青学編
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「赤鼻のトナカイの鼻が光るだろ? そのわずかに放出される熱源を、NORADが誇る高性能レーダーが感知するんだ」
「リョーマくん!? 」
不二先輩が返却用のカウンターに本を置いたら、内側にいたリョーマくんがジロッと睨みつけるように言った。
「あれ、越前。部活は? 」
「今日は図書当番っス」
カウンターに置かれた本のチェックをしながらぶっきらぼうに言う。
(何で機嫌悪いんだろう…)
あたしは不二先輩とリョーマくんが、何だか険悪な雰囲気なので二人を交互に見ながらどうしようかと思う。
「ふぅん、でも越前もNORADのこと知ってたんだ」
「まぁね、住んでましたし」
淡々と会話が進む。最初に不二を睨んでから越前は、貸出カードのチェックのため、不二を見ない。不二は越前を見下ろしていたが、急に七星に視線を向けた。
「ねぇ七星ちゃん。クリスマスイブは家に来ない? 一緒にパソコンでサンタクロースの追跡を見よう? 」
「え! パソコンで見られるんですか? 」
「うん。ウェブ上で公開されてるんだ。イブの夜に偵察衛星でサンタクロースの出発を確認した後、飛行をレーダーで追跡しつつ戦闘機でも追いかけるんだ」