箱庭~話の花束~Episode1〜
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『往復書簡3』
君に心配かけたくないから、例え再入院していても俺は普段と変わらないメールを君に送る。
会いたくても、会いに来て欲しくても、そんなことは素振りにも見せたくない。
でも、ちょっとやせ我慢のし過ぎかも。
たまに、自分を持て余す。
それに君の学校の話を聞くのは、楽しいけれど楽しくない。
知った名前のやつ、話したことのあるやつ、顔見知りのやつ。君の周りには個人的に近づけさせたくないやつが多すぎる。
でも、結局俺は何も出来ない。君とは違う学校だから。
けれど、守りたいし傍にいて欲しい。
いつも君にメールを送るたびにそう思う。
屈託のない笑顔と同じに明るい文字が画面に表れる。
会いたい、会いたい、今すぐ会いたい、今すぐここへ……来て欲しい。
心は叫ぶけれど、《それじゃおやすみ、また明日ね》と、君の夢見を邪魔しないように区切りのメールを送る。
《はい、幸村さんもおやすみなさい。また明日》
一日の終わりの文章は大体いつも同じ。
でも本当は……
《今すぐ会いたいって言ったら、君はどうする?》
fin.