氷帝編〜Episode1〜*
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(…あれ…)
いったん目を閉じた鳳だが、すぐにパッと目を開いた。
(…俺…宍戸さんと同じ部屋だっけ…? )
急に疑問が湧いた。思考も滞りがちな眠い中、何かを思い出そうと考えてみる。
必死に考えているのに、何かに邪魔をされているかのように…思い出せない…。
瞼が重い…。
気にすることじゃない…百物語のせいで、変に考えてしまっただけ…。
そう思って再び深い眠りに落ちかけた時…。
シュルシュル…と衣ずれの音がして、向かいのベッドの布団が動くのがわかった。
宍戸が寝返りを打ったのだな、と思って薄目を開けると……。
布団が異様に盛り上がり、掛け布団と敷き布団の間から長い黒髪が垂れているのが見えた。
そうだ…枕に広がるこの黒髪を見て俺は宍戸さんだと思って……
「──っ!! 」
鳳は跳ね起きた。
何で宍戸さん?
宍戸さんは今は短髪じゃないかっ!!