青学編
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「ず…随分と大掛かりなんですね」
あたしは感心して不二先輩の話に引き込まれてしまった。
「パソコンなら家にもある…俺ん家来たら? 」
チェックを終えた本をカウンターの中へ運びながら、リョーマくんがあたしを見た。
「…え…」
困った。イブは……。
「それが…イブは跡部さん家に呼ばれてて…」
「跡部が? 」
「…必ず先手打って来るな…」
二人がつぶやく。
「ねぇ、七星ちゃんは跡部の携帯番号わかるよね。ちょっとかけてくれる? 」
「あ、はい」
不二先輩の意外な言葉に驚いたけれど、言われるままポケットから携帯を取り出し、跡部さんの番号をアドレスから呼び出した。
『よう、どうした』
耳に届いた声は少し嬉しそうに聞こえた。
「ふふ、青学の不二だよ。悪いね」
『不二だと? 何の用だ。大体、何でてめぇがあいつの携帯からかけて来やがるんだ』
一転、声が怒り狂う。
「何て言うか…独占禁止法かな。ま、それはさておき、質問に答えてくれない? 」
『質問だぁ? 』
「そう、サンタクロースに関しての。答えられなければ、イブの夜はおとなしく一人で過ごして欲しいな」
『チッ! そういうことか』
「うん、そういうこと。理解が早くて嬉しいよ」