青学編
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部屋に戻ると、さっそくパソコンを開いて柚子ジャムの作り方を検索した。
「へぇ…ふ~ん…」
母は感心したようにあちこちクリックしてはチェックを重ね、割に簡単そうなレシピをいくつかプリントした。
「さてと、足りない材料とジャムを詰める瓶を買いに行くわよ、七星」
張り切る母。
でも、売り場で色々な瓶を見ていたらあたしもジャムを詰めて誰かに贈りたいな、とふと思った。
何だか素敵だし、可愛いよね。コルク栓の上からカントリー調の生地をかぶせてリボンで結ぶの。完全な趣味だけど、いいな。
あ、小さい瓶だともっと可愛いかな。あれこれ瓶を見ているだけで想像が広がる。
そうだ、クリスマスプレゼントに手作り柚子ジャムはどうかな。
お母さんと作るんだから、味は大丈夫だし、いいかも。
一人でニヤついてしまった。
「あら、結構いい出来じゃない。さすがお母さんだわ」
味見をする母の自画自賛。
「ほんとだ。よかったね、お母さん」
あたしも手伝ったんだから一応二人の作だけど、あたし一人じゃどう考えても無理だし、よしとしとこう。