ずっと傍にいて。
夢主(あなた)の名前
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私の生き甲斐はただ大好きなかみさまのお傍にいることだった。私は必死に縋り、どれだけタナトス様へ魂を捧げたいと思っているかを訴え涙ながらに懇願した。そして、私の願いを聞き届けてくれた神様に見つめられながら次第に意識が薄れていった。
「っ……あっ……っ」
視界は真っ暗だった。それでも逞しい腕に抱かれていることは感じられて、頭に添えられた手にどきりとしてしまう。
(タナトス様の……腕の、なか…?)
タナトス様に対して「一緒に眠りたいの。」と頼みこんだことは覚えている。そして、大好きな神様の気紛れに甘えながら次第に眠気を感じていったことも…。
普段の態度からは想像もつかないほどの彼の温もりにあてられ、少し悲しくなるような夢を見てしまった余韻から涙が滲む。
(幸せな時間なのに…泣いてるところなんて見られたくないのに!)
しかし涙を押し殺そうとしても、溢れてしまう。
「っ……ふ、ぅっ……」
「何故泣いている。不満か?神の腕に抱かれて眠ることが」
耳元で不意に囁かれ、いま自分が大好きなかみさまの腕に抱かれているという安心感でさらに涙が溢れた。
「タナトス様……好き、好きっ……わたし、タナトスさまが、だいすきっ!」
タナトス様は何も言わずに私を腕に抱いたままだった。
「わたし、ずっと傍にいたいの。タナトスさま、タナトスさま大好きっ!一人にしないでっ!」
涙でぐちゃぐちゃになった顔を見せたくなくて、彼の胸に顔を埋めた。
「…最後もタナトスさまの傍がいいんだものっ。」
私がそう呟けばタナトス様はふっと笑ったような声を出した。顔をあげれば、彼のうつくしい銀の瞳に見つめられている。
「案ずるな。その時が来ればまた…このオレが直々に手を下してやる、餞にな。」
また、という彼の言葉を疑問に思ったがタナトス様はさらに言葉を続けた。
「それとも…永遠にエリシオンで過ごしたいか?」
「え…。」
どきりと心臓が跳ねる。ずっとタナトス様のお傍にいられるということだろうか。そんな私を、彼はくつくつと笑いながら見下ろしていた。
(どきどきして眠れなくなっちゃった…。)
頬に集まる熱を感じながら、思わず彼のキトンを握りしめた。どうか、このままタナトス様のお傍にいられますように。
「っ……あっ……っ」
視界は真っ暗だった。それでも逞しい腕に抱かれていることは感じられて、頭に添えられた手にどきりとしてしまう。
(タナトス様の……腕の、なか…?)
タナトス様に対して「一緒に眠りたいの。」と頼みこんだことは覚えている。そして、大好きな神様の気紛れに甘えながら次第に眠気を感じていったことも…。
普段の態度からは想像もつかないほどの彼の温もりにあてられ、少し悲しくなるような夢を見てしまった余韻から涙が滲む。
(幸せな時間なのに…泣いてるところなんて見られたくないのに!)
しかし涙を押し殺そうとしても、溢れてしまう。
「っ……ふ、ぅっ……」
「何故泣いている。不満か?神の腕に抱かれて眠ることが」
耳元で不意に囁かれ、いま自分が大好きなかみさまの腕に抱かれているという安心感でさらに涙が溢れた。
「タナトス様……好き、好きっ……わたし、タナトスさまが、だいすきっ!」
タナトス様は何も言わずに私を腕に抱いたままだった。
「わたし、ずっと傍にいたいの。タナトスさま、タナトスさま大好きっ!一人にしないでっ!」
涙でぐちゃぐちゃになった顔を見せたくなくて、彼の胸に顔を埋めた。
「…最後もタナトスさまの傍がいいんだものっ。」
私がそう呟けばタナトス様はふっと笑ったような声を出した。顔をあげれば、彼のうつくしい銀の瞳に見つめられている。
「案ずるな。その時が来ればまた…このオレが直々に手を下してやる、餞にな。」
また、という彼の言葉を疑問に思ったがタナトス様はさらに言葉を続けた。
「それとも…永遠にエリシオンで過ごしたいか?」
「え…。」
どきりと心臓が跳ねる。ずっとタナトス様のお傍にいられるということだろうか。そんな私を、彼はくつくつと笑いながら見下ろしていた。
(どきどきして眠れなくなっちゃった…。)
頬に集まる熱を感じながら、思わず彼のキトンを握りしめた。どうか、このままタナトス様のお傍にいられますように。