青学編
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「やあ、何を作っているの?」
調理実習室の窓ガラスをノックすると、不二は七星に声をかけた。
「不二先輩!」
七星は驚いたように不二を見た。
しかし、不二の出現で調理実習室にいる女子がにわかに色めき立った。
「えと、三色おむすびにミモザサラダ、わかめスープ……」
はにかむように七星は教科書のメニューを読み上げた。
「へえ、美味しそうだね」
「あのっ! 不二先輩、これ召し上がって下さい!」
一人の女生徒が自分の握ったおむすびを差し出すと、我も我もと不二の前にあふれた。
「ありがとう。嬉しいけど、君達の食べる分がなくなってしまうよ?」
やんわりと断りを入れるが、
「いえっ! 構いません! 不二先輩に食べて頂けるなら、もう……もう」
頬も染まり感極まれりとなる。
「あ、不二だけズルい! 不二が食べないなら俺が貰っちゃうよん」
横からニュッと手を出した菊丸は、何の遠慮もなく女生徒が不二に差し出したおむすびを頬張った。
女生徒は一瞬泣きそうな顔になったが、
「うっは! なにこれうまっ! めっちゃめちゃ美味しい! 凄いよん、ありがとう!」
菊丸の大感動に満ちた称賛の言葉に一気に顔をほころばせた。
(ふふ、英二ってばよっぽどお腹すいてたんだね)
不二が思う中、4時間目終了のチャイムが鳴った。