ファイヤーワークス・フェスティバル
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【サリス視点】
空が音を立てて咲いていた。
金色の大輪、緋色の光、星のようにこぼれる白い火花──
潮風が香る砂浜で、私はレオの隣に立っていた。
けれど目の前の花火よりも、私は彼の横顔から目を離せなかった。
彼の瞳に映る光。
その一つひとつが、胸の奥の、柔らかい場所に触れてくる。
──また、あなたと見られるなんて。
思わず、ぽつりと、呟いてしまっていた。
「また?俺は、お前とは初めて見たぞ」
レオが不思議そうに首を傾げる。
私は、はっとして唇を押さえた。
「え?……やだ、何を言ってるのかしら、わたしったら……」
そうごまかしながらも、心はざわめいていた。
確かに初めてなのに、初めてじゃない気がした。
この場所も、この光も、隣にいる彼の存在も──
胸の奥が、懐かしさで満たされていた。
“この人と、こうして空を見上げたことがある”
そんな記憶が、波の音とともにふいに蘇りそうになって──けれど、それは霧のように手のひらをすり抜けた。
***
「ねぇ、レオ」
花火がひときわ高く打ち上がり、光の華が咲く中で、私は小さく声をかけた。
「ん?」
「また、こうして見られるといいな。来年も、その次の年も──あなたと、ずっと」
言葉にしてしまうと、願いのようで、夢みたいで、少しだけ怖くなる。
けれど、レオは微笑んで、頷いてくれた。
「そうだな。……毎年見よう。どこにいたって、必ず一緒に」
その声を聞いた瞬間、
──この人を好きになってしまう、と思った。
まだ自分でも、これは“恋”なのかは分からなかった。
けれど確かなのは、彼の隣がこんなにも温かくて、落ち着いて、心地よくて。
私は、地上に来て、よかったと思った。
花火が空に咲いて、音が心を揺らすたびに、
彼と出会えた“奇跡”のような日々に、そっと感謝した。
──Fin
空が音を立てて咲いていた。
金色の大輪、緋色の光、星のようにこぼれる白い火花──
潮風が香る砂浜で、私はレオの隣に立っていた。
けれど目の前の花火よりも、私は彼の横顔から目を離せなかった。
彼の瞳に映る光。
その一つひとつが、胸の奥の、柔らかい場所に触れてくる。
──また、あなたと見られるなんて。
思わず、ぽつりと、呟いてしまっていた。
「また?俺は、お前とは初めて見たぞ」
レオが不思議そうに首を傾げる。
私は、はっとして唇を押さえた。
「え?……やだ、何を言ってるのかしら、わたしったら……」
そうごまかしながらも、心はざわめいていた。
確かに初めてなのに、初めてじゃない気がした。
この場所も、この光も、隣にいる彼の存在も──
胸の奥が、懐かしさで満たされていた。
“この人と、こうして空を見上げたことがある”
そんな記憶が、波の音とともにふいに蘇りそうになって──けれど、それは霧のように手のひらをすり抜けた。
***
「ねぇ、レオ」
花火がひときわ高く打ち上がり、光の華が咲く中で、私は小さく声をかけた。
「ん?」
「また、こうして見られるといいな。来年も、その次の年も──あなたと、ずっと」
言葉にしてしまうと、願いのようで、夢みたいで、少しだけ怖くなる。
けれど、レオは微笑んで、頷いてくれた。
「そうだな。……毎年見よう。どこにいたって、必ず一緒に」
その声を聞いた瞬間、
──この人を好きになってしまう、と思った。
まだ自分でも、これは“恋”なのかは分からなかった。
けれど確かなのは、彼の隣がこんなにも温かくて、落ち着いて、心地よくて。
私は、地上に来て、よかったと思った。
花火が空に咲いて、音が心を揺らすたびに、
彼と出会えた“奇跡”のような日々に、そっと感謝した。
──Fin
