箱庭~話の花束~Episode1〜
空欄の場合は夢小説設定になります
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『往復書簡2』
関東大会での傷を癒やすべく、手塚は一人南国の地に立った。
仲間達は、自分の留守の間も2回戦、3回戦と勝ち進んでくれるだろう。
信じて委ねては来たものの、時期が時期だけに焦りはどこかにある。
だが、見た目はいつもの無表情。手塚を知る者なら変わらないと思うだろう。
「ふう……」
軽いトレーニングに汗が流れる。
風が暑い。
ひと息ついて空を見上げる。この空は仲間達の上にも続いている。
そして、あの少女の上にも。
今、少女は何をしているのだろう。
気になる。
気になれば迷うことはない。今の自分は周りを気にする必要はない。
決まれば休憩用のベンチに置いた携帯を取り、メールを送った。
ほどなく返事が来ると、幾度も読み返す瞳が優しげに細まる。
会いたい。
つい思ってしまうが、ここはいつものコートから遥かに離れた場所だ。
戻ればまた会える。
いつもの場所に少女はいるのだから。
fin.