青学編
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「関東大会から全国大会と続くからね。七星ちゃんには応援して貰いたいな」
「賛成だよん。それなら毎日だって俺のお弁当食べさせてあげるかんね~」
星の話からいつの間にか応援に変わってしまったけど、全国に散らばるあまたのテニス部の中からさん然と光り輝くただひとつの星を目指して、どの学校の部員も汗を流して頑張っている。
それは宇宙でも、地上でもたったひとつのものに変わりはない。
「頑張って下さいね。あたしなら、いくらでも応援します」
あたしは乾先輩、菊丸先輩、不二先輩と視線を移した。
「やった! んじゃ、明日は俺が七星ちゃんの分もお弁当作るかんね~」
菊丸先輩が嬉しそうに言うけど、何だか逆なような気も…。
「英二、不二、乾。何やってる、練習開始だぞ」
大石先輩の声に、立ち上がった。不二先輩と菊丸先輩が先にコートへ入った。木陰は爽やかだったけど、コートは暑そうだ。
日差しがギラギラの日なたを見てそう思ったら
「七星ちゃん、コート際は暑いから、ちゃんと日影にいるんだよ」
乾先輩に言われた。
「乾先輩、応援させて下さいね」
お弁当のお礼、と言ったら乾先輩が笑った。
ああ、読書感想文用の本も読まなきゃ…と思った。
まだまだ暑さはこれからだ。
fin.