学院生活をもう一度
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混乱しすぎた私は気を失ったらしく…目を覚ますと、保健室ではなく…
……凛月がいた。制服姿で。
目の前には見慣れた黒髪で、最近は昼夜逆転をなおしているはずなのに目の前の凛月は目を閉じて、すうすうと寝息をたてていた
凛月を起こさないように起き上がり周りを見るとどうやらここは『Knights』ご愛用だったセナハウスのようだ。時計は14時をさしており、授業の終わった時間を考えると1時間程眠っていた事がわかった。
わかった。が私はなんでここにいるのか…レオ達はどこへ行ったのかがわからないので隣で人妻を抱き枕にしていたこの男を起こすことにして体を揺する
『凛月…?おきて…』
凛月「んん~なぁに~女王様起きたの~?」
『おきた…説明がほしい…』
凛月「ふあぁ、ふ♪俺もよく知らないけど、倒れた女王様を王さま達がここに運んできたんだよ。だからいい抱き枕見つけて俺もここでお昼寝~♪」
『凛月…』
それでは理解不能すぎる。という思いを込めて凛月のことをじっと見つめる。すると、凛月は理解した、と言うかのように深いため息をついて寝床に目線を落とすと少し控えめな声で話し出す。
凛月「俺が話したって言わないでね?ただ混乱して倒れるようじゃ、なまえが楽しめないと思うから、話しちゃうけど…
まず俺たちの今日の任務はなまえが18歳の時の学院生活を送ること。通常の年齢のことは忘れて当時のままでいること…」
凛月が今日のことについて話し出す。
つまり今日はESのアイドル達の任務は
当時のように過ごすこと
現在の話はしないこと
それぞれ学院への来る時間が違うこと
仕事のないメンバーは18時のイベントまでには集合
との事だった。
暇ではないはずのESのアイドル達にいったい誰がそんな無茶な任務を…
凛月「だから、俺も午前中にお仕事終わらせてきたってわけ…
それぞれユニットやクラス単位で入りの時間が違ったの♪セッちゃん達は授業を受けないとだから朝から登校してきたの♪
午後は各々の仕事次第だけどいい機会だからって大体のユニットがユニット練習にあててるんじゃない??」
『なんでそんな…』
ことを…、と言おうとすると凛月が人差し指で私の唇を押える。どうやらそこまでは答えられないと言いたいらしい…
とにかくこの盛大なドッキリは何者かによって仕掛けられたもので今日1日はこれが続くようで甘んじて受けろということらしい。
凛月「意地悪しようとしてるんじゃないし、もっと気楽に楽しむといいよ女王様♪」
『んんー…そうする、じゃあ『Knights』も午後はユニット練習?』
凛月「そうだよー、ただ『Knights』はス~ちゃんがくるの待ちで15時くらいを予定してるよ…」
月永「おー!なまえ起きたか!?怪我ない!?」
大声を出しながら、セナハウスのドアを開けたのは先程まで一緒だったレオで、その後にナルちゃんと資料を持った泉が続いて入ってくる。
瀬名「やめてよね。バカが急に倒れるとか、心臓に悪いから」
鳴上「そういって泉ちゃんったらすっごく心配してたのよォ~」
瀬名「ちょっと〜なるくん、変なこと言わないでよね~」
月永「俺は心臓止まるかとおもったぞ!でもリッツに抱きつくな!」
『ごめんね…?今日のレオ心臓に悪いから…』
今日のレオは心臓に悪い。行動はもちろん言動も言葉にする内容もいつも通りではあるが、制服を着ているせいか、違和感を感じる…違和感、というより純粋に恥ずかしいだけだ。
赤くなった顔を隠すように凛月の後ろに隠れるとさらにレオが怒って凛月から引き剥がそうと、私を引っ張る…すると私のお腹が嫌だと返事をしてしまったものだから、さらに顔が赤くなる。
『もう無理…お嫁にいけない…』
凛月「あはは♪可愛い返事だねっ」
鳴上「ふふふっ♪倒れてから何も食べてなくてお腹が空いたのよね、仕方ないわァ♪」
月永「なまえ、ガーデンテラス行こう!セナがなんか作ってくれるぞ!」
瀬名「俺!?王さまが作りなよ、倒れたの王さまのせいなんだから…」
月永「俺よりセナの方が料理上手いし♪いいだろーセナーセナセナーー」
瀬名「あああーーもううるさいなぁ!作ればいいんでしょ...」
『泉が作ってくれるの…?』
瀬名「なにー?文句あるの?」
『ない…嬉しい、ありがとう』
感謝を伝えると泉は少し顔を赤らめて「早く行くよ」と言って先に歩き出した。
ナルちゃんも凛月も続いて、レオが私の手を取ってさらにそこへ続く。
目指すところは、ガーデンテラス
本日の任務
『今日は制服がコスプレじゃない日』
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