青学編
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「あ、ありがとうございます!」
頬を薄紅に染めた女子が手のひらの包みに感激の声をあげる。
「あの! あたしもです!」
「フフ、そうだね。どうぞ、ありがとう」
またひとつ、華やかなリボンが揺れて緊張で固まる女子に舞い降りる。
「七星のより、可愛いラッピングだね」
春菜はたくさんの女子に配られる包みのほうが綺麗だと言い出した。
「ああ、だって義理のお返しなんだし大げさにしないってば」
「それもそっか」
春菜も納得したようで、うんと頷くと「さ、教室いこ!」と上履きに履き替えた。
不二が取り囲まれた姿を横目に七星も春菜の後を追った。
「おはよう」
「手塚先輩! おはようございます」
今度は教室前になぜか手塚がいた。
「先日は結構な物をありがとう。これはそのお返しだ」
そう言うと、手塚もまた小さな包みを七星に手渡した。
「ありがとうございます……」
廊下、自分の教室、隣の教室、そのまた隣の教室、と、全方向からの視線が刺さる。
「あ、あの! 手塚先輩!」
さっきのパターンだ。再び女子が手塚を取り巻く。
そして手塚もまた紙袋から不二と同じように、七星の物より可愛くラッピングされた小袋を取り出したのだ。
「凄いね、不二先輩といい手塚先輩といい。一体いくつチョコ貰ったんだろうね」
目を丸くしつつ春菜も感心して呟いた。
「ほんとだね」
自分の席に着いた七星だが、机の中に海堂からのお返しがあるのに気がついた。