っていくと急に両腕を誰かに抱えられる。
葵兄弟「「なまえ先輩っ、つっかまーえたーー♪」」
『え"…デジャビュ…』
ひなた「いくよ、ゆうたくん!」
ゆうた「任せて、アニキ♪」
『助けてえぇぇぇえええ』
片腕ずつ葵兄弟に抱き込まれ引きづられるように連れ去られる。
後ろ向きに引きづられているので『Knights』のみんなが唖然とした顔で離れていく。
そして瞬時にレオがこちらへ鬼の形相で追いかけてきて他のみんなもあとへ続く。(凛月はナルちゃんに抱えられてるけど)
レオの鬼の形相なんて初めて見たが、あれが死にものぐるいと言ったところか…
しかし葵兄弟の方が何枚か上手だったようで、『Knights』のメンバーは見えなくなってしまった。
=3-B教室=
『Knights』をまいた、葵兄弟が止まったのは隣のクラスである3-B教室で、私は後ろを向いたまま葵兄弟へと話しかける。
『双子ちゃんお願い、お姉さんの踵がもうすぐ焼けそうだから離して欲しいんだけど…』
ゆうた「ああ!すみませんなまえ先輩っ!そこまで気が回らず!でももう到着ですので!」
ひなた「なまえ先輩!ようこそ〜」
葵兄弟「「奇人の館へ~」」
零「ようこそ、なまえちゃん」
逆先「ようやくきたネ。なまえ姉さん♪」
葵兄弟が開けた教室の中には、零さんと夏目くん…そして奏汰に日々樹くん…そして『Valkyrie』の2人がいた。
なんと、五奇人が揃っていらっしゃる。
みんなユニット衣装や制服ではなく赤に白のラインが入ったスラックスに丸襟の白シャツを着ていた。
斎宮「影片…時間が無い。さっさとやるのだよ」
影片「あいあいさ~♪なまえ姉、これとこれ持って、ここ入ってはよ着替えてな〜♪」
『えっ…えっ…ま…』
そういってミカくんはドレスのような服にパニエ、だろうかフワフワの物体を渡され、教室の隅に作られた仮設の更衣室に押し込まれた。
『待って待って、説明が足りないよ!宗くん!これ何!』
斎宮「見ればわかるだろう、僕が作った衣装だよ。ちなみに、着替えず出てきたら零が強制的に着替えさせるからね」
『は!?』
零「なまえちゃんが望むなら今からでも良いぞ〜♪」
『よくないよくない!着替えるから!』
急いで制服から、渡された衣装に着替える。渡された衣装は白地に赤のレースが入っている前上がりのドレスだった。下がフワフワにも関わらず、上はシャツのデザインで、上着は軍服のような紺色のジャケットだった。ジャケットにはオレンジ色のサッシュがつけられている。
…こんな衣装あっただろうか…初めて見るデザインだ…カーテンのところからひょこりと顔をだし宗くんに尋ねる。
『宗くん、着れたけど…』
斎宮「そうか、影片装飾をつけてやれ。」
影片「はーい♪」
息のあった会話に私はミカくんに装飾をつけられ、宗くんに衣装の手直しをされる。至れり尽くせり…まさに女王様状態だ…
影片「なまえ姉、ほんま綺麗や♪」
『ありがとうミカくん…ところでこれ何の衣装?見たことないけど…』
斎宮「過去の産物だよ。昔五奇人で集まったことがあっただろう。その時にお前が曲を作って、ライブくらいしたかったって言っていただろ。創作意欲が湧いたからお前の分まで作った。それだけだ…」
影片「お師さん、めっちゃ楽しそうだったで♪」
斎宮「黙って作業しろ…」
照れている宗くんにミカくんはニコニコとしていた。
すると、教室のドアがバンッッと音を立てて開く、そこには見慣れた人たちが揃っていた。
月永「頼もーー!!!!見つけたぞ悪者どもめ!なまえはどこだ!」
朱桜「お姉様!ご無事ですか!司が救出に参りました!」
司くんも加わって『Knights』そろい踏みで現れたのだが、私はまだ更衣室の中、なおかつ宗くんに隠されていて、五奇人の姿も『Knights』の姿も見ることはできない。
すると、何のスイッチが入ったのか、零さんが話出す
零「ふふふ♪やっときたか、騎士達よ。じゃが、一歩遅かったのぅ、お主らの女王様は我輩たち五奇人の手に落ちたのじゃよ♪」
深海「かえしてほしいですか〜?でもむりなんです〜」
日々樹「これは絶対絶命☆の状況ですね☆」
凛月「兄者らしきものが、女王様に触らないでくれる。どこやったの」
零「凛月のそんな態度も今は屁でもないぞ、今は我輩悪の魔王じゃから!」
逆先「そう言いながら悲しそうな顔すると雰囲気壊れるヨ、零にいさん」
月永「ああー!!そんなのどうだっていい!いくらレイでも怒るぞ!がるるる」
私の見えないところで茶番劇が繰り広げられている。それを一緒に聞いていたミカくんは苦笑い。宗くんは深いため息を付いていた。
私はもう呆れて下をむくしかなかった…。
すると、宗くんが背中を軽くポンっと叩いて「前を向け」というので前を見ると、葵兄弟が「女王陛下のおな〜り〜」と言いながら更衣室のカーテンが開けられた…
そこには、私と同じカラーリングの衣装を着た五奇人と制服姿の『Knights』のみんながいた
零「ほら、なまえちゃんこっちにおいで」
日々樹「Amazing☆さすが女王陛下お似合いでいらっしゃいます!」
深海「今のなまえは『じょうおうさま』、じゃなくて『おひめさま』のほうが、おにあいです〜♪」
『ありがとう…嬉しいけどッッt』
月永「うわあああああ可愛い!可愛いぞなまえ!これはシュウの仕業だな!でも『Knights』の衣装じゃないなんてシュウのばか!天才だけどばか!」
斎宮「馬鹿とは、失礼の極みだな月永」
そういってレオは私の腰に勢いよく飛びつき私は後ろにいた宗くんに背を預ける形になる。さすが男の子だ、二人分を受け止めたと思ったら正確には、さらに後ろのミカくんが犠牲になっていた。
ナルちゃんが駆け寄りミカくんを救出してくれる。それにならって司くんがレオを引っ張る。
朱桜「"leader"!お姉様に飛びつかないでください!怪我したらどうするんですか!」
月永「やだ!こんな格好してるなまえを野蛮なお前らなんかに見せられない!セナ!上着!上着貸せ!」
瀬名「いやに決まってんでしょ」
月永「じゃあここで脱がせる!他の男が作った服着てるなんて考えるだけでダメだ!」
凛月「俺はそれでもいいけど〜?」
『ダメに決まってるでしょ!』
零「我輩もそっちの方が嬉しいがのぅ?」
『馬鹿じゃないの!?兄弟揃って変なこと言わないで!泉助けて!!!』
月永「おれじゃなくて、セナに助けを求めるのか!?」
『レオが言い出すからでしょ!?』
そういって私から離れないレオを司くんが引っ張って、凛月と零さんがニコニコ眺めている。他のみんなも微笑ましそうにしている中で奥にいた泉が呆れながらブレザーを脱いでこちらに歩いてきてくれるのが見えた。
五奇人の館へようこそ
「あんたらいい加減にしなよね〜」
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