青学編
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「わぁ、珍しいね隆くん。テニス部休みなの? 」
私は久し振りに見る幼馴染みに病室のベッドから身体を起こすと言った。
「うん、それでこっそり寿司…持って来たよ」
隆くんは手に下げた紙袋からそっと、巻き寿司とおぼしき包みを見せてくれると、はにかむように笑った。
「わぁ、いけないんだ。でもありがと、嬉しいよ。隆くん」
私も笑って紙袋を受け取った。海苔の香りが鼻孔をくすぐる。
「ほんとにお見舞いで、タカさんの彼女じゃないんだね」
しばらく私達のやり取りを見ていた不二くんが、その時初めて口を開いた。
「え? 」
「あ、ゴメンね。僕タカさんと同じ青学テニス部の不二と言います。今日は、たまたま見掛けたタカさんがイソイソと手土産持参で歩いているから、気になってついて来たんだ」