エメラルドの檻② ─Aura─【オリジナル夢】
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新しい朝。
陽の光がそっと降り注ぐ草原の道を、一台の馬車が揺れながら進んでいた。
栗色の髪を風に揺らし、サリスはレオの肩にもたれて眠っている。
その寝顔を、レオは微笑みながら見つめていた。
人間として生まれ変わった少女――彼の恋人として、隣にいてくれる存在。
静かに、その髪に唇を落とす。
「……サリス」
小さく囁かれたその名に、彼女は微かに笑ったように見えた。
⸻
長い旅路を経て、ようやく宿へと戻った二人。
だが、宿の扉を開いた瞬間――
「……あんたたち!荷物も置いて、二週間もどこに行ってたんだい!?」
女将の声が響き渡る。目を見開いたその様子に、レオとサリスは思わずたじろぐ。
「に、二週間……?俺たち、三日くらいしか空けてないよな……?」
レオが首を傾げると、サリスは「あっ」と目を見開き、そっと彼の耳元に囁いた。
「……アトランティスでは、地上と時間の流れが違うのよ」
「マジかよ……!」
女将は眉をひそめながらも、無事な姿を見て胸をなでおろした。
「まぁ、生きてりゃいいさ。……ん?」
ふと、サリスの顔を見た女将は目を細める。
「あんた、ちょっと見ない間に雰囲気変わったねぇ」
「アハハ……そ、そうですか?」
苦笑いで誤魔化すサリスに、女将はニヤリと口元をゆがめた。
「まぁ、女にはいろいろあるってね。あたしはその髪の色も好きだよ。……それに良いこと、あったんじゃないかい?」
その瞬間、二人の顔が真っ赤に染まった。
「な、なにも……!」
「そ、そんなこと……っ!」
女将は腹を抱えて笑いながら、奥へと戻っていった。
