青学編
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「えーと、高寺?」
「はい?」
空の食器を乗せたお盆を手に取ると、担任が話しかけてきた。
「えーとな、美味かった……ぞ?」
「ほんとですか? よかった、ありがとうございます」
どこかぎこちない教師をよそに、七星は素直に喜んだ。
「不二~今日は弁当どこで食べたのさ」
教室に戻って来た不二に、菊丸は口をとがらせ拗ねたように聞いた。
同じクラスになってから、弁当はいつも一緒に食べていたからだ。
「ごめん、急に先生に用事をいい使っちゃって」
いつもの笑顔を向ければ、菊丸もとたんに相好を崩す。
「それより英二、凄いね。あれだけあったおむすび、一人で平らげたんだ?」
菊丸の机にうず高く積み上がっていたおむすびを思い出し、不二は感心した。
「まさか! さすがに途中でギブアップして手塚たちに配って来たよん」
手塚は表情に出さないが、他の連中は突然のおむすびに喜んだろうなと不二は思った。
もちろん自分も。
「そう言えば、七星ちゃんのエプロン姿、可愛かったにゃ」
思い出したように菊丸が言ってニンマリとした。
「そうだね」
不二も何事もなかったように菊丸に同意すると、空になった弁当箱を鞄にしまった。
今日のことは自分だけの秘密。
窓から外を見上げれば、青い空が広がる。
不二の心もこれ以上ないほどの晴天だ。
fin.