いつもの青学ヒロインの他に、他校関連のヒロイン全てをまとめて『他校ヒロイン』として登場します。
その他・青学他校混合編〜Episode1〜
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副笑い、百人一首と続く中、凧揚げテニス、独楽回しテニスと珍妙なゲームが展開され、あちらこちらから「バーニング!」「あんた潰すよ!」「天才的ぃ!」「まだまだだね」と掛け声も入り乱れる。
「最終シングルスは、柳と不二で『海辺のテニス』だ」
「海辺? 何だか意味深だけど、お正月と関係あるのかな?」
柳と並んだ不二が、にこやかに跡部を見るとそう聞いた。
「関係ねえが、面白そうだから組んでみただけだ」
フン、と鼻で笑う跡部に
「だが、海辺のと言うのなら何か意味はあるのだろう?」
柳も疑問を口にする。
「なあに、ただの余興だ。海辺と言えば……?」
「海辺と言えば……?」
柳と不二の二人も跡部について復唱するが、どうやら今ひとつのようで跡部が笑う。
「海辺と言えば『海岸(開眼)』だ。柳と不二、試合中先に開眼したほうが負けだぜ」
愉快そうな跡部に、なるほど、と苦笑する。
「先に開眼ってことは、ゲームだけ勝っててもダメってことだね」
「そのようだな。では、どうする? 四天宝寺のようにお笑いでもするか?」
「ふふ、笑ったからと言って目を開くわけでもないんじゃない?」
点を入れても勝利に結びつかないためか、二人はゆるいストロークを打ち合うだけにしている。
「そうなると、いたずらに長引くだけだが、かと言って早期決着の決め手も欠けるな」
「まったく、跡部も妙なものを考えるよね」
柳と不二は困ったような素振りをしながらも、水面下では相手の隙をつく方法を探り出そうと懸命だった。
「でもさ、そんな簡単に不二が開眼するとは思えないんだよね~」
「柳先輩だってそっスよ」
「じゃあ、この試合終わんないじゃん」
「え、それヤバくね? 終わんねーと、いつまでたっても賞品やお年玉が貰えねえってことだろぃ?」
「E~それ嫌だC~」
「俺早く打ち上げで納豆巻き食いてぇんだけど」
すでにゲームを終えた連中が、三々五々と海辺のテニスに集まり、その試合の終わりを待ち望んでいる。
だがしかし、
「くだらないゲームだから終わらせたいのは山々だが、あいにくと負けてやる気もさらさらない」
「ふふ、それは僕も同じだよ。でも、持久戦に持っていっても無駄だからね」
ゆるゆると打ち合う割に、まとう気迫は桁違いに鋭い。
「なあ、俺たちは別に食べててもいいんじゃね? ゲームは終わってるんだし、跡部ん家のシェフだかなんだかも何か運んでくれてるし……つーか腹減ってんだっての!」
叫ぶやいなや、丸井は新たに食事が用意されたテントに突っ走った。