青学編
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「いやほら、お節料理って栗きんとんや伊達巻以外だと、苦かったり酸っぱかったりするだろ?」
それがちょっと、と大石は照れくさそうに笑った。
「そうだよ~俺なんかもうお節飽きちゃったかんね」
「え、まだ二日目っすよ?」
不満そうに頬を膨らませる菊丸に、桃城が突っ込む。
「せめて三が日はもたせましょうよ。んで、三日の夜にカレーライスでどーん!」
「お!! いいにゃ、いいにゃ!! オムレツに海老フライ食べたいよーん!」
話はお節から逸れて、いつの間にか何が食べたいかになっている。
「そう言えば、手塚部……先輩は?」
越前が部室を見回した。
「ああ、手塚なら乾と外で打ち合わせ中だ」
「打ち合わせ!?」
「え、でも寒い外でやらなくてもいいんじゃない?」
大石の言葉に河村と不二が、何か知られてはまずいことでも話しているのかと笑った。
「うーん……特に口止めはされていないけど……」
と、言いつつもしばらくためらった大石だが、菊丸や桃城の「何~教えて~」のつきまとい攻撃に根負けし、話し出した。
「軽い練習をして身体をほぐしたら、氷帝へ行くことになっているんだ」
「氷帝!?」
「そう、新年合同練習お楽しみ大会があるんだ」
「え、何それ」
「合同練習はわかるけど、お楽しみ大会って?」
「正月でお楽しみ大会とくれば、当然隠し芸っしょ!」
「いや、凧上げとか福笑いとかじゃないすか?」
「ねーねー、それならさー優勝者には賞品やお年玉出るよねー!?」
意外な成り行きに、部員たちの期待と想像が勝手に膨らむ。
「当たらずとも遠からずか」
部室のドアを開けて乾と手塚が顔を出した。
「え、マジで!? お年玉貰えるの!? やったね!!」
「あさましいぞ、菊丸」
はしゃぎ回る菊丸に、眉を寄せ手塚はため息をついた。
「ほんじゃ、氷帝に向かってレッツゴー!!」
元気のいい菊丸のかけ声で、それぞれラケットバッグを掴み一斉に走り出した。
fin.