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『食べ放題』
「ふぃ~食ったぜ」
チラリと携帯で時間を見た丸井は、満足げにフォークを皿の上に置いた。
「残り時間は15分か…余裕で全種類クリアだな。さすがブン太」
立海のテニス部部長、幸村も改めて丸井ブン太の食べっぷりに感心した。
「いや~これくらい普通だぜ」
それより、と丸井はアイスティーのストローを口にくわえると幸村に視線を移した。
「幸村くんがスイーツ食べ放題に付き合う方が珍しいぜ」
「そう? ここはスイーツ以外にもサンドイッチやパスタ類の軽食やスープもあるし、サラダ類で野菜も採れるから充分元が取れるだろ?」
と、甘い香りの漂う店内を幸村は楽しそうに見回した。
「まぁな。団子やソフトクリームもあるし、一日中いたいところだぜ、ここは」
そう言うと丸井は皿を持って再び立ち上がった。
「まだ食べるのか?」
「勿論。時間はまだあるだろぃ」
にんまり笑うとケーキが並ぶケースに足取りも軽く近付いた。
「それなら俺は…スープとサラダにするか…」
カップを手に取ると幸村も、もう一度スープのコーナーへ足を向けた。
fin.