青学編
空欄の場合は夢小説設定になります
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
不二と菊丸の前に女生徒が群がる中、七星がお盆におむすびを乗せ、調理実習室から出ていく姿を不二は見た。
「じゃ、僕は先に行くけど、英二はおむすびもっと貰うといいよ」
「え、不二ぃ~」
笑って手を振る不二と一緒に、菊丸も教室へ戻ろうとしたが、
「菊丸先輩、これもどうぞ!」
と、次々差し出されては断れず、新たにラップにくるまれたおむすびを受け取る菊丸であった。
「おむすび持ってどこへ行くの? 七星ちゃん」
階段を駆け足で登り、七星に追いついた不二はにこやかに声をかけた。
「不二先輩!」
お盆のサラダやスープを滑らせまいと、慎重に歩いていた七星は、不意に不二に顔を覗き込まれ焦ってスープをこぼしそうになった。
「と、ごめんね。驚かせちゃった?」
不二も素早くお盆と七星を支える。
「あ、だ、大丈夫です」
本当はビックリしただろうに、一生懸命に笑顔を向ける七星をいじらしく感じる。
「で、どこへ持って行くの?」
不二はもう一度聞きながら、七星とお盆を交互に見た。
「職員室です。あたし達の班が担任の先生の分も作って、持って行くことになっているんです。あたし達はそのまま家庭科の先生と調理実習室で食べますから、担任の先生は職員室で食べるんです」
「ああ、そう言えば調理実習の時はそうだったね」
不二はお盆のおむすびを見つめると
「もしかして先生用のは、七星ちゃんが作ったり、盛りつけたりしたのかな?」
軽く首をかしげて聞いた。