死の神様とお茶会をする話
夢主(あなた)の名前
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ティーカップを持つ震えた手を悟られないように、私は唾を飲み顔を上げた。
「どうした?随分と震えているが」
目の前の神様は酷く楽しそうに私を見つめている。まるで捕らえられているかのような気分……ああ、いけないわ、気を強く持たなくては。タナトス様に捕らえられるのは嬉しいけれど思いを伝えるための大切な時間なのだから。
「…ありがとうございます。私と一緒に、その…過ごしてくれて。」
気持ちを伝えるために精一杯言葉を紡ぐ私をタナトス様は綺麗な銀色の瞳で見つめてくれている。
「最初で最後でも本当に嬉しくて…」
タナトス様は美しい睫毛を伏せ唇をほんの少し、綻ばせていた。
「たまには神の恩寵を与えてやるのも面白いものだ。この俺に自ら忠誠を誓った女へ。……夢子よ。」
形の良い唇から紡がれたその言葉は、私の胸の鼓動を早めるには充分なものだった。
「どうした?随分と震えているが」
目の前の神様は酷く楽しそうに私を見つめている。まるで捕らえられているかのような気分……ああ、いけないわ、気を強く持たなくては。タナトス様に捕らえられるのは嬉しいけれど思いを伝えるための大切な時間なのだから。
「…ありがとうございます。私と一緒に、その…過ごしてくれて。」
気持ちを伝えるために精一杯言葉を紡ぐ私をタナトス様は綺麗な銀色の瞳で見つめてくれている。
「最初で最後でも本当に嬉しくて…」
タナトス様は美しい睫毛を伏せ唇をほんの少し、綻ばせていた。
「たまには神の恩寵を与えてやるのも面白いものだ。この俺に自ら忠誠を誓った女へ。……夢子よ。」
形の良い唇から紡がれたその言葉は、私の胸の鼓動を早めるには充分なものだった。