はんらん
喘ぎ声が響く。痛い痛いと女が泣く。どこが痛いのか尋ねてみれば、入れたところが痛いと涙を目に浮かべて笑ったようにも見えた。
「あ、あ」
「動くな」
女から動くからだに熱にうねりに激しい感情が溢れては振り落ちる。どうしたものかと悩んでみても、俺にはなかなか抱き心地のいい女であるから、手放そうにも手放せない。ある意味で廃人のように暮らしている…いや、爛れた生活をしている自覚はあるが、俺にはなかなか膨れた胸と厚みのある尻の触りにはなれられないのである。
「お仕事は、ないのですか」
「いや、気にしなくていい」
女はただ黙って頷いた。そうすると、この女を養っていくには贅沢をさせたいし、何をしようかと悩む。女の体を貪り食うなかで、一抹の不安が心に過ぎる。
「ねえ、わたしのこと、売ったらどう?」
「やめてくれ。悲しくなるから」
女はときどき、俺のことを罵るように泣きたくなる提案をしてくる。俺は心が屈強じゃないから、女のそういう優しさで包んだ悪意とも取れる心配りに疲弊する。
「ねえ、やっぱり、出かけましょうよ」
「嫌だね。俺が、一人でいているように見えるだろう」
「わたしも一人だわ」
「あ、あ」
「動くな」
女から動くからだに熱にうねりに激しい感情が溢れては振り落ちる。どうしたものかと悩んでみても、俺にはなかなか抱き心地のいい女であるから、手放そうにも手放せない。ある意味で廃人のように暮らしている…いや、爛れた生活をしている自覚はあるが、俺にはなかなか膨れた胸と厚みのある尻の触りにはなれられないのである。
「お仕事は、ないのですか」
「いや、気にしなくていい」
女はただ黙って頷いた。そうすると、この女を養っていくには贅沢をさせたいし、何をしようかと悩む。女の体を貪り食うなかで、一抹の不安が心に過ぎる。
「ねえ、わたしのこと、売ったらどう?」
「やめてくれ。悲しくなるから」
女はときどき、俺のことを罵るように泣きたくなる提案をしてくる。俺は心が屈強じゃないから、女のそういう優しさで包んだ悪意とも取れる心配りに疲弊する。
「ねえ、やっぱり、出かけましょうよ」
「嫌だね。俺が、一人でいているように見えるだろう」
「わたしも一人だわ」
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