青学編
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『仄かな残光』
『ゴメン…もうだめみたいだ…』
ずっと、連絡がなかった不二くんからやっとメールが来たと思ったら、それだった。
薄々感じてはいた。日に日に間隔の開いていくメール…。
私から何度か送っても、返事の来ない日々が続いた。
色々と心配はした。体調を崩したんじゃないのかとか、忙しい人だから大変なんだろうな、とか…。
携帯を閉じると、私は病室の窓から外を見た。黄昏の空にはまだ青さの余韻の残る空に、薄い白い月と夕焼けの色を映すいくつもの雲が浮かんでいる。
不二くんとは些細なことで知り合った。
青学のテニス部にいる河村隆くんが私の幼馴染みなんだけど、身体が弱く、入退院を繰り返す私のお見舞いに隆くんが顔を覗かせてくれた時に、なぜか不二くんも現れたのだ。