学院生活をもう一度
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※レオとなまえは結婚している
※Knights年長組21歳軸
※ご都合主義
4月28日、我らが女王様
月永 なまえが生まれて21回目の誕生日を迎える前日の夜。
珍しく二人揃っている日本の月永家では、こんな会話がなされていた
月永「なまえ!制服ってまだ実家にあるか?」
『制服って夢ノ咲の、だよね?…んーあると思うけど何?』
月永「わかった!じゃあ明日8時に迎えにいくから実家で制服着て待ってて!朝ごはんしっかり食べろよ!じゃあな!」
『…え…いや、仕事が…のこ…って…出ていくの早いな…。』
脱兎の如く、と言った感じで言いたいことだけ言ってレオは家から出ていった。一緒に生活をして一年ほど経とうとしているが、彼の自由奔放な部分は私生活では変化はない。
言い出したら聞かない部分も、相変わらずといった感じだ。とりあえず、今は19時だ。お互いの実家もそんなに遠くないから、おそらくレオは先に自分の実家へ戻っていったのだろう。
私はというと、実家に一度制服の件を連絡して仕事に区切りをつけてから実家に戻ろう。と決めて携帯電話を取り出し実家へと連絡した。
彼が一体何を考えていたかなんて、私には想像もつかない
21時ごろ、少し前に実家に帰ると愛犬がお出迎えしてくれたのち、両親が玄関まで出迎えてくれた。
たわいもない世間話と近況報告をしつつ
学生時代のようにご飯とお風呂と、と済ませていく。
母「なまえちゃん、急に制服出してなんていうからビックリしちゃったわ〜」
『旦那様の、ワガママだよ。言い逃げして家出ていったの』
母「あら、やっぱりレオくんなのね〜月永さん家のママも制服出せって騒いでたから、急いでクリーニングしにいった〜って話してたのよ」
父「月永くんも相変わらずみたいだけど、なまえが楽しそうで何よりだ。」
『もう何十年の付き合いだし、慣れたよ〜まぁ…幸せだよ。こうして誕生日前日をお母さんとお父さんと過ごせて、多分そのへんも考えて今日家に帰したんだと思う』
母「じゃあレオくんに感謝しなきゃね〜」
そう言ってほのぼのとした母のオーラにリビング全体が華やかになる。
この空間はいくつになっても幸せで、やっぱり家族はいいなと思いつつ明日があるので両親に断りを入れて自分の部屋へと戻っていった。
母の手入れが今でも行き届いている私の部屋は、レオと結婚した今でも、高校卒業した時と何も変わらなかった。
変化といえば買った記憶のないKnightsのCDやポスター、レオが表紙を飾った雑誌が綺麗に飾られていることくらいで
母曰く「ママはなまえちゃん夫婦のママであり、ファンだから」と前に帰った際に口にしていた。おかげでリビングやその通り道である廊下には小さい頃から飾られている父のコンサートのポスターに加えて私たち夫婦の関わったイベントごとのグッズが飾られていた。
気づけばみょうじ家はKnightsハウスになっていき、それを思い返していると日付が変わろうとしていることに気づき、明日を思いベッドに入ると枕元に置いていた携帯が光っていたので手に取り、通話ボタンを押す。
『もしもし、ーーーレオ?』
月永「うっちゅ〜☆寝てるとこだったか?」
『うん、今そうしようかなって思ってたとこ』
月永「そっかそっか、今少しだけ窓の外見れるか?」
『窓の外ー?』
言われるがままに窓の外を見ると、さっきまで一緒だったレオの姿があった。
しかし、その姿は学生の頃によく着ていた。特徴的なパーカーを着ていた
その姿を見てお互い笑い合った。
『なぁに?その格好、コスプレ?』
月永「コスプレだとー!まだバリバリに似合ってるだろ!」
『似合ってるけど、ていうか明日私21になるんだよ?制服なんて、普通は着ていい歳じゃないんだけど…?』
月永「大丈夫!なまえはいくつになっても可愛いから!いくつになっても制服くらい余裕だろ♪」
『嬉しいけど…ねぇ…』
自信満々にこちらを見て話すレオを見下ろしながら、赤くなった顔をパタパタと手で仰ぐ、可愛いと言われることにはまだ慣れない。
小さい頃から言ってくれるレオだが、この関係になってからは重みが違う気がしてならない…
すると、下にいるレオがパーカーの下に隠していた高価そうな腕時計で時間を確認する。
月永「似合わないっていうと思ってさ…魔法をかけにきたんだ♪」
『魔法?何それ夏目くんみたい』
月永「アイツなんかと一緒にすんなよ〜♪俺のはホンモノ!さぁなまえ!一回月見てー」
『月?見てるけど…』
レオの言われるがまま、月を見てからレオのこと見ずにベッドへと横になった。そうするとレオは催眠術をかけるように「明日、なまえは18歳になったばっかりの高校三年生だ♪さぁっ、目を閉じて。子守唄歌ってあげる♪」そういって、『Knights』の歌を歌ってくれた。
ライブの時とは違う、まさに子守唄のようなその歌声に私はすぐに眠りについてしまった。
子守唄
「誕生日おめでとうなまえ、大好きだ」
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